Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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日本の湾岸戦争負担金 総額 1兆6900億円 アメリカより多く出していた戦争不参加の日本の巨額支出

2017-07-21 04:41:52 | Weblog

*戦費を負担した以外にも輸送船や掃海艇の派遣まで...

イラン・イラク戦争後、膨大な戦時債務を抱えたイラクは、原油を大量採掘して原油価格の値崩れを起こしたクウェートに対して、油田の領有権問題も絡み、1990年8月2日、侵攻を開始。8月8日併合を宣言した。
これに対しイラクへの即時撤退を求め、アメリカ軍を始めとする34カ国の多国籍軍は、1991年1月17日イラクへの攻撃を開始した。「砂漠の嵐作戦」によってイラク領内を空爆すると、2月24日イラク領内に進行する「砂漠の剣作戦」を展開。地上戦開始から僅か100時間後に、多国籍軍はクウェート市を解放。3月3日に暫定停戦協定が結ばれ、湾岸戦争は終結した。

この戦争の戦費は、アメリカ国防省の発表によると、610億㌦とされる。その内訳は、湾岸協力会議(GCC)加盟国が中心となったが、アメリカ、ドイツの70億㌦よりも日本の90億㌦の方が多いことに驚かされる。しかも日本は追加支援として40億㌦を支出。
つまり130億㌦も負担している。その割に、日本の国際貢献がほとんど評価されなかったのは、実に不思議である。

      

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                                                      *この本は2013年3月初版されたものです。


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