知らぬ顔のKJのブログ

気ままなひとり親方KJのひとり言。

祝・初DVD化!イケメン猪木vsアリはやっぱりいい試合だった!

2014-06-27 16:30:35 | プロレス格闘技
長年、権利問題等でダイジェストくらいしか公式にリリースされていなかった
伝説の異種格闘技戦「アントニオ猪木対モハメドアリ」が38年の時を経て
ようやくDVDマガジンとして日の目を見ました!

ずいぶん前に、ネットで知り合った猪木マニアの人に、
裏ビデオみたいな画質のサイズの小さい動画で全編見せてもらったことはありました。
その動画はテレビ放送そのままのようで、今回のDVDには含まれていない国家斉唱や
ゲストの石坂浩二氏のコメントもはいっていましたが、かわりにDVDには
ラウンドごとのインターバルまで収録されていて、より一層臨場感が高まります。

もちろん、その動画を見たときも、当時世間から「世紀の凡戦」と揶揄された試合とは到底思えないほどの、
真剣勝負ならではの緊張感は伝わってきましたが、クリアな映像を大画面で見るとやはり迫力が違います!

この試合唯一の技といっていいアリキック。強烈ですねぇ。。
しかも今の総合ではありえない、リングシューズでの蹴り(笑)
これを受け続けたアリ、相当きつかったでしょうね。。
みるみるはれ上がっていくアリの足のアップが物語っています。

たしかにプロレスの試合を期待していた当時のファンに、凡戦とたたかれるのは仕方のない単調な内容です。
おれも、プロレスしかしらないこどものころ見てたら、退屈で仕方なかったかもしれない。
しかし、今見るとそのすさまじい殺気は、どんなプロレスの名試合でも再現することは不可能。

パンチを出さないアリ、出さないんじゃなくて出せない。
猪木につかまったら殺されると思ってるから(笑)

寝転んで蹴ることしかできない猪木。
怖くて立てないように見えて、実は足を殺して、タックルで寝技に持ち込むための戦術。
がんじがらめの「アリルール」の中でも、本気で勝つ気でいるからこそ、見た目は問わない。
まさに達人同士の攻防。

猪木にタックルの技術があって、アリをリング中央でテイクダウンできれば
確実に猪木が勝っていたでしょう・・・
せめて、現在の総合のように、倒れそうになった時ロープをつかむことが反則だったら違ったでしょうね。
実際アリは、猪木の胴タックルから何度もロープにしがみついて倒れないようにしてます。
それもあって常にロープを背負ってたのかも知れません。

今回のDVDには、試合以外にも、初めて見る貴重な調印式や軽量のシーンも収録されています。
調印式の壇上、猪木が突然、アリ側に要求されているがんじがらめのルールに憤り、
勝ったほうが収益を総取りするという、とんでもない契約をぶちまけます!

猪木、かっこよすぎ。。
すべてをかけた男は輝いています。
美人女優が惚れるのも無理はありません。

この時猪木33歳。
見た目もかっこいいです。
アゴが通常サイズだったら間違いなくイケメンと呼ばれる部類でしょう。
そんなところも見所です(笑)