太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

夫婦別姓

2011-10-28 15:07:32 | 日記
アメリカでは、夫婦別姓は普通のことのようだ。

夫の母は父の苗字を名乗っているが、母の3人の妹たちは、みな別姓にしている。

夫の母が、夫の姓を名乗る最後の世代なのかもしれない。



日本では、今でこそそうではないけれど、昔は姉妹だけの家は、誰かがお婿さんをもらったりして、

家系を守ることが珍しくなかった、という話をすると驚かれる。


確かに、戸籍もなく、お墓も個人墓の国では「家系」とか「家」という括りは理解しがたいかもしれない。



私が夫と結婚するとき、苗字が変わるのが嬉しかった。

私が最初に結婚した相手は、偶然同じ苗字だったため、私は何十年も同じ苗字で生きてきて、

さすがにもういいかな、と思っていた。

それにやはり、好きな人と同じ名前になるということが、私には特別なことのように思えた。



余談だが、太陽のように明るいKちゃんという友人が高校生の頃、

自分の苗字は平凡すぎるから、絶対に珍しい苗字の人と結婚したい。と言っていた。

願えば叶うもので、果たして、Kちゃんはめでたく珍しい苗字の人と結婚した。



(実名を出すと、珍しいだけに特定されちゃうかもしれないけど)

「ぼんごはら」という苗字になったKちゃんに、数年後、スーパーの駐車場でばったり出会った。

「電話だと絶対に聞き返されるし、このあいだなんか、小包の宛名が

ボン・コハラ様 になっててさ、国籍不明だよね。珍しすぎるのもなんだかねぇ~・・」

と、やっぱり太陽のように笑っていた。






パステル

2011-10-28 10:37:42 | 絵とか、いろいろ
ずっとクロゼットの奥にしまってあったパステル画を、寝室に飾ることにした。

これらは皆、日本に住んでいた頃に描いたもの。

箱を開けてみると、案の定、ガラスの表面にカビがはえているものもあった。

このあたりは湿度がタップリだから仕方がないんだけれど、ガラスってカビが生えるもの??




同じ風景を想定して描いた2作品



うっすらガラスに映っているのはデジカメで、怪しいものではありませぬ




私の絵は、本物のスケッチじゃなくて、全部私のイマジネーション。

パステル画も独学で、全体に陰の強い絵が多く、いわゆる「パステルカラー」の作品は少ない。

にぎやかな絵が描けず、寂しい、孤独な、静かな絵ばかり。




金星


ハワイの自宅から見えるコオラウの山のイメージ


パステルを始めたばかりの頃の作品


こうして昔の作品を見るのは、昔の自分に会いにいくようで、

懐かしいような、恥ずかしいような、積もる話が山ほどあるような・・・・



ハワイに来てから、何度かパステル画を描いてみたが、

私が描きたいような絵が描けず、無理して描いても、それは私に響いてこなかった。

かといって、にぎやかで明るい絵が描けるかというと、そうでもなく、

私はまだ変化の中にいるのかもしれないと思う。