Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

多国籍軍に対する暴力行為が15分おきに発生・・・イラク

2006-10-01 | その他
米政府、イラクでの対米軍攻撃の実態隠す=ウッドワード氏

 [ワシントン 28日 ロイター] 米著名ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏は、1日放映予定のCBSのインタビュー番組「60ミニッツ」で、ブッシュ政権はイラクでの米軍に対する暴力行為の実態を隠しており、政府や国防総省がイラク情勢の進展を強調しているのに反し、現地の状況は悪化していると語った。
 ウッドワード氏は、米国主導の多国籍軍に対する暴力行為は15分おきに発生していると指摘。「攻撃は1週間に800─900件という水準に達している。これは1日に100件以上という計算になり、1時間当たりでは4件となる」と述べた。
 また「諜報問題の専門家によると、2007年には状況がさらに悪化する見通しだが、大統領も国防総省も『そんなことはない、事態は改善している』と言っているに過ぎない」と語った。
 同氏の新著出版に先立ち、28日にインタビューの一部が公表された。
(ロイター) - 9月29日14時34分更新


 米紙ワシントン・ポストのボブ・ウッドワード氏によると、イラクでの多国籍軍に対する暴力行為は15分おきに発生しているそうです。「攻撃は1週間に800─900件という水準に達している。これは1日に100件以上という計算になり、1時間当たりでは4件となる」とのこと。

 これは、内乱状態とも言える状況です。この泥沼のイラクから、既に陸上自衛隊が撤退していたことは幸運でした。

 フセイン独裁政権に対する批判は、確かにあるでしょうが、少なくとも戦争前のイラクには一定の秩序というものはあったはず。それをこのような混乱状態にしてしまった責任の多くはアメリカにあります。「寝た子を起こした」あるいは、「不用意に蜂の巣をつついた」のはアメリカで、その無分別な行為は責められるべきです。

 さて、戦前、フセインの恐怖政治というものが大きく取りざたされていました。「自国民を次々に殺害し、スパイ網を自国に張り巡らせた統治」・・・という風評。もし、フセイン政権がそのような政治を行い、イラク国民が心からそれを嫌悪していたのなら、アメリカはもっと、祝福されていたのではないかという気もします。イラク人の、このアメリカに対する強い拒絶は何なんだろう。果たして、フセイン政権というものの実態はどうだったのか。様々な疑問が心に浮かびます。

 イラク戦争に関する情報は、親米メディアは、アメリカに都合のいい情報しか流さないし、反米メディアは、アメリカに都合の悪い情報しか流さない。だから、実情を知らないものにとっては、何がどうなっているのかさっぱり分かりません。

 少なくとも、片側からの情報だけに頼っていると、大きく偏った見方しか出来ないという事だけはいえるでしょうか。




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