タイ映画 & アジアな毎日  Thai Movie & Asia Entertainment Diary

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邦画「春の雪」にタイの若手俳優が出演

2005-10-25 02:44:22 | Movie
 以前からこのブログに書いてきましたが、今週土曜日公開のこの映画に、タイの若手人気俳優が二人出演しています。ひと足お先に試写を見てきました。付き合いもあって、2回も。

春の雪公式サイト (ブログの制作日誌には2人の話も、ちょっと書いてあります。)

 ひとりは、アヌチット・サパンポン(「風の前奏曲」・「メコンフルムーンパーティー」
 もうひとりは、スイニット・パンジャマワット(「快盗ブラックタイガー」・「ジャンダラ」・「Three 臨死」)

 映画の設定は、大正時代。その頃タイはシャム国と呼ばれており、二人は日本の学習院高校に留学してきたシャム王国の王子の役。「春の雪」でシャムの王子が登場する意義は、映画を見ただけでは、分かりずらく、小説を読んでから映画を観ると、その重要性が分かると思います。

 小説と映画を見比べた私見は以下の通り。

 シャムの王子が、仏教のある考え方を表現するために登場するのは、小説を読めばすぐ分かります。小説には、(妻夫木聡が演じる)清顕(キヨアキ)に対し、王子が輪廻転生の説明をするくだりがあるものの、映画は時間も足りないので、その考え方は清顕が(竹内結子演じる)ヒロインの聡子との会話に集約されています。

他に気がついたのは、恋に素直になれない清顕に対し、シャムに婚約者を残してきたパッタナディット殿下(スイニット演じる)は、恋する切なさを、好奇心いっぱいで、無邪気なクリッサダー殿下(アヌチット)は、純粋に恋する喜びを清顕に語りかけるという、恋の両面をふたりして示唆している気がします。

 タイ人の笑顔が、素晴らしいというのは定説ですが、この二人の俳優の高貴かつ人懐っこい笑顔には癒されます。そう、「シャムの微笑み」は、1日にして成らず。100年以上の歴史の賜物です。学習院の制服も、すらっとした姿勢の良さと併せ、とても素敵です。

 が、この気高い感じは、凡人にはそうそう醸し出せるものじゃありません。脇役の王子役にも、タイでは映画の主役級の旬の人気俳優を使うあたり、行定勲監督の完璧主義って、徹底してるんだなと思います。

 NHKの英語でしゃべらナイトに映像が出てました。今夜再放送なので、ぜひ。

 http://www.nhk.or.jp/night/nex-20051024.htm

タイの俳優さんの追跡情報は、ブックマークの「More!Thai Film」で、どうぞ。

(写真は、清顕が聡子にシャムの王子を紹介するシーン/つまりシャムの王子達の初登場シーン/「春の雪」公式サイトの壁紙をダウンロード)

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110 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トラバ、ありがとうございます (NAGI)
2005-10-25 08:49:09
白田麻子さま、トラックバックありがとうございます!

こちらからもトラバさせていただきました。



『春の雪』のタイの王子たち、タイの若手人気俳優だったということを、初めて教えていただきました。監督のこだわりがここそこに現れている作品です。二人は、本当に気品のある、素敵なスマイルですね。



タイは、三島の『豊饒の海』第3巻「暁の寺」に出てくる寺やバンパイン離宮を見たくて一度行ったことがあるだけです。白田さんのブログを拝読していて、

もっと色々と知りたくなりました。

これからも、よろしくお願いいたします!
トラックバックありがとうございます (香椎)
2005-10-30 09:38:33
こんにちは!トラックバックありがとうございました。公式サイトのキャストのページに、シャムの王子がいないので、私は「物語を縮めるために、シャムの王子は削られて、ただ単に二人の悲恋物語になっているのかなあ」などと思っていました。しかし、ちゃんと二人の王子は登場するし、しかもとても素晴らしいキャスティングなのですね。ますます映画を観るのが楽しみになってきました。
Unknown (BlueSky)
2005-11-05 22:50:46
TB、ありがとうございます!



タイの王子、そんなに人気の俳優さんだったとは知りませんでした。

ちょっと「春の雪」のパンフレットを見なおしてみました。

オーディションで選ぶ時のポイントはピュアなイメージである事、だったとか。

アヌチットさんとスイニットさんの笑顔は本当に素敵でした。
TBありがとうございます (あやね)
2005-11-06 20:22:21
初めまして TBありがとうございます。



シャム王国の王子さま タイでは人気の俳優さんたちだったんですね。

人懐っこい笑顔がステキでした。



「仏教のある考え方」

映画では時間の関係で彼らはそういう話をすることがありませんでしたね。



原作の方も読んでみたいと思います。
TBありがとうございます! (かずりん)
2005-11-06 22:27:34
TBありがとうございます!

私のブロブにも書きましたが、とにかく

山を登りきった所で大仏を目の前にしての

王子達二人のあのシーンが何故か凄く気になっていて

映画の中で映像化されていて本当に嬉しかったです。

麻子様はどうでしたか?あのシーン。

TBありがとうo(^O^)o (Crambom、)
2005-11-06 22:33:04
TBありがとうございました。

そうかシャムの王子ちゃんと出ていたんですね。

きっと適当に扱われるんだと思ってました。

もっとも、輪廻転生より悲恋小説として映画になったんでしょうね。

4部作で「豊饒の海」はできているのに「春の雪」だけってのも片手落ちなような気がします。
へー (ダイ)
2005-11-06 22:41:40
あの東南アジアな2人は本国で人気のある俳優さんなんですね。

てっきり日本在住の俳優かと思ってました。へー。

ありがとうございましたm(_ _)m (fire1000)
2005-11-07 01:02:29
白田麻子さん!TBをありがとう♪(@^^@)

>脇役の王子役は、タイでは映画の主役級の旬の人気俳優さん



だって~!?そうだったんですd(^-^)ネ~!

情報ありがとうございましたm(_ _)m。。

白田麻子さんのいう通り

『行定勲監督の完璧主義って、徹底してるんだなと思います』

同感です!

こちらからもTB送ったのですが....。

gooのみ反映されません?!

なんで~!????

URLを置いておきます。

http://fire1000.exblog.jp/2987880
タイのイケメンもいいでしょ (白田麻子)
2005-11-07 01:38:38
 感想ありがとうございます!TBは、面白い感想のところにかけさせていただいています。なので、どんどんTB返しお待ちしてます。TBが上手く出来ない場合は、goo のブログの問題ではないかと思います。



 劇場パンフは、まだ入手していないので、その情報ありがとうございます。また観に行く予定なので、それは素早く入手しなければ。その“ピュアなイメージ”ってポイントだと思うんですが、

やっぱ、アジアの人の笑顔って、ありきたりな言い方ですが日本人が忘れてしまっているような笑顔だと思います。男女問わず。時々ハッとさせられることがあります。



 小説だとシャムの王子の考え方も詳しく書いてありますが、映画は限られた時間で何とか効果的に見せようと頑張ってますよね。特に



>山を登りきった所で大仏を目の前にしての

王子達二人のあのシーン



 は最も印象的なシーンですよね。監督はタイ人のいいところをとてもよく見ていられて、引き出してくださっていると思います。



 とにかく時間との闘いでしたけどね。
Unknown (濱 登良子)
2005-11-07 08:22:53
はじめまして。TBありがとうございます。

タイ人の方々、とてもキレイな人たちだなあと思ってみていたのですが、そんなに有名人だったとは。

実は原作をまだ読んでいないので、読むのが一層楽しみになりました。特にシャムの王子のくだり。

またお邪魔します。

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