私は基本的に木曜日と日曜日が休みなのだが、このサイクルが気に入っている。
日本で働いていた頃は、毎日曜日と、隔週で土曜日が休みで
土曜日が出勤だと、5日続けて働くことになって、とても長いと感じたものだ。
今は、2日働いて1日休み、3日働いてまた休み。連休はないが、この飛び石シフトはなかなかいい。
平日が休みだと、日曜日にはできないことができる。
1番が病院で、あとは銀行や郵便局。
という訳で、今日は歯医者の予約があった。
半年に１度のチェックアップだけだったので、すぐに済んで、
ベレタニア通りにある、そのビルからアラモアナまでてくてくと歩いた。
その日は、夫に送ってもらって、夫の仕事が終わるお昼ごろにアラモアナで待ち合わせしていたから
歩くしかない。
普段の移動は車ばかりで、私は初めてその道を歩いたことになる。
歩くと、車では気づかない景色に出会えるし、
渋滞しながら進む車よりも、自分のテンポで歩くほうが気楽で、しかも意外と距離がなかったりするものだ。
アラモアナまでの途中で、久しぶりに韓国コスメの店に寄る。
冷やかすだけのつもりが、しっかりＢＢクリームと、なんとかという保湿クリームを買った。
保湿クリームはパンダの形の容器に入っていて、子供の頃のおもちゃの化粧品を思わせるが
使ってみたら、わりといい感じ。
韓国コスメもいろいろあって、私が使っている化粧水は高いほうで、１本７５ドルもする。
（それを事情があって、かなり安く複数購入したのだけれど）
この店の韓国コスメはどれもお手ごろ価格で、こんな値段で大丈夫？と思うほどなのだが
最近のコスメには珍しく、たっぷり使ってある香料も、好きな香りだし、
今のところ、それほどハズレがないので、もうしばらく使ってみることにする。
アラモアナに着いて時間をみると、待ち合わせまで４０分ほどある。
カフェで飲み物を買って、本でも読むつもりでいたけれど、ふと思い立ってワイキキまで歩くことにした。
私が場所を確かめてみたいと思っていたところが、ワイキキにあり
昨日、ランチタイムにコーヒーを買った店で、たまたまその場所の名前が出てきて、
その人の説明によれば、アラモアナから歩いて１０分かからないという。
片道１０分なら、余裕で行って戻ってくることができる。
車では行きたくないワイキキも、歩いてなら行く気にもなった。
パンパカパーンと音がしそうなぐらい、どかーんと空は晴れ渡り、太陽はさんさんと降り注ぐ。
直射日光は肌を刺すようだけれど、木陰に入ると心地よい風が気持ちがいい。
まさにこれがハワイ。動いても汗が出ない。
歩き日和じゃないか。
アラモアナ ブルバードをワイキキにむかって歩く。
橋をわたると、車では気づかなかったけれど、運河の両側にベンチが並んでいたりして
涼めるようになっている。
存在しか知らなかったホテルや建物の名前がわかる。
あの道とこの道がこうなっているのか、というのもわかる。
片道１０分かからないはずが、実は１５分はたっぷりとかかった。
説明してくれたのが女性だったから、それは仕方がないだろう。
距離感覚がしっかりとした女性も確かにいるが、たいていの女性は、とくに私は
まったくそれがない。
人に場所を説明するときに、「その道をずーっと行って」とか、「しばらく行くと」という言い方しかできないのだ。
「いくつめの信号を右に曲がると」とか「２０ｍぐらい行くと」と言える人は天才じゃないかと思う。
毎日とおる道ですら、どこにいくつ信号があるか、果たしてこの距離が何メートルなのか全くわからない。
途中でアイスコーヒーを買って、飲みながら来た道を戻る。
人々が楽しそうに歩いている。
このあたりは旅行者が多い。旅行という非現実な場面で、人の気持ちは高揚して、みな幸せそうな顔になる。
太陽を浴びて、どこまでも青い海を眺め(マジックアイランドまで足を伸ばしてみた）風に吹かれて歩いていると
この世に悪なんかないんじゃないか、という気持ちになってくる。
普段は、ウォーキングを目的にして歩くけれど、
どこかに行くために歩くのも楽しいものである。
