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使い勝手抜群のホンダ シャトルが国民車候補としては悩ましいワケは?

2018-10-13 08:00:00 | Honda



フィットよりちょっと上級かつ使い勝手の良いワゴン


「新時代の国民車」を探す実地調査企画の第6回目。今回の調査対象は、デビューこそ2015年5月といささか旧聞に属するが、抜群のスペース効率により今なおまあまあの人気をキープしているホンダのコンパクトワゴン「シャトル」である
>>国民車とは?

まずはシャトルという車についての簡単な復習から。ホンダ シャトルは、コンパクトカーである「ホンダ フィット」の車台を基に作られた5ナンバーサイズのステーションワゴン。前身は「フィット シャトル」という車名だったが、この世代からはフィットの冠が外された。それに伴い実用小型車であるフィットとは異なる専用デザインなどを随所に採用し、「フィットよりもちょっと上級なワゴンなんですよ」ということをアピールしている。

パワーユニットはハイブリッドと1.5Lガソリンモデルの2種類。ハイブリッドのほうの中間グレードと上級グレードの足回りには、振幅感応型ダンパー……要するに「かなり凝った作りのショックアブソーバー」が採用されているが、ガソリン版と、ハイブリッド版ベースグレードのそれはごく普通のタイプだ。

だがそういったメカメカしい話よりも、シャトルのコアバリュー(核となる価値)は「居住空間および荷室の広さ」と「その使い勝手の良さ」にあるだろう。

5ナンバーサイズでありながら居住空間はなかなか広大で(天井が高いため圧迫感がない)、荷室容量は床上540L+床下30Lの合計570L。後席を折り畳めば最大1141Lまで拡大可能で、その際の最大荷室長は184cm。長身の人でも寝れる計算(?)であり、単身者なら「引っ越しのトラック代わり」に使える可能性すらある。

で、現在販売されている主なグレードとそれぞれの車両本体価格は以下のとおりだ。

【ハイブリッド】
●ハイブリッド ホンダセンシング|208万80円(FF)/227万4480円(4WD)
●ハイブリッドX ホンダセンシング|231万120円(FF)/250万4520円(4WD)
●ハイブリッドZ ホンダセンシング|246万9960円(FF)/263万1960円(4WD)
【ガソリン】
●G ホンダセンシング|177万120円(FF)/196万4520円(4WD)


最上級グレードでは「価格と質感」が釣り合わない

筆者が考える新時代の国民車の価格基準は「ま、高くても総額200万円台半ばぐらいまで」としているので、こうなると検討すべき対象は「ガソリンモデル、すなわちGのFF」の一択となろう。これであれば、純正ナビとドラレコなどを付けても総額220万円ぐらいで収めることができる。

だが、なんとGは「広報車の設定がありません」とのことだったため、次善の策として売れ筋のハイブリッドZ ホンダセンシング――つまり最上級グレードをお借りし、国民車候補としての実地検証を行うことになった。この場合に予想される支払総額は、公式シミュレーターによれば280万円ぐらい。……ちと高いが、まあ致し方ない。

で、ホンダ シャトル ハイブリッドZ ホンダセンシングに乗り、都内および近郊の各所を走り回った。「走り回った」といってもタイヤをギャーギャー鳴らしながら峠道を爆走したわけではない。「生活道路はゆっくり走り、幹線道路は普通ぐらいに走る。で、都市高速や高速道路も普通ぐらいのペースで走るが、たまに状況を見ながら少々飛ばす場面もある」という、要するにごく普通の走り方だ。

それを踏まえて、ハイブリッドZ ホンダセンシングに対するいきなりの結論から述べよう。

「良い車ですか?」と問われたならば、「なかなか悪くない車です。ていうか、結構いいんじゃないでしょうか」と答えるだろう。しかし「じゃ、あなたが言う“新時代の国民車”としておすすめしますか?」と問われたならば、申し訳ないが「や、それはちょっと違うと思います」と答える。

