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癒さぬ傷口が 栄光への入口

『歌のおにいさん』 #01

2009-01-17 | テレビ。
嵐のリーダー・大野くんが金曜ナイトドラマに登場(笑)。

『歌のおにいさん』公式


#01
《あらすじ》
大学生の矢野健太(大野智)は卒業間近、内定していた企業に内定を取り消された。
おまけにバンドは突然解散、メンバーでもある彼女・明音(千紗)からも別れを告げられ踏んだり蹴ったり。
小さな町工場を営む父親(小野武彦)には「家業を継がないというから大学に行かせてやったんだから働かないなら学費分の金を返せ」と言われ嫌々ながら片っ端から就職先を探して奔走することに。しかし不況の折、なかなか就職先がみつからない。
そんな時何故か通ってしまった面接とは、テレビの子供番組「みんなでうたお!パピプペポン」の出演メンバーだった。

当初スタッフのつもりで応募したのに着ぐるみをきて子供番組の歌のおにいさんのバックで踊る……どうにもやる気の起こらない健太に、同じく新メンバーの守が控えめに怒る。
「やる気が無いなら他のバイトでもしなよ。この仕事をやりたくて出来ない人がいっぱいいるのに、失礼だよ」
しかし「歌のおにいさん」・氷室はママ人気にも調子にのってやりたい放題の王子様状態。その上、新顔たちに自分の地位を脅かされるのではないかと疑心暗鬼で二人に忠誠を誓えと無理難題をふっかけてくる。ついに健太はブチギレ、現場を後にしてしまう。
帰宅したらしたで、父に幼児番組に出ていることがバレてしまっていた。
「これがお前が本当にやりたかったことなのか」と問い詰める父に、
「俺が悪いんじゃねえ、時代が悪いんだ!」と逆ギレする健太。
しかし父にさらに「みんな苦しいのを乗り越えて生きてるんだ、逃げてばっかりなくせに時代のせいにするな」と一喝される。
家を飛び出た健太はかつてバンドでよく使っていたライブハウスでかつての彼女に再会。彼女とバンドのメンバーは健太だけを除いてメジャーデビューしようとしていた。
健太が卒業を前に就職活動を始めた時点で、本気でプロを目指していたバンドの仲間は遊びでバンド活動をやっている健太に愛想をつかし始めていたのだ。
「あんた、何かに本気になったことある?いつもつらいことがあったら逃げ回ってたよね」
大事なものを全て失って可哀想な身の上になっていたと思っていた自分が、実は何にも本気で向き合ってこなかったことにようやく気づいた健太はスタジオに戻りスタッフに頭を下げる。

氷室中心の番組作りに行き詰まりを感じていたプロデューサー・真鍋(木村佳乃)は、実は面接の時の「子供たちってこんな時代に生まれて可哀想ですよね」という言葉に何かを感じて健太を採用したのだった。


って全部書いちゃったな。

なんだか時事的な導入部でした。
内定取り消しとか就職難とか。
でも、確かに見ていて健太は甘えてると思ったし(当初はそういうキャラであるという設定なので当たり前なんですが)、本当にどうにもならない状態の人もいるけど、こんな風に全力を尽くしていないのに身の不運だけを嘆いて時代や政治のせいにばっかりしてる人だって今多いと思うのですよ。
人は弱いもので、誰かのせいに出来るものならしてしまいたい。
苦しいことなんて誰でも嫌で、逃げれるものなら逃げてしまいたい。
私にもそういう部分は多々ある。

だから、健太が守や父親や明音に言われたことって多少耳も痛いけれど、なんかスッキリしました。
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