しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

近所の自転車屋さん。(10/5*木)

2006-10-05 | 人間大好き!
自転車のライトが点かなくなったので、近所で最近見かけた自転車屋さんへ行った。子どもの頃は町のあちこちにこんなふうな自転車屋さんがあって、修理に行ったり空気を入れに通ったりしたものだったが、最近は大型店が安い自転車を取り扱っているために、小さな自転車屋さんはみんな姿を消した。今の自転車は、修理するより新しいものを買った方が値段が安かったりして、自転車も今や使い捨ての時代らしい。

車を控えてちょっと自転車に乗り換えれば、体力もつくし何より風が気持ちいい。自分のエネルギーで動く自転車はそれだけでもちょっと快感。ヨーロッパやアメリカではかなり自転車という乗り物は愛されているらしいと聞く。日本ももっと地球に優しい自転車を見直す時代が来ればいいのになと思う。

お店に入ると、笑顔が元気なおじいさんが出てきて自転車を見てくれた。これは線が外れているだけだよ!なんて言いながらキュッキュッと細いペンチで直してくれた。

話しを聞くとおじいさんは、昔、自転車競技の選手だったらしい。自転車の調整もすべて自分でやっていたので自転車のことは隅から隅までよく分かる!と話してくれた。自転車のレースのための調整を頼まれて、今もあちこちへでかけるらしいが、自転車が好きでたまらずお家の一角にこのスペースを作ったらしい。お店にかけてある想い出の写真を説明しながら昔の自転車話をしてくれた。その写真の中で笑っているのは高校生くらいの時のおじいさん。長く自転車に乗ってあげることが大切だと言っていた。

自転車を愛する自転車屋さん。写真を撮らせて下さい、とお願いすると笑いながらお店の中に座ってくれた。カメラを向けると、ピースのポーズをとってくれて、それがまたとてもかわいかった。これからは、このおじいさんのファンとしてこのお店に通おうと思った。


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12 コメント

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自転車 (sub)
2006-10-05 16:49:50
自転車やさんの会話、久しぶりにこんな風景に出会いました。高校生の頃自転車で通学してる頃をおもいだしました。雪道を猛烈なスピード家路に急いだその時、前から自転車がと思ったら、正面衝突。両方とも怪我はなく、自転車は両方大破した。偶然相手が自転車さんだった。”家へ来て直しなさい”と言われ時の嬉しさ今でも忘れない、その時に自転車の修理覚えてしまいました。そんな思い出を~~~。長くなってごめんなさい。有難うございました。
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いいな~。うちの近所にもあったらな~ (すずめ)
2006-10-05 16:56:23
パンクしてからず~っと修理に行けず、今はひたすら行き帰りで毎日一時間以上歩き。こんなほっとする自転車屋さんが近くにあれば・・。
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subさん。 (しら)
2006-10-05 21:21:04
正面衝突したのに怪我なしなんて、とてもラッキーでしたね。それも相手が自転車屋さんで仲良くなれたなんてステキです。情景が目に浮かぶようですね。もしかしてみんなの中にもそれぞれの自転車にまつわる想い出なんかがあるのかもしれませんね。
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すずめさん。 (しら)
2006-10-05 21:22:47
じゃあ、修理できずにそのまま?近かったらそのおじいさんの自転車屋さんに連れて行ってあげたい!!きっと感動するよ。
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そうだった・・・ (fuu)
2006-10-05 22:00:56
我が家にも自転車があったんだぁ~・・・

週二回の買い物はいつの間にか自動車になってしまって・・・

子どもが小さい頃は・・・

前に子どもを後ろに買い物をしたものをのせて・・・それが後ろに子どもになって前が買い物をしたものになって・・・そして買い物だけになってしまって・・・今は玄関に・・・



手入れをしてまた買い物にいこうかな?
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庶民の味方 (もんぜんひつじ)
2006-10-05 22:30:31
自転車に乗らなくなって久しいですが、妻は

買い物に、実家に、と自転車を利用しています。

しらさんのように、こういう自転車やさんが

近くにあったらいいなあと思っています。

この主人になら、本音で会話出来て、何でも相談出来て、大きなスポーツ店やホームセンターのように、一言めには、「買った方がいいですよ」と言う言葉は出てこないと思います。
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fuuさん。 (しら)
2006-10-06 09:01:26
fuuさんの自転車には家族の歴史があるんですね。自転車は乗り始めるとリズムが出来て楽しいですよ。金沢は小さな町なので、自転車があれば結構広い範囲を動き回れます。気に入った場所で一休憩できるのも自転車ならではの気軽さですね。
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もんぜんひつじさん。 (しら)
2006-10-06 09:09:25
そうですよね~。何だかどこに行っても“もの”を売る、売られる感覚が充満していて、どこか人を信じられなくなっている雰囲気ってこの社会にはありますよね~。

この自転車屋さん、若者がぼろぼろになった自転車を修理しにきて、それに感動して自分が修理した中古のりっぱな自転車をあげたと言っていました。自転車を大切にしている人には弱いらしいです。(笑)何を大事に思って生きているのか、ちょっとした会話から見えてくるから不思議ですね。
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なつかしい雰囲気 (どんこ)
2006-10-06 10:07:04
まだこんな自転車屋さんがあったんだ。子どもの頃は同級生のうちが自転車屋さんだったので入りびたりで遊んでいしました。パンク修理、タイヤやチューブの交換など見飽きませんでしたね。

いい顔のおやじさんと会話をしながら店で遊ぶ子どもを思い浮かびます。果たして今時の子どもは遊びに来ますかね。

わが家には自転車が全部で5台、現役です。私とカミさんのが2台、孫たちが遊びに来る時のために別に3台を確保しているのですよ。
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どんこさん。 (しら)
2006-10-06 13:43:11
お友達のお家が自転車屋さんだったら、感慨はひとしおですね。頑張って自転車に長距離乗った翌日などには筋肉痛が少しあって、それが『お~、筋肉鍛えたぞ~!』と喜びになっているちょっと変な私です。(笑)
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