映画制作裏話ブログ

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制作裏話「ラヴェンダーの咲く庭で」

2005年07月20日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
この映画のメインとなる天才ヴァイオリニストが
ある朝、海岸に流れ着くという話は、
ヴァイオリンをピアノに置き換えると、つい先日、世間を騒がせたヨーロッパの
”ピアノマン騒動”そのものであります。
もちろん、映画はピアノマンが発見されるよりずっと前に公開され、
事件を基に作られたものではありませんが、
劇場にはあの事件が良い宣伝になって、女性客がわんさと押しかけていました。

“騎士”の称号は“ナイト”ですが、これは男性に対する称号で、
“女騎士”となると
“デイム(DAME)”というのだそうですね。
この作品はOBE、DBEなど大英帝国の勲位を受勲しているイギリスが誇る2人の名女優、ジュディ・デンチとマギー・スミスが姉妹に扮して主演するのがウリです。
ジュディ・デンチは「007」でボンドの上司“M”役、マギー・スミスといえば
「ハリー・ポッター」シリーズで、マクゴナガル教授役でおなじみの女優です。
ふたりの「ムッソリーニとお茶を」「眺めのいい部屋」に続く共演作品になります。

若きヴァイオリニスト、青年アンドレアには「グッバイ、レーニン!」の
ドイツの新鋭俳優、ダニエル・ブリュール、
美貌の女流画家オルガに「トゥルーマン・ショー」のナターシャ・マケルホーン。
えーとこの人は「ソラリス」で主人公を惑わせるソラリスの女も演じましたね。

英国領 西インド諸島生まれの小説家で英国人俳優レズリー・ミッチェルの叔父、
ウィリアム・J・ロック(1863- 1930)の『Faraway Stories』という短編小説集の一編、
「Ladies in Lavender」が原作です。
いまのところ、出版の予定は無いようですが…。
ロックの作品は、
「シュヴァリエの放浪児」(36) 「借りた人生」(32) 「二人の道化師」(25) 「女は誓いぬ」(21)など20本を超える作品が映画化されているそうです。
さすがに古くて見たことある奴はひとつもありませんが。

映画の原題は「 Ladies in Lavender」 直訳すると「淡紫色の服を着た婦人たち」
のことでずばり二人のヒロインを指しているのですが、邦題では
ラヴェンダーのイメージだけとって「ラヴェンダーの咲く庭で」としてます。
原作小説では姉妹の年齢設定は 48 歳と45 歳なのですが、
映画ではジュディ・デンチもマギー・スミスも製作時の実年齢は
1934 年 12 月生まれの 70歳です。ですから原作より二回りほど上になっているのです。
脚本ははじめからジュディとマギーを前提に書かれているようですが、
原作どおりの世代の女優さんを配役するとなると、若い男を挟んで
もっと生々しい感じになったんじゃないかな。
映画の掲示板には、もっと若い方が良いとする書き込みも結構ありました。
分からなくは無いですが、性的な部分の無い良い意味で
枯れた感じが上品な味わいとなっている作品ですので、
もっと違う世界になっていたことでしょうね。

音楽は、作曲家・指揮者として活躍し、
エリザベス女王やチャールズ皇太子の御前演奏も担当する世界的な音楽家
ナイジェル・ヘス。
ヴァイオリンの吹き替えは日本でも人気の…

以下はネタバレになるので、この続きはhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/Pic-lavender.htmlにて脚本レビューの頁をご覧下さい。

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7 コメント

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TBありがとうございました! (ひろみ)
2005-07-21 23:30:06
映画のことについて感想書くことは初心者でしたので

TBいただけて嬉しかったです。

作品の裏話興味深く拝見させていただきました。
初心者 (管理人・新宿です。)
2005-07-22 10:06:10
いえいえ、私も初心者ですので。(本当か?) コメントありがとうございます。

有難うございます!! (ねこ)
2005-07-22 12:01:41
この度は、TB有難うございました。

管理人さんの新宿さんの詳しい解説素晴らしいなぁ~

と思いました・・・。

それに比べ・・・私の感想なんて・・・。



作品は、良い役者さんばかりで良質の映画に仕上がっていますね。
上記コメントした者です (hartneko21)
2005-07-22 12:07:54
すみません・・・。あんまり慣れてなくて・・・

上記は消してもらってかまいません。



この度は、TBありがとうございました。

管理人さんの新宿さんの詳しい解説素晴らしいなぁ~と思いました・・・。

それに比べて・・・私の感想なんて・・・。



作品は、良い役者さんばかりで良質の映画に仕上がっていますね。
こんにちは (まめお)
2005-07-25 19:29:14
ひっそりトラックバックしていただいていたので、気付きませんでした(笑)

あんな僻地にどこからいらしていただいたのでしょうか?

管理人さんのように真面目に大量に観ませんが、私も映画は大好きでございますので、こちらの記事も読ませていただきますね。

枯れた感じが。。。 (kanon)
2005-08-03 00:16:53


TBありがとうございました!



>性的な部分の無い良い意味で

枯れた感じが上品な味わいとなっている作品



マギーがアンドレの髪を触ろうとして、姉に戒められた時、「止められないの・・・」って

性的な雰囲気を感じたのは私だけでしょうか?



それにしても素晴らしい女優たちの演技を堪能しました。

これを日本で製作するなら、さしずめ老人ホームのちわげんかって感じでしょうか?

日本人も70歳になっても「恋を忘れない」ような雰囲気にならないのかしら?
レスでございます (管理人・新宿です。)
2005-08-03 09:34:45
hartneko21さん、まめおさん、kanonさん、コメントありがとうございました。



>あんな僻地にどこからいらしていただいたのでしょうか?



リンクをたどったのではなくRSSリーダーを使ったのです。



>日本で製作するなら、さしずめ老人ホームのちわげんかって感じでしょうか?



あるいは「三婆」か、…怖すぎますね。

まだまだこういう話を風情のあるファンタジーとして制作するほどには邦画界は熟成していないようです。





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