太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

もの持ち

2013-04-17 19:14:09 | 日記
私のまわりには、もの持ちがいい人が多い。

筆頭は母。

3年前に実家を建て直すまでは、玄関の物入れの中に

『3年4組 ○○』と書かれた子供用の傘があったし、そういう恐ろしく古いものが普通にある。


親友もそうだ。

いただきものだけれど、自分は使わないというものも、しっかり取ってあって、

これは何のときに誰からもらった、なんてことも覚えている、まるで私の母のような人だ。

何年前だったか、バブルの頃に着ていた懐かしい服をごみ袋何杯も捨てたと聞いて、

バブルから何十年も大事にしていたんだと驚いたことがある。


夫もそうかもしれない。

日本でも毎日使っていた、大きなナイロンのバックパックは、19の年に買ったのだという。

洋服も、書類ケースのようなものも、傷まなければずーっと使う。



私の物持ちの悪さは、あきれるほどだ。

その理由は、飽きっぽいのと、管理の悪さ、大雑把すぎる性格にあるんじゃないかと思う。

それに加え、使わないものをずっと残しておくということが苦手で、

ほぼ発作的に大処分大会となる。

夫と結婚したときのウェンディングドレスも、5年ほどは箱に入れておいたけれど、

もう一生取り出すこともないだろうし、こうして残しておいても仕方がなかろうと、

「素敵な思い出をありがとう!!」とドレスに感謝して、捨ててしまった。

それでもベールと手袋だけは残してある。



そんなことを思いつつ、着ている部屋着を見て気づいた。

これは忘れもしない、21のときに買ったのだった。

ノースリーブの、ふくらはぎが隠れる長さの黒いストンとしたドレスで、生地は細い畝織りの、薄手のジャージ風。

背中の真ん中近くまで襟(っていうのか?)ぐりがあいている。

買った時は、共布を輪っかにしたターバン状のベルトがついていた。

私はそれを腰ではなく、頭に巻いていたように思う。(昔の私は変だった)

もちろん買った時には部屋着ではなく、外で普通に着ていたのだ。

いつのまにか ターバンベルトは紛失し、ドレスだけが残って、たび重なる引越しにもついてきて、

気がつくと、今もっている服の中で1番の(そして唯一の)古参になった。

なぜこれがこんなに長持ちしているのかといえば、

豊満な胸を持たない私は、ブラなしで着ることができ、

ジャージなので皺にもならず、

締め付けがなくて楽な上に、パジャマ感がないために、

これを着て寝ても翌日そのままの格好で1日過ごせる(ひどいズボラ)

さらには、洗っても洗っても、ヨレた感じがしないという利点があるからだろう。

(最初からヨレっとした感じの服ではある)



そう思ったら、しみじみとこの服が大事に思えてきた。

私が今よりずっとアホで、おバカなヤングだった頃を知っているこの服は、その後、

幾多の人生劇場を共にしてきたわけだ。

最初の夫と別居することになった夜、啖呵を切ったあとでスーツケースに手当たり次第に服を詰め込んだときも、

これはしっかり入っていた。



今まで気づかなくて悪いことをした。

これからは乾燥機に入れないで、ちゃんと陰干しして大事にしよう。







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