ヒト遺伝子想定的生活様式実践法

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〔メモ〕 子供の学力の変化を今後みていくには・・・ 

2012年12月12日 |  今日のメモ

 師走に入り更新週2ペースに落ちサボリ気味だが、リハビリを兼ね短く。暑いのも駄目だが、寒いと何故か時間がとれないな・・・


 ●の影響によって子供の学力が低下するという説がある。よく知られているのは、アーネスト・スターングラス氏の指摘したもので、大気圏核実験の世代において、高校卒業程度の学力に低下がみられたという報告ではないだろうか。

 チェルノブイリ事故の世代でも、ウクライナかベラルーシかはうろ覚えなので定かではないが(手抜きでスマン)、子供達の集中力が低下したため時短授業制を導入したということがあったらしい。

 我が国でゆとり教育が本格的に導入されたのは、高校レベルでは2003年度からで、ほぼ1987年生まれ(1986年は多くは胎児)からが対象となっている。偶然だと思うが、ゆとり教育自体は、いわば授業時間はそのままにしつつ中身を間引いたものなので、「形の変わった時短授業」ともとらえることができるだろう。

 以上のような背景があって、子供の学力の変化をみるための指標を探していたのだが、次の調査は使えるのかもしれないので、メモしておこう。東京新聞から、 
 
小学生 理数学力が向上 脱ゆとり教育の効果か
2012年12月12日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012121202000100.html

 国際教育到達度評価学会(IEA、本部アムステルダム)は十一日、二〇一一年国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果を公表した。日本の小学生は平均得点が前回調査の結果を上回り、現行方式の調査で初めて学力向上の傾向を示した。文部科学省は「学習指導要領改定で授業時間が増えたのが背景」としており、「脱ゆとり教育」の効果を強調している。

 ・・・

・・・現行方式になった九五年以降、小四の平均得点は下落か横ばいが続いており、目に見える形で上昇したのは初めて。中二は数学が五百七十点(前回と同じ)、理科五百五十八点(四点増)だった。


 ただ、この調査は4年に1度ものなので、タイムリーに変化をとらえるのは難しいだろう。また、前回調査方式を変更したのが、多分これも偶然だとは思うが、チェルノブイリ後に生まれた子供が調査対象となる直前に行われているようで(1995年なので小学4年生は1985年生まれだろうか)、継続的な変化をみることが難しくなっているようだ。

 やはり余り期待できないのかもしれない・・・


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