太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

わけ

2017-12-06 08:02:59 | 日記
夫が仕事を辞めるとき、私はその理由を改めて聞いたことはない。


ハワイに戻ってきて最初の仕事は、最初からストレスが多かったことはわかっていて

よく2年近くも続いたと思う。ここでウツがドカンと出てきた。

次の仕事は半官半民の、わりといい仕事だったけれど、パートタイムのポジションしかあいていなかった。

いつフルタイムになれるかわからず、1年以上続けたところで次の仕事が決まった。

そこは仕事内容も待遇も破格によかった。

ああもうこれで安泰だと思った。

ちょうど私達の家を建て増しした時で、ハワイに戻って3年、やっと定住したという気持ちだった。

1年半ちょっとは元気に行っていたが、だんだん怪しくなってきた。

こんな良い仕事を辞めませんように、という私の願いもむなしく、2年余続けて夫はその会社を辞めた。



そこまでが、夫の専門分野のオフィスワークの仕事で

その次がアイスクリームファクトリーで1年半、1日14時間働くレンタカーオフィスで半月、プラントナーサリーに至る。



既に辞めてしまったものを、辞めた理由を聞いたところでどうしようもない。

もしも聞いて、その内容によって私がストレスを抱えるのは嫌なのだ。

私と夫は違う人間で、なにがどれだけ嫌なのかという基準はまったく違う。

「そんなことぐらい、なんで我慢できないの」と思うのも嫌だし、

そう思うことで夫を見下すような気分になるのは、もっと嫌だ。

だから、理由なんかどうだっていい。大事なのはこれからどうするかだ。



ところが昨日、なにかの話の弾みで、聞いてもないのに夫がレンタカーオフィスを辞めた理由を話した。

そこは安くて人気があるレンタカーなのだが、カスタマーサービスがひどい。

安いから、貸す車の状態もそれなりで、車を見た客が他の車に変えてほしいということがある。

夫は客の希望に沿うよう、走り回って車を手配したり、窓口でいろんな相談に乗ったりするのだが

そこで上司がやってきて

「この車が嫌なら返金するからどこかよそに行ってくれ、話はそれだけ、はい次!」

客が怒ろうがお構いなし。

そして夫には、客が何を言おうが適当に聞き流しとけ、サービスより金だ、と言う。

「だから給料はいいけど、ぼくはとてもそういうところにはいられないと思ったんだよ」


そういうことだったか。

私もそういうところでは働きたくないかも。






おとといから、夫はプラントナーサリーに行き始めた。

初日は1日で日に焼けて帰ってきた。

「どうだった?」

「楽しかった、みんないい人ばかりだし」

「妖精、いた?」

「まだ見てない」





今日になって夫は、


この仕事は日本で英語を教えていたのと同じぐらい好きだ


と言った。

夫にとって日本で暮らした5年間は夢のように楽しい時間で、

ふるさとであるハワイに来ても3年ほどは、日本に戻りたいと言っていた。

長く続きますようにと願うのはもうやめる。

夫が健康で楽しい気分でいますように。

私は自分がそうありたいと思うように、結局私が夫に願うのもそこなのだ。












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