結局のところ、ハイブリッドZ ホンダセンシングの場合は「価格と質感」が釣り合ってないのだ。


パワーは十分、居住スペースと荷室の使い勝手も大いに良好

前述のとおり、走りはなかなか悪くない。

このグレードに採用されている振幅感応型ダンパーというやつは「ソフトに走るときもハードに走るときも、同じように操縦安定性と乗り心地がよろしい」というものなのだが、あいにく筆者は、ソフトめに走る際にはその恩恵をさほど感じなかった。特に舗装がやや荒れた道路をのんびり走る際は「…この車、ちょいゴツゴツ感が強すぎないか?」と感じたものだ。

しかし舗装の状態が比較的よろしい場所を、ややハイスピードで走る際には「うむ、確かに!」といったニュアンスを、この凝ったショックアブソーバーはドライバーと乗員に与えてくれる。要するに「乗り心地がいい!」ということだ。

ハイブリッドシステムがもたらすパワーも十分で、走り屋の人がどう感じるのかは知らないが、一般的な感覚の持ち主であれば「おっ、十分速いじゃないの!」と判断することだろう。そして高速道路のカーブを曲がる際なども「狙った走行ライン」を外さずにビシッと走れるので、ストレスも少ない。

運転マニアは、背後にあるデカい荷室が走りにもたらす若干の悪影響を常に感じるはずだが、とやかく言うほどの悪影響があるわけでもない。そこは非常に便利な荷室とのトレードオフとして、少なくとも筆者はまったく気にならなかった。

その「非常に便利な荷室」だが、これが実に素晴らしい。

わざわざ後席を倒さないでも荷室には十分以上の幅と高さがあるため、「家族でコストコに行くのが大好きなんですよ」みたいなユーザーはかなり重宝するはず。後席の背面にある「マルチユースバスケット」というやつも、メーカーのカタログ写真のようにしゃれた花束を入れるかどうかはさておき、「ちょっとしたモノ」の収納にいろいろ使えそうだ。筆者ならば「青ネギ」や「生卵のパック(10個入り)」を入れるだろう。や、生卵は「床下収納」に入れたほうが割れにくいか? ちなみに床下収納もなかなかの容量(30L)を誇っており、好感が持てる。

そして言うまでもなく、後席を倒せばウルトラ広大でフラットな空間が現れ、助手席までも倒せば、前述のとおり引っ越しにも使えそうな気配になる。引っ越さないまでも、個人的にはIKEAとかで家具を買って持ち帰るために使いたい。

以上のとおり、走りに関しては(普通に走っても、やや飛ばし気味に走っても)ネガティブな部分はほとんどなく、居住スペースと荷室の使い勝手は大いに良好。「後席の座面がちょいコンパクトすぎる(前後方向に短すぎる)かな?」とは思ったが、まぁ5ナンバーサイズのなかでいろいろなことを実現させるうえでは仕方ない話だったのだろう。そこは不問としたい。


内装の質感はまったくもって我慢がならないが…

筆者が思う唯一の問題は、「内装の質感があまりにもチープである」ということだ。

総額280万円にも達しようとする車であるにもかかわらず、あまりにプラスチッキーであり、特に運転席のドア部分にあるウインドウ操作レバー付近の質感は、助手席側ウインドウの開閉システムが「AUTO」ではないことと併せ、軽くめまいがするほど安っぽい。

わたしが調べた限りでは過去、評論家のセンセイ方でこの問題について指摘している人はいなかった(もちろん、わたしが見落としている可能性も大いにある。その場合は謝りたい)。その理由はたぶん、結局のところ「しょせんは他人事」だからだ。

自分自身のおサイフから「総額280万円ぐらい」という決して安くはないマネーを支出するわけではないので、質感が安っぽくてもさほど気にならないのであろう。だが、もしも筆者が自分のおサイフから約280万円を支出して「シャトル ハイブリッドZ ホンダセンシング」を買うと考えたら……この内装の質感にはまったくもって我慢がならない。というか、そもそも選択肢に入らない。なぜならば、総額で約280万円を出すのであれば「もうちょっといい感じの内装」を備える車も世の中にはたくさんあるからだ。

