Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

「右傾化」の実態

2007-02-04 | 自称保守・親米保守
 最近、「右傾化」という事がよく言われていますが、それは、この間まで、マスコミの言う事を鵜呑みにしていた人たちが、「ゴーマニズム宣言」・「ネットの情報」・「拉致問題の顕在化」などを通じて、マスコミ盲信の状態から目覚めて、マスコミに対する不信感を募らせた結果起こった現象です。

 「マスコミを信じ、政府批判をしていた」状態から、「政府を信じ、マスコミ批判をする」という状態に変わったのです。

 しかしながら、これが良かったかどうかは難しいところです。結局のところ、信じる対象が「マスコミ」から、「政府」に移っただけの事ですから。

 「マスコミが善で政府が悪」も、「政府が善でマスコミが悪」も、しょせん幼稚な二元論に過ぎません。実際はそれほど単純ではないでしょう。

 マスコミの言っていることが正しい(あるいは間違っている)場合もあれば、政府の言っている事が正しい(あるいは間違っている)場合もある。

 そんな当たり前の事にも思い至らないのがマンセー族です。彼らは、政府を何処までも信じ、政府批判者を「左翼」だ、あるいは「国士様」だとか言って揶揄していますが、その姿は、ひと昔前までの朝日を何処までも信じ、朝日批判者を右翼と呼んでいた「朝日新聞崇拝者」と瓜二つです。

 結局のところ、彼らは信仰する対象を変えただけのことで、やっている事は少しも進歩していないのです。


 
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