炎の魔神スルト

ついに完全体となったスルト。
念願の耐性火炎を得、
レベル６ユニットに相応しいスペックに達し、
貫禄の英雄点２点に昇格しました。

１０年以上前に登場したときから
幾度復活しようとスペックが足りないユニットだったあのスルトが
ついに申し分のないステータスを手に入れました。
これまでのスルトはわざと自爆するように作られていたんですよ。
スルトの能力は性質的にはハーピィみたいなワラデックに有利の付くバラマキダメージのはずなんですが、
敵軍パーティのユニット数が増えると自然にダメージは危険域を超え、
能力を使用すると自らも死亡します。
（かといって大型主体のパーティにはダメージが届きません）
しかし火炎耐性を得たことでその最大の弱点を克服し、
新しいスルトは現状のカードプールでも最強の小型ユニット殺しと言っていいカードになったと思います。
能力的にはニーズホッグと同等なんですが、ニーズホッグよりさらにもう一段上と言っていいでしょう。
ブロック対抗環境にはデッドホールがないので
耐性がある限りウィークポイントを使われても火炎ダメージで死ぬことはありません。
発生するダメージ量だけを気にしてほぼ安全に能力が使えるということです。

スルトはブロック１、２の両方で使えるユニットなので
ブロック１の大型偶数ユニットとして運用するとしたら
オークデックの補強ユニットということになりますね。
スルトとオークにはスペル枠以外の親和性はないので
組むとしても破壊将軍とスルトのツートップごり押しデックになるでしょうか。
スペル火＊でブロック１のカードプールなら
ファイアストリームやペトリフィケーション、バルバロッサブラッドなどが使えますね。
火スペルを中心に考えるならアイテム対策や普通タイミングの火力スペルが充実しています。
個々のスペックは高いのですが、スルトのスペックが通用しなかったら
勝てないデックになりそうですね。

ブロック２の火属性ユニットは、すでにオーガの存在が確認されていますが
注目すべきはブレイズ烈火弾とウィークポイントの存在でしょうか。
両方ともスルトと大変に相性のいいカードです。
これだけでもブロック２で組むほうが強そうな気がしますね。
種族オーガとの相性は、レベル奇数と偶数の相性を考えるといいとは言い切れません。
しかし３・５主体のデックでもレベル２ユニットが入らないということはないので
組めないことはないでしょう。
レッドソニアの能力は大型ユニット殺しの能力なので
そう考えれば非常に相性のいい組み合わせです。
ブロック２に存在するオーガともう一つの火属性種族にさらに期待したいところです。
オーガは奇数ならもう一つの種族はおそらく偶数種族でしょうから。