王寺町畠田5丁目 泉ヶ丘住宅地進入路です。桜の花を、見つけました。
王寺町内では最も早く咲いていたのでは?色んな植物が、開花しだしています。
新婦人王寺支部ブログでは、この間おもに暮らし・家計を中心に
連載してきました。
また、同じように大切な、「いのちの問題」もこの間とり上げてきました。
今日からしばらくの間、命の重さについて、とくに全国と比較して奈良県の
医療行政・財政面などについて、皆さんといっしょに考えてみたいと思います。
まずは、新婦人しんぶんのこの記事、覚えておられる方も多いと思います。
安心して生みたい・・・どうして? 産科医・産院不足
新婦人しんぶん2006年8月31日付より
「産科が閉鎖される」「分娩の予約がとれない」――。
産科医が減り続け、住みなれた町で安心して子どもが産めない、
という事態が全国にひろがっています。
どうすれば安心して〝お産〟のできる場を確保できるのでしょうか。
現場の声を聞きながら考えました。
◇近くでは産めない?!
「臨月になると健診も毎週で、車を走らせながら、途中で破水したら
どうしようと不安でした」。
「病院で分娩の予約をしたら、すぐに来年2月まで予約がいっぱいという
張り紙が出たんです。予約できなかった人はどうしたんだろう…
と気になって。保育園が見つからないというのはあるけれど、
それに加えて、いまは〝産む〟という本当に出発点のところから
探し歩かなくちゃいけないなんて…」と。
ここ数年で北海道、東北をはじめ各地で公立病院の産科閉鎖があいつぎ、
首都圏でもお産のできる場所が見つかりにくい事例が出てきています。
一昨年の日本産科婦人科学会の調査によると、産科や婦人科を掲げる医療機関
のうち、実際に分娩を取り扱うのは約65%の3056施設(05年12月1日時点)
でした。常勤の医師数は7873人で、厚生労働省の推計(約1万1000人)を
大幅に下回っていることもわかっています。
◇カギをにぎるのは女性医師
産科医が減り続けるなか、女性医師の割合はふえています。
日本産科婦人科学会では、会員1万5528人のうち女性の割合は23.5%と
4人に1人に。
30歳未満では70.4%が女性ですが、泊まり勤務など厳しい労働環境では、
育児との両立がむずかしく、出産などで仕事をやめる人がふえていると
いいます。
こうしたなか、同学会は6月、女性産婦人科医師が働きやすい環境を整備
しようと「女性医師の継続的就労支援のための委員会」を設置。
・・続きはあすに。
王寺町畠田9丁目つくし住宅地への進入路です。
王寺町のもう一つの南の端で、香芝市尼寺と接します。
菜の花・オオイヌノフグリなどの野草が、辺り一面に。
前方には、王寺町内で最も海抜が高い、美しヶ丘住宅地が見えます。
奈良県の実態・全国と比較して・・・2005年度統計
・・ランク付けするのも心苦しいですが
1)妊娠、分娩及び産褥による死亡率(出産数10万人当たり)
奈良県 30位 0.0 1位 佐賀県 25.8 43位
大阪府 27位 3.8 2位 岐阜県 16.5 44位
京都府 30位 0.0 3位 徳島県 16.4 45位
兵庫県 29位 2.1 4位 愛知県 16.0 46位
和歌山県 30位 0.0 5位 滋賀県 15.1 47位
2)死産率(死産数/(出生数+死産数))出産千人当たり
奈良県 21位 28.7 1位 宮崎県 41.4 43位 長野県 25.2
大阪府 26位 28.3 2位鹿児島県 39.7 44位 石川県 25.1
京都府 32位 27.1 3位 長崎県 39.7 45位 静岡県 24.9
兵庫県 33位 26.7 4位 北海道 38.6 46位 広島県 24.2
和歌山県 18位 29.6 5位 高知県 36.6 47位 滋賀県 23.3
3)周産期死亡率(死産数(妊婦22週以降)+早期新生児死亡数)/出生数)
奈良県 10位 5.4 1位 鳥取県 6.8 43位 福島県 3.9
大阪府 33位 4.5 2位 岩手県 6.5 44位 大分県 3.8
京都府 18位 5.0 3位 愛媛県 6.2 45位 山口県 3.7
兵庫県 24位 4.8 4位 岐阜県 5.9 46位 宮崎県 3.7
和歌山県 35位 4.5 5位 徳島県 5.8 47位 佐賀県 3.6
このような実態をランク付けするのは、不謹慎で心苦しいですが、
現実を見据えた、医療行政・財政が急務ということで、あえて一覧に。
奈良県で起きた妊産婦死亡事件、このブログでも何回も取り上げてきました。
全国のみなさんに、大きな衝撃を与えたと同時に、日本の妊産婦医療問題が、
ようやく本格的?な論議のきっかけとなったことはたしかだと思います。
王寺町久度1丁目交差点付近です(王寺跨線橋北)。
王寺町の北の端で、三郷町・斑鳩町と隣接します。
自動車交通量は奈良県でも、大正・昭和・平成時代通じ屈指のところ。
前方の山影は、葛城・金剛の連山です。
このような場所に、毎年、こぶしの花がみごとに満開に。
白木蓮と見間違えやすいですが、花の下に葉が一葉あります。
王寺町内では最も早く咲いていたのでは?色んな植物が、開花しだしています。
新婦人王寺支部ブログでは、この間おもに暮らし・家計を中心に
連載してきました。
また、同じように大切な、「いのちの問題」もこの間とり上げてきました。
今日からしばらくの間、命の重さについて、とくに全国と比較して奈良県の
医療行政・財政面などについて、皆さんといっしょに考えてみたいと思います。
まずは、新婦人しんぶんのこの記事、覚えておられる方も多いと思います。
安心して生みたい・・・どうして? 産科医・産院不足
新婦人しんぶん2006年8月31日付より
「産科が閉鎖される」「分娩の予約がとれない」――。
産科医が減り続け、住みなれた町で安心して子どもが産めない、
という事態が全国にひろがっています。
どうすれば安心して〝お産〟のできる場を確保できるのでしょうか。
現場の声を聞きながら考えました。
◇近くでは産めない?!
