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劉荻:「08憲章」署名者に対するイリハム教授支援の呼びかけ

2009-07-14 13:05:59 | 中国異論派選訳

「08憲章」署名者に対するイリハム教授支援の呼び掛け

1、「08憲章」は自由・人権・平等を主張している。そして自由・人権・平等は個人の責任と分かちがたく結びついている。そこで、私たちは一人ひとりが自分の行動に対し、かつ自分の行動にのみ責任を負い、他人が犯した罪によってその人が属するエスニックグループやエスニックグループの中の個人が処罰されてはならないと考える。

2、「08憲章」の第11条は、「言論の自由・出版の自由・学術研究の自由を実現し、国民の知る権利と監督権を保障する。『新聞法』と『出版法』を制定し、報道の規制を撤廃し、現行『刑法』中の『国家政権転覆扇動罪』条項を廃止し、言論の処罰を根絶する」と主張している。イリハム教授の「ウイグルオンライン」ウェブサイト創設と意見発表の行為は、言論の自由に含まれるのであり、保護されるべきである。

3、「08憲章」第18条は、「平等・公正の態度で(中国周辺)地域の平和と発展の維持に参加し、責任ある大国のイメージを作る。香港・マカオの自由制度を維持する。自由民主の前提のもとに、平等な協議と相互協力により海峡両岸の和解案を追求する。大きな知恵で各民族の共同の繁栄が可能な道と制度設計を探求し、立憲民主制の枠組みの下で中華連邦共和国を樹立する」と主張している。私個人は、「08憲章」が提起した中華連邦共和国に反対しないし、国家連合など他の方式によりチベット、新疆等の問題を解決することにも反対しないし、さらに上述の地区が完全に中国から分離して独立することにも反対しない。だが、たとえこれらの地区が独立したとしても、私は独立後の国家と中国が友好国となることを希望し、不倶戴天の敵となることは希望しない。また、たとえこれらの地区が独立したとしても、内地にはやはりチベット族、ウイグル族などの民族が居住し続けるだろうし、一方、チベット、新疆等の地域でも漢族が居住し続けるだろう。私は私たちが変わることなく仲の良い隣人であり続けることを願っている。だから、上述の地区が独立するか否かに関わらず、民族の和解は目指されるべきなのだ。私たち「08憲章」署名者は民族の和解のために各自が努力すべきである。イリハム教授を支援することはそのような努力の一部である。

4、「08憲章」は大勢のチベット族とウイグル族の人々によって署名され支持された。憲章発起人の劉暁波さんが拘束されてからは多くのチベット族とウイグル族の人々が釈放要求の呼び掛けに署名した。イリハム教授が言論の罪でとらわれた今、我々は当然支援すべきである。

また、私は「08憲章」の全署名者と全ての支持者に対し、自分の身の回りの無実の異民族の人を大切にし、一人ひとりが民族の和解に尽力するよう呼び掛ける。

「08憲章」署名者 劉荻(ステンレスネズミ)

原文:http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/
b63389986aa560b9b6ce99932a700777

参考(RFAのイリハム副教授インタビュー)
http://www.uyghurcongress.org/jp/
News.asp?ItemID=1236246580


(転載自由、出典明示)


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