太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

どんぶり

2016-01-24 16:16:52 | 食べ物とか
どんぶりものは、ハワイでも普通に食べられている。

日本のように、家族の食卓に出てくることはないかもしれないが、

「DONBURI」の知名度はかなりのものだ。


庶民的な日本食レストランのメニューは、だいたい「コンボ」メニューと

定食メニュー、そば・うどん、単品、どんぶりもの、鍋物、と分かれている。

「コンボ」とは、20種類ぐらいのおかずの中から、2品か3品選ぶと、

四角いお弁当型の入れ物に、ごはんとサラダ、漬物などと一緒に盛られてくるもので、

違う種類のおかずがいくつか食べられるので、「コンボ」は人気がある。



今日はがっつり食べたいという時には、どんぶりものが気になる。

「コンボ」もボリュームの点では負けていないが、どんぶりならではの楽しみがある。


おかずと、ごはんを、どのような割合で食べていくかという算段をするのも楽しいし、

片側からざっくりと深く、器の底がみえつつ食べ進めていくか、

表面を平行に崩しながらいき、おかずの汁がしみたご飯と、白いご飯の部分を

交互に味わいつつ、かつ、おかずの一部を最後に残しておき、

白いご飯とともに有終の美を飾るのがいいか、迷うのも楽しい。


難しいのは、漬物をどの段階で食べるか、である。

大鉢に漬物が盛られているなら安心していられるけれど、

だいたい、箸で2回もつまんだらなくなってしまうぐらいしかない。

この貴重な漬物を、いかに有効に食べるかは、ほんとうに難しい。

前半は、漬物を目の端で見ながら手をつけず、後半になって、

濃い味が続いたあたりに一口、白いご飯が続いたときに一口食べてみたりするが、

いったい正解はどれなのか、いまだにわからないままだ。



今日はどんぶりにしようと決める。

次は、どのどんぶりにするか、だ。


天丼、カツ丼、親子丼ぐらいしかないが(ウナギ丼はさすがに高すぎるのか、滅多に見ない)

この3種類のどんぶりは、どれも個性的で、どれを食べるかで全く違う種類の満足を得るので

気をつけて選ぶ必要がある。


私の場合、親子丼を選ぶことはまずないから、

天丼かカツ丼か、になるわけだけれど、どちらも捨てがたい。

天丼の、さくさく衣に甘いタレがからんだ味も、カツ丼のずっしりとした重みと

汁を吸った玉ねぎや卵の味も大好きだ。



ああもう、どちらも同じぐらい好きで、どちらかになんて決められない・・・


二人の人を好きになった乙女のような気持ちになり、

しかし、僅差で 天丼 になったりする。

その差は、『家で作れないから』。

さくさくのてんぷらを作ること自体、私には難易度が高いし、あのタレもうまくできるか

わからない。

カツ丼なら、似たようなものは作れると思う。


といっても、作りゃしないんだけど。


「結局、庶民的な俺よりも、セレブなあいつを選んだのかよ」


というカツ丼のつぶやきを聞きつつ、

天丼が運ばれてくるのをわくわくして待つ。



日本で食べる天丼を想像したら、がっかりする。

どんぶりの蓋からはみでそうな海老とか。

海老は、あることはあるけれど、丼ぶりに収まるぐらいのやつ。

あとはいろんなものがてんぷらになっている。

にんじんとか、ズッキーニとか、茄子。

高級なレストランに行けばまた違うのだろうが、

これがハワイの天丼だと思えば、べつにこれはこれで美味しく食べられる。



私が親子丼を頼まない理由は、また今度。






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2 コメント

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Unknown (みき)
2016-01-25 19:08:02
あらー、シンクロ。

きっとシロちゃんがこの記事を
書いていた頃、街に出た私はヤボ用を済ませ、
一人ランチで、天丼にするか
カツ丼にするかを迷っていた頃だと思うわ。

結局カツ丼にしたわけなんだけども。
セレブくんは食べ飽きた(と言ってみたい)。

カツ丼&温そばというじゅるるな定食だったわさ。
それもポイントカード1000円を使ったので、タダ!
タダで食べられるってなんてステキなことなんでしょう。


みきちゃん (シロ)
2016-01-28 00:32:27
なんと、みきちゃんはカツ丼にしたと?!
セレブは飽きて、あえて庶民派でいくと?!
庶民派なのに、温蕎麦という持参金までついてきた?

しかも、その庶民派をポイントカードでタダで頂いたと?!

くーー!やるなァ

ハワイには日本みたいにポイントカードシステムがあまりないのが淋しい限り。

今度はカツ丼にしてみる。

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