七変化もびっくり

政治や社会について綴る保守系ブログです。
女性天皇、女系天皇の実現に反対、女性宮家の実現に反対の立場です。

稲の花

2016年07月17日 | 園芸
沖へ出てみると、稲の花盛りです。お天気の良い日に、受粉は進んでいます。受粉を終えると,子房は成長します。
約一か月後には、収穫となります。この地域では、お盆過ぎから安定した天候の下で、暑さに耐えながら稲刈りをします。
私の家でも8月20日前後に稲刈りをします。
今年は、春先から暖かく、稲の生育はよさそうです。

~~稲の育つ過程  転載~~

”田植え” された苗が、”分けつ” して株が大きく成長する。

・茎の中で、”幼穂(ようすい)” が出来てくる。

・穂が大きくなり、上に伸び頭を出す( ”出穂(しゅっすい)” )。

・穂には ”頴 (えい、”籾”のもと)” がたくさん付いている。 花に ”花びら” や ”萼” はなく、”頴(えい)” がその代わりをしていて、”頴花(えいか)” と呼ばれている。”頴”は、二枚あり、ラグビーボールを半分に割ったような形で、一方が、他方に少し入り込んでいる。

( ”外頴(がいえい)” と ”内頴(ないえい)” と呼ばれる。 )外観は、籾そのものである。

・”穎(えい)” が開いて6本のオシベが伸び出てくる。花には、6本のオシベと、1本のメシベがあり、メシベの先は2つに分かれている。

・オシベの先の ”葯(やく)” が裂け、花粉が飛び散る。

・花粉が ”穎(えい)” の下方にあるメシベの柱頭に付着する。風媒花であるが、開花前に花粉が熟し、開花時に ”葯” が破裂するため、殆どが ”自家受粉” である。

・花粉は、花粉管を伸ばし、子房に達する。

・受粉が終わると、”外頴”、”内頴” が閉じる。もうこれは、二度と開くことはない。開いている時間は、午前中から昼頃までの2~3時間。

・子房は成長し、一月ほどで、ほぼ ”玄米” の大きさになる。

・殻に包まれた米は、種子で、”籾(もみ)” と呼ばれ、籾殻(もみがら)を剥いだものが、”玄米” で、それを精米して、ご飯として食べているのが ”白米”。
~~転載ここまで~~


正岡子規  気車路や百里余りを稲の花

松尾芭蕉  よの中は稲かる頃か草の庵


稲の花、稲、稲刈りなどの季語を使った有名な俳句は、意外に少ないです