太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

匂いの元

2016-02-12 20:28:06 | 日記
先週、福岡からいらしたお客様が、

雪で飛行機が飛ばないかと思った、という話をされた。

12月の日本はそれほど寒くはなかった。やはり年を越してからが、

寒さの本番なんだろう。

ハワイもそれなりに寒くはなってきて、朝、ウォーキングに行く時には

Tシャツを二枚重ねの上に、薄手のパーカーを羽織り、温かくなるように

なるべく早足で歩く。

少し傾いた北斗七星を眺めながら。

夜は、上にかけるシーツの上に、綿のブランケット、

その上にフリース風のブランケット、そしてキルトのベッドカバー。

というぐらい、肌寒い。

あの暑がりの夫が、氷水の代わりに熱いお茶を飲むのだから、かなりの寒さといっていい。



今日の本題はコレじゃなかった。


先日、隣家から魚を頂いたので、叔父叔母などを招いて

グリルで焼いて食べることにした。

日本みたいに魚焼きグリルがあるわけないので、焼くのは何でも

バーベキューのでかいグリルだ。

仕事から帰ると、既に夫が魚を焼き始めていた。

シャワーを浴びてダイニングに降りていくと、焼きあがった魚が

皿に盛られるところだった。


なんだか、ものすごーく臭いんだけど?

この匂いは間違いなく、魚が傷んだ匂い。

隣家から頂いた魚は、昨年彼らがアラスカで釣ってきた魚の残りで、

釣ってすぐに切り身にし、味をつけてから急速冷凍したもの。

時々お裾分けしてもらっていて、いつも美味しく食べていた。

いよいよ、それが悪くなったのか?

でも誰も匂いについてコメントしないので、指摘しにくい雰囲気だ。

ちょうど、夫がスーパーで買ってあったサーモンも焼いたので、

私はそれを食べよう、と自分本位なことを考えていた。


いざ、食す時になり、私はその臭い魚を用心深くつついてみた。

小指の先ぐらいを切って、匂いを嗅いでみると、臭くはない。

もし腐っていたら、誰かが食べる前に思い切って言おう、と思ったのに

普通に美味しい魚だ。

まだ漂ってくる匂いの元を鼻で辿ってゆくと……



犯人はカリフラワーであった。



生のカリフラワーをグリルで焼くと、腐った魚の匂いがするなんて??

知らなかったなあー!

一般常識からズレている私だから知らないのか。

味は美味しいんだけど、カリフラワーは生で焼いちゃいかん。


この匂いで思い出したことがある。

お食事中の人は、ここでやめておいたほうがいい。



昔、勤めていた会社でおでん大会をやることになり、私が豚モツを買う担当になった。

私は買った豚モツを車に乗せ、そして、その存在を忘れた。

夕方買って、翌日も丸一日車の中に放置された豚モツは、一体どんな香りを放つと思う?

冬とはいえ、太陽の下にさらされた車内で。

仕事を終え、車のドアを開けた私はただならぬ匂いに悶絶しそうになった。

それはまるで、う○この匂いなのだ。

なんで私の車の中に、今朝はなかったう○こがあるのか。

私しか乗らないから、一瞬自分を疑ったけれど、覚えはない。

そして発見されたのは、ラップがパンパンに膨張した豚モツだった。

しばらく車はひどい匂いだった。




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