アメリカでは、夫婦別姓は普通のことのようだ。
夫の母は父の苗字を名乗っているが、母の3人の妹たちは、みな別姓にしている。
夫の母が、夫の姓を名乗る最後の世代なのかもしれない。
日本では、今でこそそうではないけれど、昔は姉妹だけの家は、誰かがお婿さんをもらったりして、
家系を守ることが珍しくなかった、という話をすると驚かれる。
確かに、戸籍もなく、お墓も個人墓の国では「家系」とか「家」という括りは理解しがたいかもしれない。
私が夫と結婚するとき、苗字が変わるのが嬉しかった。
私が最初に結婚した相手は、偶然同じ苗字だったため、私は何十年も同じ苗字で生きてきて、
さすがにもういいかな、と思っていた。
それにやはり、好きな人と同じ名前になるということが、私には特別なことのように思えた。
余談だが、太陽のように明るいKちゃんという友人が高校生の頃、
自分の苗字は平凡すぎるから、絶対に珍しい苗字の人と結婚したい。と言っていた。
願えば叶うもので、果たして、Kちゃんはめでたく珍しい苗字の人と結婚した。
(実名を出すと、珍しいだけに特定されちゃうかもしれないけど)
「ぼんごはら」という苗字になったKちゃんに、数年後、スーパーの駐車場でばったり出会った。
「電話だと絶対に聞き返されるし、このあいだなんか、小包の宛名が
ボン・コハラ様 になっててさ、国籍不明だよね。珍しすぎるのもなんだかねぇ~・・」
と、やっぱり太陽のように笑っていた。
夫の母は父の苗字を名乗っているが、母の3人の妹たちは、みな別姓にしている。
夫の母が、夫の姓を名乗る最後の世代なのかもしれない。
日本では、今でこそそうではないけれど、昔は姉妹だけの家は、誰かがお婿さんをもらったりして、
家系を守ることが珍しくなかった、という話をすると驚かれる。
確かに、戸籍もなく、お墓も個人墓の国では「家系」とか「家」という括りは理解しがたいかもしれない。
私が夫と結婚するとき、苗字が変わるのが嬉しかった。
私が最初に結婚した相手は、偶然同じ苗字だったため、私は何十年も同じ苗字で生きてきて、
さすがにもういいかな、と思っていた。
それにやはり、好きな人と同じ名前になるということが、私には特別なことのように思えた。
余談だが、太陽のように明るいKちゃんという友人が高校生の頃、
自分の苗字は平凡すぎるから、絶対に珍しい苗字の人と結婚したい。と言っていた。
願えば叶うもので、果たして、Kちゃんはめでたく珍しい苗字の人と結婚した。
(実名を出すと、珍しいだけに特定されちゃうかもしれないけど)
「ぼんごはら」という苗字になったKちゃんに、数年後、スーパーの駐車場でばったり出会った。
「電話だと絶対に聞き返されるし、このあいだなんか、小包の宛名が
ボン・コハラ様 になっててさ、国籍不明だよね。珍しすぎるのもなんだかねぇ~・・」
と、やっぱり太陽のように笑っていた。