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死者の謝肉祭デック

2014年06月11日 01時25分06秒 | 公開デック
そろそろハルシオンで新しく組んだデックを公開していきます。
2日に1個くらいのペースで公開できたらいいと思っています。

ファントムクイーン ×3
グルーミィ ×3
ゴースト ×1
ホラードローン ×3
プラズマボール ×2
ロトンファントム ×4
コモンドローン ×12

エンタングル ×3
ゴーストマジック ×3
ブラッドストライク ×3
ファンタズム ×3

亡霊の護法陣 ×2
月光の護法陣 ×1
大地の護法陣 ×1
亡霊の魔導円 ×3
流血の護法陣 ×3

どうやらかなりひどいデックだという事で研究の余地ありと判断し、
カードが揃ってなかったんですがコモンドローンを代理カードにして組んでみました。
確かに次の追加がないのにこんな勢力作ったらいかんだろ
と思うくらいにはひどいデックでした。
もとから対策らしいものが用意されてない勢力デックだと
調整で勝てるようにはならないので環境を閉塞させるデックだと思います。
ファントムクイーンとコモンドローンに2択を仕掛けられて
両方どちらが来ても勝てるパーティが作れる勢力でなければ相性で有利が付きません。

まず目を引くのはホラードローン&コモンドローンの先攻パーティですね。
コモンドローン3体、ホラードローン1体、ロトンファントム1体が
標準的な小隊編成だとしてイニシアチブが+4、総攻撃力が16点です。
相手パーティのイニシアチブか、総防御力が高い場合はコモンドローンの数を増やして
イニシアチブ+6、総攻撃力19点まで上がります。
このパーティを、勢力ALLのポイズンスプラッシュだけで処理しようと思ったらまず勝てない。
やってみればわかるんですけどしっかり組まれた神獣とかバードマン等のデックは
ポイズンスプラッシュを3枚積んだらそれでどのデックでも有利に戦えるようになる、
というようなものではないんですよね。
ドローンも同じでポイズンスプラッシュが見えたら撤退の戦術で
スプラッシュ3枚くらいは想定内なんですよ。
ポイズンスプラッシュは使うとしてもポイズンスプラッシュを使った戦闘では
必ず追撃してホラードローンを逃がさない。
相手の目的は消耗ですからポイズンスプラッシュを消費してホラードローンを逃がしてしまったら
パーティを守りきれたとしてもその戦闘は負けだと思わなければなりません。
そのためにはポイズンスプラッシュ以外の対抗は耐性付与と防御アップだけ、
みたいなちょっと前までよく見られた構築では対応できないという事ですね。
ダメージが発生する低コストの能力かスペルがセットで必要。
つまり、そういう事が出来るか、あるいは使いベりしない対抗のパーティダメージの能力があるか、
コモンドローン編隊よりもイニシアチブが速いか、
そういった勢力でなければ、ポイズンスプラッシュ3枚積程度では十分な対策にならないので
結構な範囲の勢力デックが相性的に詰んでるんじゃないかと思います。
まずポイズンスプラッシュ自体が相性で腐りやすく3枚入れるのが難しいカードですからね。
ちなみにですがポイズンスプラッシュではなく行動完了させたり攻撃力を下げるだけの
スリープデイやパワーアブソーバーですと対策にもなっていないと思います。

しかし。
死者の謝肉祭デックにとってコモンドローン、ホラードローンのパーティは
使う側にとっても対戦相手側にとっても実はあんまり重要じゃないです。
これらはあくまで戦力が整った中盤以降に盤面をひっかり回すのが役割で
最序盤で展開が完了するまでのターンを支え、中盤以降も攻め守りの両面で主力となるのは
あくまでファントムクイーンだからです。
相手がどんなデックを使っているかにもよりますが、多くの場合、謝肉祭デックで
戦場の中央ライン、及び本陣を守っているのはファントムクイーンかグルーミィではないでしょうか。
ホラードローンはこちらがフル対抗したら逃げるわけですから。
つまりこちらがそれまでにどれだけ消耗を割いて、回りの地形が全部亡霊で埋まっていようと
ファントムクイーンの守る本陣にタイダルウェイブを持って飛び込む事が出来たら勝ち。
相手本陣前のファントムクイーンを5ターン目に初戦撃破出来たら7ターン目に本陣に飛び込んで勝ち。
ホラードローンが積極的に動き出すのは盤面が整って有利を確保してからですから
亡霊狩りの肝は結局のところファントムクイーンをいかに殺すかだと思います。
もし先ほど話題にしたようなコモンドローン&ホラードローンに対策のない勢力のデックで
死者の謝肉祭デックにどうにかして勝ち星を上げたいなら
ポイズンスプラッシュでホラードローンと鬼ごっこをするより
ファントムクイーンを即死させる20点ダメージソースを積んで
開幕中央突破を狙うほうがベターな戦術ではないかと思います。
コモンドローンとファントムクイーンの両方には勝てないなら狙うはファントムクイーンです。

今回上げた謝肉祭デックはそれを想定して土スペルの枠をエンタングル3枚積にしています。
要はファントムクイーンが殺されなければいいわけです。
ホラードローンにとっても警戒すべきは対抗で殺されて手札に回収できない事ですから
アースシールドを入れるよりは実用的じゃないかと思いました。
そもそもコモンドローンの攻撃に耐えるとしても防御力を上げるより
最前列のコモンドローンを殺すほうが対処しやすいですからね。
コモンドローンに殴られている状況で頑強の薬で耐えるという対処を返された事がないので
(それで追いつけるような攻撃力じゃないですからね)
攻撃力アップ狙いのアースシールドよりは応用が効くと思います。
ホラードローン&ロトンファントム&コモンドローン3体のパーティで
ドローン消滅を含まず2対抗が可能。
かなりの重対抗デックか、アイテムデックでない限りはこれだけでも強いです。

ちなみにですが、ミノタウロスデックは戦斧があるので
ホラードローンに「対策が出来ている側」の勢力のデックに当たります。
少なくともこのデックだと、戦斧を装備したミダスと射手のパーティが
ガリュンバーの瞳とスクロールを持っていたらほとんど何やっても勝てなかったです。
4戦して勝てたのは戦斧3枚が全く引けなかった時の1勝だけですね。
中盤まで相手領土を埋め尽くしていたのに戦斧が1枚引いた瞬間に逆転されたりもしました。
3点オールのダメージも強烈ですが金角やミダスが戦斧を持って迷宮守備兵まで揃うと
12/12くらいまで巨大化したファントムクイーンが殴り負けするようになるので
ファントムクイーンでもドローンワラワラでも対応されてしまいます。
エンタングルをスタンナックルに、グルーミィをアッシュに、ロトンファントムをパイロファントムに
大地の護法陣を灼熱の護法陣に、全部差し替えたら勝てました。
予選大会で使用するならミノタウロスに勝てなければ優勝は不可能ですから
たとえそれ以外に勝てなくなったとしてもこちらのほうが実戦的じゃないでしょうか。
スイスドロー方式の性質上、運よくミノタウロスとの対戦を避けて優勝までいけた、
なんて事は確率的にまず起こり得ません。
ミノタウロスに勝てないデックはそれ以外の全てに勝っても予選は通らないという事なんですよね。



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