線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

富山地鉄を撮る

2007年09月14日 00時02分34秒 | 私鉄(北陸)
立山線と本線の両方が撮ることのできる場所、ということで、寺田ー越中舟橋間で構えることにしました。このあたりの田んぼは、どこも稲穂が頭を垂れ、そこに朝露がおりていました。


元京阪3000系、現富山地方鉄道10030系

10030系は現在では2両編成8本と、富山地鉄の中で大きな勢力となっています。足回りは元営団またはJR車のものということですが、どちらにせよ乗り心地は良好でした。


普通富山行き12列車

富山地鉄のオリジナル車、14760形。塗装パターンが2つ存在しますが、この写真では登場時の塗装で4両編成が揃いました。


後ろ2両は14760形。

先頭1両が、クハ170形です。全5両のうち4両はこのタイプの顔で、10020形中間車からの改造車という経歴を持っています。現在の地鉄はワンマン列車主体となっている関係で、出番は減っているようです。


快速急行富山行きB114列車

快速急行は、平日朝の上り列車に2本設定されているだけの種別で、今回の撮影のある種「本命」はこれでした。しかし、14760形2本連結の4両編成で来るとは思っていなかったので驚きました。前2両が新塗装、後2両が旧塗装。しかし、いったいいつになったら統一されるのでしょうか。
この快速急行、幕がないようで、2本とも窓の部分に「快速急行」と掲示し、幕は「急行」でした。


170形+14720形

14720形は1962年製、富山地鉄では最古参の車両。なお、2両目がこの形式です。そろそろ後継車を…というところですが、結構、綺麗に使われているように見えました。


171

同じ170形でも、ライトの離れ具合が違うように見えるのは気のせいか本当か。

ひととおり撮った後、次の目的地・宇奈月温泉へと向かいました。

福井鉄道、沿線と協議会設置へ

2007年09月08日 11時56分14秒 | 私鉄(北陸)
明日、福井鉄道で「福井鉄道感謝祭」が開催されます。
また今朝の新聞に、気になる記事が載りました。

『福鉄、鉄道存続困難に 県と沿線3市が近く協議会設置』中日新聞、9月8日。

まずは、新聞記事から。記事によりますと、単独での鉄道部門の存続は困難として近く県と沿線3市とによる協議会を設けると福井鉄道から発表されました。廃止ではなく鉄道存続を主眼に、経営形態の移行も含めて検討されるそうです。

福井鉄道は昨年秋から、県や3市に赤字不足分一億一千万円の支援を要請していた
そうですが、「経営改善が必要」ということで支援を受けられず、そこで今回このようなことになったようです。

昨年に旧名鉄車の導入によって車両の若返りが行われ、えちぜん鉄道への乗り入れ案などもある中で、今回の発表には驚きました。「他社への委譲など新たな経営形態への移行も含め」と記事中にはあり、今後どういう方向へ話が進んでいくのか見守って行きたいと思います。

Cat-tramさんが、今後への提言なども含めて記事に書かれています。
猫電車日記さん『福井鉄道福武線存続のために』

『福井鉄道感謝祭のお知らせ』(PDF形式)福井鉄道

こちらは明日行われる「福井鉄道感謝祭」のニュースリリースです。地元の大学と連動して、子ども対象の運転体験やすごろくゲーム、武生新駅構内での電車カフェなどが行われるそうです。雨天決行とのこと。近く行かれることがありましたら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

高山本線明日復旧&デスティネーションキャンペーン

2007年09月07日 23時07分38秒 | JR(北陸)
3年前の台風によって甚大な被害を受け、角川ー猪谷間でバス代行が続いていた高山本線。明日、ついに全線復旧です。明日は、富山駅で出発式が行われます。

『出発式および地元観光PRイベントについて』JR西日本

出発式は、富山駅8:08発の「ワイドビューひだ6号」の出発を前に、自治体・JR関係者によるテープカット、乗務員への花束贈呈などが行われます。
これとは別に「到着イベント」も予定されています。こちらも同じく富山駅で、到着した「ワイドビューひだ」のもと、12:20からおわら節の披露や記念品のプレゼントなどが行われます。
このほか、9月8日富山駅出発の「~ひだ」乗客への下呂温泉タオルプレゼントなど、飛騨の観光PRイベントが行われるそうです。

当初、高山本線の復旧はもう少し先になるといわれていましたが、観光振興キャンペーン「ぎふデスティネーションキャンペーン」があることから作業ピッチが早められ、9月8日の開通となった、という報道が以前ありました。
その「ぎふデスティネーションキャンペーン」関連で、二つほど。

『「ぎふデスティネーションキャンペーン」の開催について』JR西日本

フォトコンテストや、岐阜県内各地でのイベントのほか、「キリンビバレッジによるドリンク協賛」が予定されています。これは、岐阜県内を目的地とするJRきっぷなどを購入すると特別な乗車券袋が付いてきて、それを岐阜県内各駅のキヨスク・ベルマートに持っていくとキリンのお茶またはコーヒーと引き換えてもらえる、という企画です。岐阜県のお茶ではないのですけれどね。。。
記事の中には、引換期間は10月~12月31日までとありますが、切符の日付についての記述などは特にありません。10月から12月までの間に使用する乗車券の購入者が対象、とみるのが妥当なところだとは思います・・・

『~高山本線全線開通記念~「富山フリーきっぷ」の発売について』JR東海

JR東海からは、「富山フリーきっぷ」なるものが既に発売されています。
設定期間(使用期間)は9月8日から12月26日までのうち3日間。名古屋市内が発駅で、JRの猪谷~富山、高岡~富山で特急・急行・普通の普通車自由席が乗降自由な他、万葉線、富山ライトレール、如意の渡し、越ノ潟フェリー、それに堀岡~岩瀬浜のライトレール接続バスが乗降自由となっています。
この設定によって、富山から高岡まで、富山ライトレール~接続バス~越ノ潟フェリー~万葉線という、旧射水線のようなコースを辿ることが可能になっています。

この機会に、名古屋地区の方は「富山フリーきっぷ」で富山を訪れてみてはいかがでしょうか?

