2005年09月02日
『海猿』、テレビドラマでも高評価!
オリコンの自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】では、先月、放送直前の「夏の連続テレビドラマ」の“期待度”を調査したが、今回は、放送中間時の「夏の連続テレビドラマ」の“満足度”をインターネット調査した。
その結果、トップを獲得したのは『海猿』。他の映画化作品と異なり、本編の続編という視聴者の間口を狭めてしまう状況であったにもかかわらず、映画のテイストをお茶の間にうまく還元させたという点で好ポイントを獲得。期待度3位から1位にランクアップした。「ドラマなのにスケールが大きくてすごい」(関東圏 中高生・女性)、「作りこまれた映像に、毎回ひきこまれる」(関東圏 30代・女性)、「映画が良かったのでドラマも観たが、今クールでは一番楽しみにしている。正直あまり期待していなかったが、非常に良くできている」(関東圏 30代・男性)。映画に続いて、バディを失うことになる主人公。この大胆な展開がエンディングに向けてどんな感動と反響を生み出していくのか、注目したい。
2位の『ドラゴン桜』も期待度4位からの上昇組。「面白い。今からまた受験したい気になった」(関西圏 20代・男性)、「受験に夢をもたせるような番組」(関西圏 40代・男性)、「受験勉強している学生にとっては良い勉強になるのではないかなって思います」(関東圏 専門・大学生・女性)。コンセプト、脚本の面白さもさることながら、全ドラマ中最も高いポイントを獲得した主役の項目に注目。長谷川京子、山下智久、長澤まさみという豪華なキャスティングを圧倒する主演・阿部寛の熱演に、『ごくせん』の仲間由紀恵を思い起こさせるパワーを感じる。現実とはかけ離れた学園ものが昨今のブームだが、そこにリアリティを吹き込むだけの主演の力量こそ、成功へのキーポイントとなるようだ。
(8月18日~23日まで、関東圏・関西圏の中高生、専・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、計1000人にインターネット調査したもの)
資料源:Oricon Style 芸能ニュース