太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

なんとかランド

2017-12-07 19:11:54 | 日記
ディズニーランドが苦手だという人はどのぐらいいるだろう。

私は30年ぐらい前にディズニーランドに1度、12年前にディズニーシーに1度行った。

友達や恋人といけば、どこだって楽しいに決まっているから、私もディズニーランドはそれなりに楽しかったけれど

また行きたいかと言われたら、NOである。

夢の国、というその世界に、私はどうしてもしらけてしまう。

コンセプトもアトラクションも設備も素敵だと思うけれど、

夢の国を演出しようとすればするほど、それ全体が無理して笑っているようなぎこちなさを感じてしまうのだ。

ディズニーランドができたとき、私はもう社会人だった。

私が子供の頃にディズニーランドがあったら、あるいは私に子供がいたらまた違ったかもしれない。

ミッキーマウスの形のパンケーキの写真を撮ったり、

着ぐるみと写真を撮ったり、ミッキーの耳をつけて楽しそうにしている人たちを私は羨ましいと思う。

私もパーっと現実を離れて楽しめたらどんなにいいだろう。

年間パスを買ってまで行きたい、楽しい場所があるなんて本当に羨ましいと思うのだ。





この地球でのわたしたちの人生を、遊園地にたとえることがある。

誰一人として例外なく、私達はみずから望んで、親や国を選んで生まれてきたらしい。

肉体を持つ前にいたところは、何かを望めば瞬間に叶っているという場所で

それではあまりにつまらないので、おもしろそうな地球に人間として生まれてきた。

その地球という遊園地には

「望んでもなかなか叶わない屋敷」とか

「自己嫌悪ってどんな感じメリーゴーランド」とか

「山あり谷ありドキドキコースター」など楽しいアトラクションが満載だ。

さらに面白くするために、ここが、なんとかランドであることを一旦忘れてから来るという念の入れよう。

なんとかランドであることを思い出すことさえ楽しめる。



なんとかランドのアトラクションで、深刻な恐怖に陥る人はいない。

スリルがあっても、それはただのアトラクションだと知っていて

ただそのスリルを、お化け屋敷の怖さを体験したいだけだからだ。

かわいいキャラクターの中にはバイトの人間が入っているのを知っていて、楽しんでいるのだ。




私はディズニーランドでしらけているというのに、

このなんとかランドでは、深刻に怖がったり、着ぐるみの中におっさんがいるとも知らずに

見かけを本物だと思い込んでいる。

アトラクションに、良いも悪いもない。

三回転するジェットコースターが悪くて、穏やかなコーヒーカップが良いわけではないように

なんとかランドでは、金持ちになって豪遊するアトラクションも、マフィアに追われて逃げ回るアトラクションも同じ。

ただその「感じ」を楽しめる、それだけだ。



私は心に余裕のあるときだけ、「人生は遊園地だからねえ」と言い、

いざ何かが起きればそんなことは忘れてしまう。

ディズニーランドに行った時のような、しらけるほどのゆとりが半分でもあったらいいのに、

まったく情けがないのである。









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