「シンデレラ」は厳しい家庭の元で召使のように働き続け、文句一つ言わず育ってきました。
ある日1通の届いた手紙に、心躍らせました。それは『お城』での舞踏会に招待すると言う不思議な手紙。
送り主は魔法使いよりと書かれていました。
シンデラの性格は「何があっても我慢して耐える」「自分がなんでも相手に尽くさなければならない」「相手のすべてを母のように受け容れなければ」と思って生きてきました。
その結果、人生のパートナーを選んだ際にも、亭主関白で自分が尽くす…というタイプの男性と引き合いました。さらに、(シンデレラ)A様の中にこうした思い込みがあったために、
*旦那がいつも威張っていて*自分ばかりが尽くしていて、貢いでしまい、相手は何もしてくれない
*辛いことがあっても頼れず、病気になってしまう
という結婚生活になってしまったのです。
本来、恋愛や結婚とは、「互いに助け合う」ことであったり、「自分も助けてもらう」ことであったり、「一緒に人生を楽しむ」「相手も完璧ではない」ということを認め合う必要があります。
例えば、いつも母親のようにたと相手の面倒を見るだけになってしまうからこそ、「相手が何もしてくれない犠牲的な恋愛」ばかりになってしまったり、その反対に、いつも依存的で娘のように相手にどっぷりと頼るために、「相手から重いと言われてしまい、離れられてしまう」ということが起きています。
だからこそ、「自分自身がひとつの側面だけにフォーカスしていることに気づき、相手とバランスをとれるように内面を磨く」ことで、相手との関わりが変わっていくのです。
A様の場合は、これまで相手を包み込む母性しか使っていなかったため、自分自身が誰かに頼ることや、時には子供のように甘えることなどを学んで行きました。
日常生活の中で、積極的に他者に頼ってみたり、あるいは「引き受けたくないことは断る」
というような感情の変化を起こしたら
その結果。
いつもお母さんのように、一方的に誰かを支えるだけの存在じゃなくていい。いつもしっかりしていなくてもいいし、
時には自分も支えられたり、守ってもらってもいいんだ…。
今まで甘えてしまっていた。すべて相手任せに依存してしまっていた。だからこれからは精神的に自立して、一緒に人生をやっていける同志としての強さを身につけるために、自分でも頑張って働き、素敵な女性になっていこう。(同志)
今まで強い自分ばかり見せていて、本当は繊細で女性らしい感性を持っていることを相手に伝えていなかった。もっと女らしくしたいし、もっと守ってもらいたいし、もっと助けてもらおう。(娘)
今まで自分の願いを叶えることばかりで、相手の気持ちを考えていなかった。
だから、「分かってほしい」とかではなく、私から相手の居場所を創れるようにしよう
。私といて安心できると言ってもらえるように、私から相手を気遣ってみよう…。(母性)
その結果、人生のパートナーを選んだ際にも、亭主関白で自分が尽くす…というタイプの男性と引き合いました。
こんなふうに、「自分の中で足りていなかった女性性」に気づき、そこを磨くと決めた瞬間に、人生が変わっていくのです。
夫婦は御互いの『ハーモニー』が必要なのです。
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