カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

草枕の里を訪ねて(1)

2019-03-17 20:37:54 | おでかけ
 例によって新聞に紹介された場所に出かけることになった。

 今回の場所は玉名市の天水町で小天温泉や蜜柑で有名な所で「草枕の里」などと呼ばれている。

 新聞は「実山(げんやま)」という眺望の開けた里山の頂上付近にある公園で、サクラが満開だと報じていた。

 さっそく出かけることにした。

 目的は、サクラを見ること、漱石ゆかりの地を訪ねること、そして小天温泉に入ること。

 
 (満開のケイオウ桜)

 この「実山(げんやま)」は読み方が覚えづらい。

 現実という言葉もあるから、それはそれで結構ではあるのだが・・・。

 緋寒桜と何かを掛け合わせて出来た品種らしいが、花びらは小振りだが花弁の数は多い。

 根元から何本も幹が出ているのが特徴である。

 展望所からは眼下に蜜柑畑・玉名の平野そして有明海が一望できる。

 
 (有明海方向)

 霞んで見えないが、島原の雲仙岳は有明海を挟んで正面に見える筈だし、天草の湯島(猫島)も見えるのだとか。

 
 (蜜柑と菜の花)

 漱石も「温泉の山や蜜柑の山の南側」や、「天草の後ろに寒き入り日かな」とか、「降りやんで蜜柑まだらに雪の舟」などと詠んでいる。

 漱石が訪れたのは寒い時期だったのだ。

 サクラの開花宣言といえば、ソメイヨシノが基準になっているが、それ以外ならもうとっくに咲いている。

 
 (山桜)
 
 (河津桜に似たサクラ?)

 私は山桜が好きである。

 人の手を煩わさず自然に野山に咲いていて、あまり人騒がせなサクラではないところがいい。

 少し色の付いた若葉とのバランスもよくて、むしろ葉があることでより清々しい感じがする。

 自然に日本の野山に生き続けているこの「山桜」こそ開花宣言に相応しい花だと思うが・・。

 人の手を借りなければ子孫を残すことも出来ない人工品種のソメイヨシノばかりがもて囃されるのも如何なものか。

 昨日益城の秋津川の河川敷のソメイヨシノを見に行ったが、かなり蕾が開きかけていた。

 例年近所の小学校の校門の横にある大きな桜の樹が開花が早いので明日にでも覗いてみよう。

 さて、結構な花見の後は「草枕の里」をぐるりと廻って、漱石と温泉を訪ねたいがそれは又明日のこころだァ。

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