太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

甘いのか甘くないのか

2018-08-16 19:20:30 | 日記
日本のテレビ番組を、夫と二人でみていた。

若い女性のリポーターが、街を紹介しながらおいしいものを食べる。

10分ぐらいみていて、夫がぽつりと言った。


「うん!って言うよ」

「は?」

「見てな、うん!って言うよ」


麺のスープを一口、口に入れたリポーターが、一呼吸おいて大きくうなづきながら

「うん!まろやかですねー」

何か食べるたびに、一呼吸おいて、「うん!」とうなづき、感想を言う。

「ほんとだ、言ったワ」

「ね、いつも同じだよね」


次の場面では、リポーターが二人になった。

若い娘さんが二人で、食べ歩きをしている。

ケーキを食べて、一言。


「甘くなぁい!」


そして二人で、甘くない、甘くない、甘くなくておいしいと言い合い、食べる。

次の店で、カルパッチョを食べて、一言。


「甘ーーい!」


そして二人で、甘い、素材の味が甘くておいしい、と言い合い、食べる。

造り酒屋の試飲では「甘い」、うどんやの出汁は「甘い」、ぶどうのソフトクリームは「甘くない」

インドカレーは「辛いけど甘い」。

それをみていた夫が言った。


「味って甘いか甘くないか、なわけ?」


わかる。そう言いたい気持ちはわかる。

ボキャブラリーが貧しいのもあるけど、味の説明はなかなか難しいと思う。

日本のこういう番組は、味を説明しなくてはならないという決まりでもあるのだろうか。

アメリカにも食べ歩きはある。

彼らは、その食べ物の味をいちいち説明はしない。

「これはうまい!」

その程度で、店の人との会話や、その食べ物に関する話、その街の話などがもりあがってゆく。





そんなやりとりがあってから、

日本の食べ歩きをみるのがおもしろくなってきた。

「見てな、甘いって言うよ」

「ほら言ったぁーー!」

自分が食べているものの味を説明せよと言われたら、私も夫も気のきいたことなど言えるわけがない。

一呼吸おいて、「うん!」とうなずき、甘いだの甘くないだの言うに決まっているのに、

まったく感じが悪い視聴者だと思う。












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