大糸線秋のイベント

2007年09月06日 13時00分38秒 | JR(北陸)
キハ52形3両全てが違う塗装、現在は3両とも異なるヘッドマークを掲げて運行されている大糸線。9月、10月と、ファン向けのイベントが開催されるそうです。

JRおでかけネット-糸魚川地域鉄道部からのお知らせ-

9月30日には、キハ52の3両連結運転が計画されています。
ダイヤは、糸魚川12:12~428D~13:17南小谷13:32~429D~14:27糸魚川の予定で、松本方から52-115+-125+-156の編成となるそうです。

これに関連して、運用の都合のため424Dと425Dはキハ52+キハ28・58(高岡色車)の3両編成、426Dと427Dはキハ58・28の2両編成で運転されます。国鉄色統一編成ではありませんが、こちらの方も注目でしょう。

この日、私は行けなさそうです…

10月は、23日に『「レンガ車庫」と「キハ52」3両揃い踏み』撮影会が予定されているそうです。詳細はまだ決定されていないとのことですが、23日ってモロに平日なのですが…

9月30日は沿線で撮影される同業者の方が多くなりそうですが、くれぐれも車は安全運転でお願いしたいところです。


2年前の6月、糸魚川にて

祭りの後に~おわら臨返却回送~

2007年09月05日 22時47分20秒 | JR(北陸)
9月1~3日を中心に行われた「おわら臨」輸送。祭りの後は、富山に集った車両たちも元の住処へ戻って行きます。そのうち、エーデル車の回送を撮ることができました。


西金沢に停車中の、“旧エーデル鳥取”+エーデル&リゾート

赤い旧エーデル車は、昨日8月4日の夕方に京都へと帰って行きました。ダイヤ情報誌に西金沢で8分ほどの停車とあったので、もしかしたら側線に入るかも、と期待して駅の中で待ちましたが、結果はご覧のとおりでした。


「修学旅行」幕

中間に組み込まれている車両を見て歩いていたら、幕が「修学旅行」になっていました。私は、この幕を見たのは初めてでした。最後になるかも…


跨線橋の入り口より。キハ65-1701以下5連

停車時間のうちに、逆行ですがなんとか編成写真も撮れました。写真では分かりづらいですが、検査上がりなのか塗装がピカピカでした。


西金沢ー金沢にて

そして今日は、もう1本のエーデル&リゾート車5連が京都へと帰っていきました。こちらの編成は、おわら臨の際の記事でも写真に撮ることができた編成でしたが、晴れた時に撮ったほうがやっぱりきれいに写るものです。

北陸へは、おわら以外でも時々エーデル車がやってくることがあります。リゾート車を先頭にして走ってくる姿を撮りたいのですが、展望車の方がお客さんには人気があるようで、なかなか実現しそうにはありません。

「おわら臨」を撮る

2007年09月02日 00時30分40秒 | JR(北陸)
9月1日から4日にかけて行われる「おわら風の盆」への観光客輸送、通称「おわら臨」を撮影しに行ってきました。天気は曇り。好ポイントの点在する千里ー速星の、千里駅付近で撮影することにしました。


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高岡のキハ47・40形は4両組成×2本が駆り出されましたが、いずれもキハ47×3+「ハットリ君」塗装キハ40×1という編成でした。どうせなら、「ハットリ君」をまとめて繋げたほうが面白いのにと思ってしまいます。


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曇天ゆえ、返しも難なく撮れました。


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キハ120形も4両連なって参戦です。ジョイント音が他の車両より賑やかでした。2両目は、沿線市町村によるラッピング車です。


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ついに、おわら臨のキハ58・28も、今年は高岡色編成だけになりました。最近は、キハ58・28が走っているだけでも注目される状況になってきましたが…
塗装状態が1両ごとに違い、ワインレッドの色合いがバラけているのは分かりますでしょうか?
この時間帯になると、雲が濃くなり、暗くなってきました。


9929D

遠方からのおわら臨の常連、エーデル&リゾート。写真のほか、元エーデル鳥取車もやってきていましたが、その頃にはかなり暗くなっていました。
私は帰り道、この編成の展望席に越中八尾ー富山間で乗車することができ、バリアフリーの問題はあるものの、展望車というのはいいものだ、とあらためて感じました。


9939D発車待ち。越中八尾にて

最後はこちら、キハ181系「おわら」です。走行シーンは、撮ったものの出来が悪く、越中八尾での出発待ちのシーンです。この列車は快速列車ですが、特急用のHMをつけたまま走っていました。

高山本線寸断状態での「おわら臨」は、今年でお終い。来年からは、どのような変化があるのでしょうね。