ウロ

木の洞に頭突っ込み独り言

隠れた特技

2018年03月02日 | 日記
高校の卒業式だった。
袴を着つけて貰った娘。

私の友人が経営する貸衣装店で美容院を頼んだ。
勤務先の高校に一番近いところで探して貰った。
昔風の名前と店の雰囲気だったが
当日は丁寧に飾って下さったようで
「まるで成人式」だと同僚たちに言われたらしい。

生徒たちにも勿論好評で「かわいい」「可愛い」と何度も言われたと。

それはよかったと思い
だが はっと 主役は誰だよ と気がついた。
成人式なら着物当人が主役だが
卒業式の華は生徒たちではないか。

でもまあ いいか。
花束と色紙を貰った娘は 勿論号泣で。

以前から生徒たちに「泣くでしょ」と言われたとおり。
そして驚くべき事には
生徒が予言したのはそれだけではなく

娘が選んだ着物と袴の色までぴたりと予想してみせたのであった。

その推理力洞察力 勉強に活かせればねえ……


春の嵐 の予報通り起きた時は雷が鳴って雨も降っていたが
袴を着つけて出る頃には雨はやんでいたんじゃなかろうか。
散る桜もなく
生徒たちは背中を押されて旅立っていった。

ああ。あとは看護に進路を選んだ生徒の結果が早く出る事を祈るのみ。
一年前には「とんでもねえ」という成績だった彼女。
その性格からは信じられない頑張りを見せたのだが
いかんせん発展途上。
その延長先にあるであろう彼女の未来を評価してくれたらなあ。


やっとこさ眼科に行けた。
眼底の写真を撮る。
毎度泣かされる検査だが 今回は楽だった。
ひとりだけいる男の子が担当したのだが
彼は目薬をさすのは下手だが 機器の扱いは得意なのか
「まだ?」と思わせる事なく さっさと撮影を終えた。

他の検査は女の子がいいけれど
これだけは彼を指名したいなあ。

それぞれ取り柄があるもんだ。

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