「臨月になると健診も毎週で、車を走らせながら、途中で破水したら
どうしようと不安でした」。
「病院で分娩の予約をしたら、すぐに来年2月まで予約がいっぱいという
張り紙が出たんです。予約できなかった人はどうしたんだろう…
と気になって。保育園が見つからないというのはあるけれど、
それに加えて、いまは〝産む〟という本当に出発点のところから
探し歩かなくちゃいけないなんて…」と。
ここ数年で北海道、東北をはじめ各地で公立病院の産科閉鎖があいつぎ、
首都圏でもお産のできる場所が見つかりにくい事例が出てきています。
一昨年の日本産科婦人科学会の調査によると、産科や婦人科を掲げる医療機関
のうち、実際に分娩を取り扱うのは約65%の3056施設(05年12月1日時点)
でした。常勤の医師数は7873人で、厚生労働省の推計(約1万1000人)を
大幅に下回っていることもわかっています。
◇カギをにぎるのは女性医師
産科医が減り続けるなか、女性医師の割合はふえています。
日本産科婦人科学会では、会員1万5528人のうち女性の割合は23.5%と
4人に1人に。
30歳未満では70.4%が女性ですが、泊まり勤務など厳しい労働環境では、
育児との両立がむずかしく、出産などで仕事をやめる人がふえていると
いいます。
こうしたなか、同学会は6月、女性産婦人科医師が働きやすい環境を整備
しようと「女性医師の継続的就労支援のための委員会」を設置。
・・続きはあすに。
王寺町畠田9丁目つくし住宅地への進入路です。
王寺町のもう一つの南の端で、香芝市尼寺と接します。
菜の花・オオイヌノフグリなどの野草が、辺り一面に。
前方には、王寺町内で最も海抜が高い、美しヶ丘住宅地が見えます。
奈良県の実態・全国と比較して・・・2005年度統計
・・ランク付けするのも心苦しいですが
1)妊娠、分娩及び産褥による死亡率(出産数10万人当たり)
奈良県 30位 0.0 1位 佐賀県 25.8 43位
大阪府 27位 3.8 2位 岐阜県 16.5 44位
京都府 30位 0.0 3位 徳島県 16.4 45位
兵庫県 29位 2.1 4位 愛知県 16.0 46位
和歌山県 30位 0.0 5位 滋賀県 15.1 47位
2)死産率(死産数/(出生数+死産数))出産千人当たり
奈良県 21位 28.7 1位 宮崎県 41.4 43位 長野県 25.2
大阪府 26位 28.3 2位鹿児島県 39.7 44位 石川県 25.1
京都府 32位 27.1 3位 長崎県 39.7 45位 静岡県 24.9
兵庫県 33位 26.7 4位 北海道 38.6 46位 広島県 24.2
和歌山県 18位 29.6 5位 高知県 36.6 47位 滋賀県 23.3
3)周産期死亡率(死産数(妊婦22週以降)+早期新生児死亡数)/出生数)
奈良県 10位 5.4 1位 鳥取県 6.8 43位 福島県 3.9
大阪府 33位 4.5 2位 岩手県 6.5 44位 大分県 3.8
京都府 18位 5.0 3位 愛媛県 6.2 45位 山口県 3.7
兵庫県 24位 4.8 4位 岐阜県 5.9 46位 宮崎県 3.7
和歌山県 35位 4.5 5位 徳島県 5.8 47位 佐賀県 3.6
このような実態をランク付けするのは、不謹慎で心苦しいですが、
現実を見据えた、医療行政・財政が急務ということで、あえて一覧に。
奈良県で起きた妊産婦死亡事件、このブログでも何回も取り上げてきました。
全国のみなさんに、大きな衝撃を与えたと同時に、日本の妊産婦医療問題が、
ようやく本格的?な論議のきっかけとなったことはたしかだと思います。
王寺町久度1丁目交差点付近です(王寺跨線橋北)。
王寺町の北の端で、三郷町・斑鳩町と隣接します。
自動車交通量は奈良県でも、大正・昭和・平成時代通じ屈指のところ。
前方の山影は、葛城・金剛の連山です。
このような場所に、毎年、こぶしの花がみごとに満開に。
白木蓮と見間違えやすいですが、花の下に葉が一葉あります。