和泉市職員労働組合blog~地域住民と働くなかまの幸せを願って~

堺市長選挙で現職・竹山氏が維新候補やぶる-住みよい堺市をつくる会、大阪自治労連が声明

29日投開票で行われた堺市長選挙は、現職・竹山修身氏が、維新の会・西林候補を破って再選されました。

堺市長選挙結果を受けて、「住みよい堺市をつくる会」と大阪自治労連がそれぞれ声明・談話を発表しましたので、お知らせします。

~市民共同の歴史的大勝利~堺市長選挙の結果について

                                      2013年9月30日
                                   住みよい堺市をつくる会

 堺市長選挙は、9月29日投開票され、住みよい堺市をつくる会が自主的に支持した現職の竹山おさみ氏が当選しました。
 選挙結果は、竹山おさみ氏が198,431票、西林克敏氏が140,569票、投票率も50.69%と市民の大きな関心が高まるなかでの圧勝でした。
 つくる会に結集して全力で運動をすすめられたみなさん、全国、府下から応援に駆けつけていただいたみなさん、そして、良識ある選択をされた多くの市民のみなさんに心から感謝いたします。ありがとうございました。
 今回の選挙は、維新の会による堺市つぶし=大阪都構想を許すのか、竹山市政の継続で政令市・堺をさらに発展させ、「堺はひとつ」の市民共同でくらし応援の市政を継続させるのかが問われた選挙でした。あわせて、橋下市長が大阪市ですすめている市民のくらし切り捨てや従軍慰安婦発言、職員の思想調査など異常な人権感覚に基づく維新政治に痛打を与えた歴史的な選挙でした。
 相手陣営である維新の会・西林陣営は、橋下代表、松井幹事長が連日堺に入り、国会議員、地方議員などを総動員する、まさに必死の総力戦で臨んできました。
 また、「大阪都」構想による堺市つぶしを許さない私たちの宣伝に、「だまされないでください。」「堺はなくしません。」「堺のお金(税金)は取られません。」といいわけにまわり、逆に、竹山陣営やつくる会と共産党を「堺なくなる詐欺」「ウソ八百」「変な集団」などと罵り、つくる会のビラを橋下代表自らが「違法ビラ」呼ばわりして妨害するなどなりふり構わぬ運動を展開しました。
 しかし、9月11日に私たちが突き付けた公開質問状に何一つ回答できず、挙句の果てには「最終的には住民投票で決定する」から「不利益な提案は否決できます」などと争点そらしを行うなど、その主張は完全に破たんしました。
 一方、私たちの「堺はひとつ」「堺をなくすな」の運動は、「堺はひとつ 市民のマーチ」の大成功に象徴されるように、立場を超えた大きな市民共同が広がりました。
 また、「維新の暴走政治を許すな」との府下や全国のみなさんからの大きなご支援は、私たちの励ましとなり勇気を与えてくれました。
 まさに、維新の会の「堺市つぶし」に対する「堺はひとつ」「堺をなくすな」の市民共同の勝利、府下に広がる維新政治にストップをかける府民共同の勝利といえます。
 同時に、西林候補に投じられた14万余の市民の思いは、いまの政治や経済に不満を持ち「何とか現状を変えてほしい」という市民の気持ちの表れでもあり、より住みやすく活気あるまちづくりをどのようにすすめるのかが、2期目の竹山市長には問われることとなります。
住みよい堺市をつくる会は、今回のたたかいで得た市民共同運動の教訓と財産を活かし、引き続き、政令市・堺市の自治の発展、市民要求の前進をめざして力を尽くすものです。

維新政治ノー、大阪都構想ノーの審判を明確に下した堺市長選挙結果を力に、住民との共同を拡げ大阪の未来を拓く運動をさらに強めよう!!
―堺市長選挙結果にあたって(談話)―

                                     2013年9月30日
                               大阪自治体労働組合総連合
                                     書記長 小山 国治

9月29日投開票の堺市長選挙で、維新政治ノー、大阪都構想ノーを明確にした現職の竹山修身市長が大差で当選しました。
選挙では、橋下・維新の会がすすめる「大阪都構想」に反対する政党や団体などが「堺はひとつ」「堺を守れ」の一致点で市民共同のたたかいがすすみました。民主主義破壊と自治体つぶしが全国的にすすめられるもとで、新しい政治を模索する国民と一致する課題をもとにした共同が政治を動かす力になることを「教訓」として発展させる必要があります。
何よりも、維新発祥の地、大阪で維新の会が敗れたことは、橋下・維新政治への「幻想」がはがれつつあることを示しています。このことは、橋下共同代表の「慰安婦発言」をはじめとした人権感覚の欠如や憲法を蹂躙する独裁的政治手法への国民の批判の広がりが、今回の選挙結果にも反映したものです。あらためて、橋下共同代表にいっさいの公職からの辞任を求めるものです。
大阪自治労連は、「住民のくらしと地方自治を破壊する『大阪都構想』にノーの審判を下し、橋下・維新の会の悪政にストップをかける重大なたたかい」「絶対に負けることのできない『天王山の戦い』」として位置付け、「大阪の自治体労働者の誇りと意地を最大限発揮し、このたたかいの勝利を自らの力でもぎ取ろう」と定期大会で確認し、最終版には300人行動を提起しました。大阪自治労連が、団結の力で、勝利を自らの手でもぎ取った今回の勝利は、大阪自治労連運動のこれからの発展の基礎をさらに固めたものと確信します。
 そして、たたかいはこれからでもあります。竹山修身市長がかかげた①子育てのまち②歴史文化のまち③ものづくりのまち―「堺・3つの挑戦」の公約を住民との共同で実行させること、真に住民本位の市政運営を迫っていくことは、私たち自治体労働者の責務でもあります。
 また、大阪府下に広がる維新政治をストップさせる運動を強め、当面する一連の政治戦をはじめ、2015年の統一地方選挙、大阪府知事・大阪市長選挙を見通したたたかいを構築し、大阪の未来を私たち自治体労働者が拓こうではありませんか。
 今回の選挙結果に確信を持ち、さらなる住民との共同を広げ、いっそう奮闘しましょう。

堺市長選確定得票数
当198,431 竹山 修身
 140,569 西林 克敏

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