3/22(月・休日)午後2時から奈良県立図書情報館で、NPT(核不拡散条約)再検討会議「要請代表派遣の
壮行会」が開かれました。ここには新婦人奈良県本部から代表派遣(2名)される、わが新婦人王寺支部事務
局長のNさんと三郷支部のOさんも出席しました。
冒頭、主催者(原水爆禁止奈良県協議会・奈良県原水協)代表あいさつがあり、
前回(2005年)は署名503万8108筆をセルジオ・ドゥアルテNPT再検討会議議長(当時)に提出、
今回はNPT会議開会までまだ48日を残す時点で、署名集約数540万、船積みの署名400万筆に達し
すでに前回の到達を越え、奈良県では40193筆が集められたなどの報告がありました。
続いて、奈良うたごえ協議会のみなさんが「原爆を許すまじ」などを参加者のみなさんと合唱。そして、
冨田宏治さん(関西学院大学法学部教授)の「核兵器廃絶は可能か?NPT再検討会議の課題と展望」を
テーマとした、講演がありました。
パワーポイントを使って、非常に明快でした。世界の核兵器をなくせの運動は、テロリストに核兵器を奪われ
ることを恐れており、核抑止論の効力は低下し、核兵器そのものをなくす潮流となっていることなどを解明。
キッシンジャー元・米国務長官など現在存命中の米国務長官・国防長官経験者の9割が、この運動に賛同
し、5年前のNPT会議と比べても状況は、核廃絶の可能性が非常に大きく、今回の行動の意義は大きいと。
講演の後、奈良県から代表派遣される23名のうち、この日参加されたみなさん一人ひとり自己紹介を兼ね
た挨拶と、決意表明がされました。(17名)
わが新婦人王寺支部事務局長Nさんや三郷支部のOさんも挨拶。
決意表明された21歳から83歳までの17名の方々みなさんに、なぜニューヨークまで行くのかの理由が
あり、とても感動させられ、熱い気持ちが伝わってきました。本当に、代表団の名に値するものでした。
ある方は、軍人だった過去の苦い経験を述べながら、前回会議にもニューヨークへ行き、この運動はアメリカ
で反響がとても大きかった、今回さらに運動を盛り上げ、生きている間に核廃絶を見届けたいと。
またある方は被爆2世として、父の原爆体験を原爆投下国や世界のみなさんに直接伝えたいと。
またある方は今が核廃絶の絶好の機会、自分の葬式代とした積み立てたお金を解約して旅費を捻出したと。
さらに、宗教者平和協議会の方は、天理教やその他創価学会のみなさんまでお話させていただき署名も。
代表派遣者の中には、今井みつ子県会議員ご夫婦もおられ、ご夫婦揃って挨拶されました。
最後に爆心地から3,5k離れ、生き残った「被爆の桜」をプリントし、憲法9条をフランス語・英語・中国語・
韓国語・スペイン語に翻訳された、クリアファイル「ファイル9条」を、ニューヨークなどでも積極的に活用して
欲しいとの紹介があり、会場でも配布されました。
とてもすばらしい内容で、意義のある「壮行会」でした。