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日本で働いていた頃は、毎日曜日と、隔週で土曜日が休みで
土曜日が出勤だと、5日続けて働くことになって、とても長いと感じたものだ。
今は、2日働いて1日休み、3日働いてまた休み。連休はないが、この飛び石シフトはなかなかいい。
平日が休みだと、日曜日にはできないことができる。
1番が病院で、あとは銀行や郵便局。
という訳で、今日は歯医者の予約があった。
半年に１度のチェックアップだけだったので、すぐに済んで、
ベレタニア通りにある、そのビルからアラモアナまでてくてくと歩いた。
その日は、夫に送ってもらって、夫の仕事が終わるお昼ごろにアラモアナで待ち合わせしていたから
歩くしかない。
普段の移動は車ばかりで、私は初めてその道を歩いたことになる。
歩くと、車では気づかない景色に出会えるし、
渋滞しながら進む車よりも、自分のテンポで歩くほうが気楽で、しかも意外と距離がなかったりするものだ。
アラモアナまでの途中で、久しぶりに韓国コスメの店に寄る。
冷やかすだけのつもりが、しっかりＢＢクリームと、なんとかという保湿クリームを買った。
保湿クリームはパンダの形の容器に入っていて、子供の頃のおもちゃの化粧品を思わせるが
使ってみたら、わりといい感じ。
韓国コスメもいろいろあって、私が使っている化粧水は高いほうで、１本７５ドルもする。
（それを事情があって、かなり安く複数購入したのだけれど）
この店の韓国コスメはどれもお手ごろ価格で、こんな値段で大丈夫？と思うほどなのだが
最近のコスメには珍しく、たっぷり使ってある香料も、好きな香りだし、
今のところ、それほどハズレがないので、もうしばらく使ってみることにする。
アラモアナに着いて時間をみると、待ち合わせまで４０分ほどある。
カフェで飲み物を買って、本でも読むつもりでいたけれど、ふと思い立ってワイキキまで歩くことにした。
私が場所を確かめてみたいと思っていたところが、ワイキキにあり
昨日、ランチタイムにコーヒーを買った店で、たまたまその場所の名前が出てきて、
その人の説明によれば、アラモアナから歩いて１０分かからないという。
片道１０分なら、余裕で行って戻ってくることができる。
車では行きたくないワイキキも、歩いてなら行く気にもなった。
パンパカパーンと音がしそうなぐらい、どかーんと空は晴れ渡り、太陽はさんさんと降り注ぐ。
直射日光は肌を刺すようだけれど、木陰に入ると心地よい風が気持ちがいい。
まさにこれがハワイ。動いても汗が出ない。
歩き日和じゃないか。
アラモアナ ブルバードをワイキキにむかって歩く。
橋をわたると、車では気づかなかったけれど、運河の両側にベンチが並んでいたりして
涼めるようになっている。
存在しか知らなかったホテルや建物の名前がわかる。
あの道とこの道がこうなっているのか、というのもわかる。
片道１０分かからないはずが、実は１５分はたっぷりとかかった。
説明してくれたのが女性だったから、それは仕方がないだろう。
距離感覚がしっかりとした女性も確かにいるが、たいていの女性は、とくに私は
まったくそれがない。
人に場所を説明するときに、「その道をずーっと行って」とか、「しばらく行くと」という言い方しかできないのだ。
「いくつめの信号を右に曲がると」とか「２０ｍぐらい行くと」と言える人は天才じゃないかと思う。
毎日とおる道ですら、どこにいくつ信号があるか、果たしてこの距離が何メートルなのか全くわからない。
途中でアイスコーヒーを買って、飲みながら来た道を戻る。
人々が楽しそうに歩いている。
このあたりは旅行者が多い。旅行という非現実な場面で、人の気持ちは高揚して、みな幸せそうな顔になる。
太陽を浴びて、どこまでも青い海を眺め(マジックアイランドまで足を伸ばしてみた）風に吹かれて歩いていると
この世に悪なんかないんじゃないか、という気持ちになってくる。
普段は、ウォーキングを目的にして歩くけれど、
どこかに行くために歩くのも楽しいものである。
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