Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

二元論者たち

2006-12-30 | 自称保守・親米保守
 小泉政権を、金正日政権に対峙して拉致被害者救出を目指す、拉致被害者のための政権だと思っていた小泉信者たちは、小泉政権を批判する勢力を、北の術中にはまった愚か者と見ていたようです。「小泉さんを批判するな」という彼らのスローガンはそれを物語っています。

 金正日政権に対して、小泉政権が擁護にまわってしまったと見て、批判に転じた人を「強硬派だ、俄か右翼だ」の罵詈雑言ですからね。

 金正日政権を擁護する小泉政権、その小泉政権を擁護する小泉信者たち、その小泉信者たちを擁護する自称穏健派たち・・・。というような金正日政権を擁護する分厚い包囲網を、結果的にこの人たちは築いてしまったと私は見るんですが・・・。

 拉致問題において、「金正日政権対小泉政権」という対立構図だけしか頭に描けなかった二元論者たちは、全ての政治問題を「左翼対自民党政権」というこれまた単純な二元論で片付けてしまっています。

 「日本を滅ぼそうとする左翼。その左翼の策謀に敢然と立ち向かう自民党政権。左翼の策謀に陥って自民党政権を右から攻撃するアホな右翼。」というのが、彼らの描く構図です。物事を「善玉」か「悪玉」かでしか判断できない人の考えることは、こんなもんです。「拉致問題」も、「経済問題」も、すべてはこんな調子の単純思考しか出来ないようです。



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