むらくも

四国の山歩き

上兜山周回(その1)…愛媛県・2/25

2010-03-02 | 赤石山系

西赤石山・串ヶ峰・上兜山・物住頭
にしあかいしやま・くしがみね・かみかぶとやま・ものずみのあたま


標高    1625.7m、約1530m、1561m、1634.5m
登山口   新居浜市日浦
駐車場   あり
トイレ   日浦登山口、ダイヤモンド水にあり
水場    ダイヤモンド水、西ノ谷川上流の沢及び幾つかの滝

同行者   つむじかぜさんとHANAちゃん




つむじかぜさんからメールが来て、落し物を探しに上兜山に行かないかとのお誘いがあった。一も二もなく「行く~♪」と返事をしたが、心の中では「なぬ?また落し物?」こんどはカメラの一脚の下部分を落としたのだという。落とし場所は上兜山と物住頭の間。
つむじかぜさんは山へ行く度になにか落としてる。あのね、山で落し物しちゃ駄目だわ。どんな大事なものでも落としてしまえば拾わない限り、それはただのゴミ。
ま、回収しに行くというから、それはそれで感心々。
で?ルートは?
なんと、物住頭から行ってピストンするのは当たり前すぎて面白くないから、西赤石山から兜岩へ下って、さらに西ノ谷上流の沢へ下って、そこから上兜山の稜線に這い上がるという。調べてみたがルートはない。
後ほどに分かったのですが、つむじかぜさん、この界隈の山は相当に把握している方で、地形が頭に入っているようでした。
どうやらヤブコギになりそう、それなりの格好をしていかないと、たちまちドロドロの擦り傷だらけ、お祭りやお正月に着るような服はご法度。
天気予報は曇り時々晴れ。
登山口は日浦、ヤブコギを考慮して全行程10時間(休憩含む)はかかるだろうと思ったが、つむじかぜさんはそんなには掛からないとのこと。
足に自信のないわたしは6時現地集合にしてもらい、早めに出発することにした。



明日は単独ではないので、ぐっすり眠れるだろう。目覚ましをセットし布団にもぐりこむ。ところがいつもより寝つきが悪い。うとうとうと、目覚ましがなる前に目が覚めて、そこからもう寝られなくて、時刻は丑三ツにもなっていない。
やっと分かった。一人で行くから不安で寝られないのでなくて、ハードな山だとか、初めてのルートだとかには気持ちが張り詰めて興奮してるんだわ。
あ~、ヤブコギヤブコギ…今日はヤブコギショー、えーい!起きちまえ。
3時に起きて、4時前に家を出発。
外は真っ暗、空にも星は見えない。
伊予三島・川之江ICで降りて、法皇トンネルを抜ける。やっぱり待ち合わせ時刻にも早すぎる。スピードを落として超ノロ運転。馬鹿奴、なんで高速になんか乗るんじゃ??。

5時40分、日浦登山口に着く。
ヘッドランプをザックから取り出し、準備をしたり、トイレに行ったり、モソモソしてると、やれやれやっとこさつむじかぜさんがやって来た。
朝の挨拶、開口一番「眠たーっ!寝不足や」
今日も元気なのはHANAちゃんだけだ。
尻尾をフリフリ、出発をいまかいまかと待ち構えている。



日浦登山口6:27-接待館6:40-小足谷分岐7:54ー西赤石山山頂8:50ー兜岩9:17ー造林小屋跡9:44ー串ケ峰・上兜山稜線11:25-串ケ峰山頂11:41-12:02上兜山山頂12:33-物住頭山頂13:19-13:50西赤石山山頂13:56-小足谷分岐14:28-中腹道14:45ー東延15:02-東延斜坑分岐15:16-ダイヤモンド水15:23-15:57日浦登山口



夜もやっと明けだしたが小雨が降り、薄暗いなかカッパ(これが後ほど後悔の元に)を着て出発。
接待館から中奥へ入り、すぐの右側から取り付き尾根へと出る。
薄い踏み跡を辿って行くとやがて林業関係の軌道だろうか、鉄柱のところに出た。




