Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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◆ハロウィーンは村人を生け贄にする儀式?!

2024-09-22 15:04:43 | Weblog

写真の説明はありません。
ハロウィーンの発祥はケルト人

 

毎年10月31日に行なわれるハロウィーンでは、仮面を被った子供たちが歌いながら家々を訪れては、
お菓子をねだって楽しむ。日本でもスッカリお馴染みになった。
最近では、この日に仮想パーティーで盛り上がる若者も増えている。
ところが、こんな微笑ましいお祭りが、初めのうちは幽霊祓いの為の呪術的な儀式だったと云うのには驚かされる。
ハロウィーンは、紀元前5世紀にアイルランドに住んでいた古代ケルト族が始めた
「オール・ハローズ・イヴ」と云うお祭りが起源である。

夏が終わる日とされていた10月31日の晩に、ケルト人たちは暖炉の火を消し、
悪魔やお化け魔女の格好をし、騒がしい音をたてながら家の中や外を歩き回った。
人々は死んだ人の魂はあの世に行くまでの十二か月間、動物や人間に取り憑くと考えていた。
その動物や人間を探す10月31日には、自分たちが取り憑かれない様に奇妙な格好をしたり、大きな音をたてたのだ。
そして、村はずれのかがり火を焚いた場所に集まったケルト人たちは、そこで儀式を行なった。
僧により、夏の収穫を太陽の神に感謝すると共に、幽霊を追い祓う為の祈願が行なわれた。
おまけに、すでに霊に取り憑かれたと思われる村人をかがり火に投げ込み、霊への見せしめにしたという。

その後、ローマ人がハロウィーンの習慣を取り入れたが、
紀元61年に人間を生け贄にすることが法律で禁じられた為、人形を使うようになったとされている。

ヨーロッパからアメリカにハロウィーンが伝わったのは、1840年代、
ジャガイモ飢饉でアメリカに逃れて来たアイルランドの移民たちによってである。
お化けカボチャの提灯を作る習慣もこの時持ち込まれた。
また、子供たちがお菓子をねだるのは、9世紀のヨーロッパで行なわれていた
「ソーリング」から来た習慣だといわれている。

当時のキリスト教徒は万聖節の日に、ソールケーキと呼ばれるジャム付きの四角いビスケットを求めて家々を回り、
その代わりに亡くなった親類縁者の為に祈りを捧げた。
これが後にハロウィーンの習慣として残ったという。

楽しいハロウィーンが、元々人間を生け贄にする恐ろしい儀式だったとは何とも意外な話だ。
      

                             呪い あなたの知らない不気味な世界
                                   -あなたも当事者かも知れないー
                                        習俗に秘められた魔の呪術
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