しかし、先ほども申し上げたとおりホンダ シャトルという車の荷室は、強力すぎるほど強力なストロングポイントである。それを、「内装の(特に樹脂部分の)質感がイマイチだから」という理由だけで切って捨てるのは、あまりにももったいないというもの。とはいえ約280万円もの大金を出して「この内装」を買うのも業腹ではある。

ならばどうすべきか……と考えると、解決策のひとつは「比較的お安いガソリンモデルのGを買えば良いのでは?」ということだ。FFのGであれば、本稿の前半で申し上げたとおり220万円ぐらいの支払総額、いや値引きも考えたらもう少々お安い総額で、シャトルという車のステキな荷室と、まあまあの基本性能を入手できる。

「約280万円でコレかよ…」と思えば腹も立つが、「200万円ちょいぐらいでコレ」となれば受ける印象も180度変わったりするのが、人間の良いところというか、現金なところだ。

そのため、今回の最終結論は以下のとおりとならざるを得ない。

もしも貴殿がシャトル的な「積めて、乗れて、そしてまあまあ走れる車」を欲していて、そしてディーラーに行って「G」の内外装および装備類のテイストを確認し、さらには試乗もして「うむ、これはこれで悪くないじゃないか!」と思えた場合に限り、ホンダ シャトルの「G ホンダセンシング」は、有力な「新時代の国民車候補のひとつ」となるだろう。

全日本国民車評議会(通称:国民車会議)議長としての勝手な評価まとめは以下のとおりである。

【シャトル G ホンダセンシング(FF)=177万120円 】
・車両価格:★★★★☆(GのFFはなかなかお安い)
・気持ちよく走れる度:――(筆者は未確認)
・燃費:★★★☆☆(まあまあかと)
・積載性:★★★★★(素晴らしい!)
・おしゃれ度(外観):★★★☆☆(普通に普通)
・おしゃれ度(内装):★★☆☆☆(Gの価格なら許せる)

・総合国民車度:★★☆☆☆(ただしGを選ぶ場合はこの限りではない)


国民車とは?

今、「新時代の国民車」が待たれている。いや、それを待っているのはわたしだけという可能性もあるわけだが、筆者が考える新時代の国民車とは以下のようなクルマだ。

「安価だが高機能かつ低燃費で、それでいておしゃれ感もある、程よいサイズの実用車」

100万円台でまるっと買えるのが望ましく、それが難しい場合でもせいぜい200万円台前半ぐらいまで。自動車オタクが求めがちなマニアックな諸性能はどうでもよく、どんな状況でも普通か普通以上ぐらいに気持ちよく運転でき、燃費が良くて維持費も安く、人と荷物をある程度積載できて、邪魔くさくないサイズで、それでいて大のオトナが乗るにふさわしい質感とデザインも備えているクルマ。

……そんなある意味ぜいたくな一台を探し出すため、筆者はこのたび「一般社団法人 全日本国民車評議会」を(脳内で)設立し、実地調査に乗り出すことにした。

【国民車調査バックナンバー】
■第1回 ダイハツ ミラトコット
たとえば中年おやじがミラ トコットに乗るとどう感じるのか?

■第2回 スズキ ジムニー、ジムニーシエラ
ジムニーとジムニーシエラは街乗り車としてどうなのか?

■第3回 日産 オールラインナップ
日産オールラインナップ試乗会でノートe-POWERほか4モデルの国民車度を調査

■第4回 スズキ スイフトスポーツ
スズキ スイフトスポーツはかっ飛ばさなくてもまっ当な実用車=国民車か?

■第5回 トヨタ カローラ スポーツ
総額ほぼ300万円。今度のカローラは理想の国民車になるか?


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