踏み跡は濃くはないが、基本的には尾根上を辿れば、やがて見覚えのある小足谷分岐の錆びた道標。ここは東山と1482m峰の中間辺り。




西赤石山頂に向けて登っていくが、ガスが低く立ちこめ、風も強い。天気予報では気温も上がり、晴れ間も出るようなことを言ってたが、寒い。登山口では風はなく、早朝にしてはムシッとした感じだったので、中間着も長袖シャツも車の中に脱ぎ捨ててきた。半そでシャツとフリースっぽいスポーツシャツとその上にカッパだけだ。こうなると雨がやんでもカッパは脱ぐに脱げない。

稜線縦走路には雪が残っている。

HANAちゃん(雌)の元気さと俊敏な動きには驚かされた。三箇所ほどある岩場を一気に駆け上がる。同じ犬でもどうしてこうも違うのか、我が家で飼っているかんちゃんは雄の柴犬。山へ行くどころか家の中でいつもゴロゴロしてて、散歩途中100mも走ればヒーハー言ってるし。
飼い主に似たりかな…だわ(汗)




8:50、西赤石山山頂




ちょっぴし休息。うっし、HANA、行くぞ。
兜岩へ向けて残雪のある急な下りを、転がり落ちる。
ところが岩場登りであれほど勇猛果敢だったHANAが、ステンの梯子では尻込みして、キャンと鳴く。
犬は梯子段が大の苦手、つむじかぜさん、HANAをなだめすかし抱っこして降りる。
抱っこされたHANAはこちらを見て震えていた。イッヒッヒヽ(^o^)丿




兜岩に着き、摩戸の滝方向へと進む。道標には熟達者コースと書かれていたが、この道標はつむじかぜさん作だとのこと。あじゃ~、つむじかぜさんのお庭ですがな。
下っていくと目の前にはこれから向かう串ケ峰稜線と上兜山のトンガリ頭が見えている。




摩戸の滝と石ケ山丈の分岐。この道標もつむじかぜさん作。摩戸の滝方面へと進み、植林地帯を下っていく。踏み跡はほとんどない。
ところがどっこい、こんな笹の中に車のキーが落ちていた。(三菱製です、もしこのブログを見て、心当たりの方はメールにて連絡請う、しばし保管しておきます。)




やがて下方に沢が見え、第二造林小屋跡に到着。
沢上流を遡る。




小さな滝だが綺麗だ。
つむじかぜさんから秋に来ると相当に綺麗だと教えてくれた。
ふむ、今度は時期をたがえてキャンパスでも担いできますか。
冗談はほどほどに、小型カメラで上等ですっ!




HANAがうっとりとした目で滝を見つめてました。
少し先で分かれている沢を、右側に詰めて行きます。




ケルンが沢の分岐のところどころで道案内をしてくれるが、これは最近になって作られたものだとか。ナタの柄が落ちていた。なんと、つむじかぜさんが落としたものだという。ほんとによく落とす登山者さんだ。




落ちる水がなく枯れた沢二つを左に上る。上に行くほどにとスズタケが狭まった沢を被いかぶさってくる。今度は頭から被る真っ黒な虫除けネットが落ちていた。木の枝に括りつけて、目印にした。
スズタケを掻き分け掻き分け、漕ぎあがる。
ゴアのカッパが破けた。まだそんなに使ってない、涙がチョビレた。
折角、カッパの下はぼろぼろの衣服を身に着けてきたのにな。
どこか、間が抜けてる。
11:25、やっとこさ稜線に出ました。
ところが風がブォーン、ときどき体が風にもって行かれそうになる。




予定より時間が早かったので、串ケ峰へ行く。初めて見る山頂標識に感激。鯛が目を回したような木造の物が括りつけられていた。生憎のガスと強風で眼下に見えるはずの街は見えない。




上兜山へと引き返す。




物住頭右下稜線直下辺りに、うっすらと白くなった道上下に二本が、東西に走っているのが見えた。
地図にはない道のようだが、炭古道だろうか?




12:02、上兜山山頂に到着。この山頂も初めて訪れた。感動だ。なぜかしゃもじがぶら下がっている。どなたか先達者がここでキャンプして炊飯したのか?




ちょうどお昼。休憩をしよう。風を避け、シャクナゲの木の根っこでバーナーで暖かいラーメンとパンを頬張る。
横に座ったHANAもお腹いっぱい食べ、嬉しそうだ。




その1
その2

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