太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

大吉も大凶も私次第

2018-11-11 14:23:08 | 日記
昨日、仕事を終えて帰ろうとしたら、駐車場にとめてあった車の左前がべっこりとへこんでた。

ああ、そのときのショックといったら・・・・・・・

従業員用の駐車場で、昼間は従業員は車を動かさないから従業員ではない。

観光牧場の敷地を借りているので、そこの作業員がよく出入りしているから

きっとその中の誰かがぶつけて逃げたに違いない。


昨年、日本食スーパーの駐車場で自損したのと同じ場所。

自分でやったならあきらめもつくが、当て逃げはあんまりだ。

職場の人は、まず警察を呼んでリポートを作らないと保険でカバーできないから警察を呼ぶべきだよ、と言ったんだけれど

先に夫に電話したら、いいからそのまま帰ってきな、という。

どうせ保険なんかおりないんだし、運転できる状態なら帰ってこいと。

その夜は街に出て映画を見る予定で(ちなみに日本映画の「万引き家族」)チケットも買ってあった。

警察を呼んで待っていると、映画はあきらめないとならない。

車の中で、私の後ろの人たちにひとしきり罵詈雑言を言い、

逃げたやつなんか、うーーーーんと痛い目にあっておしまい!!と呪い爆発。

そのまま家に帰ると、夫はちらっと車を見ただけで、一言も触れず、ふざけたりしながら食事して映画に行った。

映画はおもしろくて、満足して帰ってきたら、友人のVICKYからメッセージがきてた。



老舗のギャラリーがホノルルにあって、そこのオーナーが私の作品を店に置きたい、という話。




VICKYはグラス・アーティストで、何年もそのギャラリーに作品を置いている。

私はさんざん彼女から、作品を持って行けば?と勧められていたんだけれど、断られるとショックという

意気地のない理由で腰が上がらない。

業を煮やしたVICKYが、自分がそこに行く用事があるときに、私の作品をいくつか持っていって

オーナーに見てもらうように置いてきてくれたのが数週間前。



ちょうどそのタイミングで、そのことを何も知らない夫の両親がたまたまそのギャラリーに行き、

そこにいた人に、実は息子のヨメがアーティストで・・・という話になり、じゃあ作品をメールで送ってください、

といって名刺をくれた。

その人が、オーナーだった。

すでにVICKYが作品を持っていって、返事待ちのときだったから、メールをする前にVICKYに話すと

改めてオーナーに返事の催促のメールを送ってくれて、その返事が昨日来たというわけ。

オーナーはとても私の作品を気に入ってくれて、同時に私のところにもメールをくれた。

そこに置けたらいいなあ、と思っていた願いが叶った。






当て逃げとギャラリーのはなしは、いっけん何の関係もないようにみえるけど

昨夜、VICKYのメッセージを受け取ったあとで思った。

あのとき、警察を呼ばないで、 楽しいと思うことを優先してやってよかった、 って。

ぶつけられた、逃げられた、あたまにくる、そういう思いはもっちろん爆発したけど、

いつまでもその思いをひきずっていたって仕方がない。

それで車が元に戻るわけでもなし。



二度も同じ場所をやったから、これはきっと左前方が注意散漫になってるよ、ということなんだよ、

と友人が言った。

昨年の自損のときはバンパーが外れて、ドアも凹んで運転できなかったけど

今回はバンパー部分だけだから運転に支障なし。

職場の人が、来週、内側から叩いて凹みをもとに戻してあげる、完璧にはならないとは思うけど、と言ってくれた。

今日になって、夫も同じことを言った。




起きてしまったことに対して、どんなふうにも思うことができる。

もしかして私が負うべき、逃げられない出来事であるなら、人身でもなく相手もない(そりゃ逃げたからね!)

と思えば、まあ多少はラッキーだったということに、むりやりできないこともない。

どんなふうにみえる出来事も、その意味は大吉にもなれば大凶にもなる。

私が大吉だと思えば、それは大吉になり、

大凶だと思えば、それは災難のまま私の人生の記録に残る。

逃げたやつに呪いもかけたし、そうでなくても自分のしたことのツケはどこかで払うことになる。



そんな大波の土曜日であった。





にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