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クラーケン

2019年03月05日 22時38分05秒 | カード情報(モンコレDeus)
モンコレDのカード公開が始まって第2回、水のレベル8ユニットクラーケンです。
大砂蟲のような名前被りのない新録ユニットですね。

強さは見てのとおりと言っていいのかな。
8/9/8のステータスにスペル2枠、完了せずに使える攻撃対抗2D点を持ちます。
これまでの水属性レベル8といえばリヴァイアサンでしたが、リヴァイアサンは弱すぎた。
本陣陥落を狙えるユニットではなかった。レベル8で防御力7点とおとなしいデザインでした。
クラーケンでやっとデックに入れてよさそうなレベル8アクアリウムが登場した感がありますね。
クラーケンは防御力8点に加えて、小型ユニットの攻撃はいくらでもカットできる能力を持ちます。
実際にそんなデックがどの程度環境にあるかは別として、
相性によっては特定のデックタイプを1体で完封できそうな性能があるんですね。
20thのレベル8はそういうことは起こらないような慎重なデザインだったんですけど、
単騎で状況を覆せたり圧倒的な強みを押し付けられない大型なら使う意味ないですよね。
クラーケンで本当にぎりぎりデックに入れてもいいかなと思えるくらいにはなったかな。

歩行で特殊召喚もなし、本陣に呼んで1マスずつ歩くしかないレベル8の大型ユニットです。
ただし種族アクアリウム。
トリトンのグランブルーと相性のいいデザインですね。
リソースは全て戦闘力に割り振って、進軍能力は術師で補助する理想のフォーメーションが完成します。
メビウス、リヴァイアサンの深海移動は肝心のトリトンと相性が悪かった。
アクアリウムデックを組んでもシナジーが無いという残念なデザインでしたけど
クラーケンは根本的に手直しされていますね。
英雄でもないですし、これを3体並べてガンガン進軍させていくのは楽しそうです。

問題は、猛毒の触手にパワーカウンターを消費するということでしょうか。
クラーケンは猛毒の触手がなければまともに通用する性能ではない。
それも1個や2個といわず、何個も溜め込んでいつでも一気に吐き出せる状況があって、
はじめてプレッシャーを持てるユニットです。
パワーカウンターを大量確保できる構築でなければデックに入れる意味がない。
術師トリトンで、且つパワーカウンターを溜められるデッキが作れないとデッキに入れる気にはならないな。
その当たりどうなんでしょうか。
追加新術師を使わないとパワーカウンターが増えないならクラーケンは使えない気がしますけど。

20thで攻撃対抗2D点ダメージはそんなに強いものではないです。
確実に狙っていけるのはレベル3以下のユニットまで。
即時不可ユニット以上だと安い多少いい目を振っても1対抗で防がれる程度。
スペル枠はリミット8で2枠なので、一気に2、3回使えて対抗数的には標準なんですね。
ただしこれを使われる側の視点で見ると1回でも10以上の目を振られてしまうと
クラーケンの防御力8点を貫く手段がなくなってしまうので
攻撃を主体とするデックでは万全の手札がないと攻められません。
スペル水*だとリップルDualを1回は使えるので
相手のデックによってはかなりの相性が付くユニットです。
また能力を使って行動完了になりませんので、
相手の総攻撃力を7点以下までカットすることができれば9点による反撃ができる。
行動完了型特殊能力がないユニットが相手ならいくらでも無双してもおかしくはない。
そのくらいの制圧力はありますね。

猛毒の触手が行動完了を伴わないというのが、クラーケンの最大の特徴ですね。
ウォータードラゴンやリヴァイアサンの津波では能力を使用した時点で
大型ユニットの撃破は諦めなければなりませんから陥落能力はほとんどないようなユニットでした。
津波の能力がある分防御力は抑え目にされているので能力無しに攻撃に耐えることはできませんし、
攻撃と防御が同時にできなかったんですね。
従来のモンコレのルールだと、ユニットの特殊能力のコストは
ユニットの行動完了、スペル枠の消費、手札の破棄などでしか表現できなかった。
手札1枚の破棄で何度でも宣言できる特殊能力だとダメージの低い能力しか作れません。
2D点のダメージを1回の戦闘の間に複数回宣言できる特殊能力は
パワーカウンターのルールの発明がなければ作れないデザインでした。

猛毒の触手で耐えて反撃する、という連携は後攻時でなければできませんから
術師ハイドラとも相性のいいユニットですね。

モンコレDでのクラーケンの性能は対抗2D点でどのユニットもなぎ払う悪魔のユニットです。
どうやらこのダメージを対抗で防ぐ手段はモンコレDにはほとんど収録されてないみたいです。
速攻タイミングでパンプアップして2D点が届かないサイズになっておくか、
火属性のスペルで焼くかするしかないみたいですね。
モンコレDは最初のデック選択でプレイングの優劣を競うゲームなので
水属性を取られているのにクラーケンに勝てる属性を抑えていない時点でプレイングミスなんですが、
2Dで7以上が触れる確率は16/36。10点以上が出る確率は1/6です。
平均的な目を振れるだけで簡単にゲームが詰んでしまうくらいには強いです。
モンコレD基準で2D点は強すぎるんですが20th基準だとせめて2D点は欲しかったので
収録カードのバランス調整はモンコレDより20th環境での使用を優先しているのだと思います。
ただしわたしはそれで正解だと思います。

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