夫と駅まで通勤ウォーキン

　　　　　　　　　　


運動不足解消をもくろんで
夫は毎朝、主要駅まで30分かけて歩いて行っているそうです
10年前から駅前に、ひっきりなしに完成し続けるマンションの影響で、区の人口は増え続けているそうで、
ここ数年は最寄り駅から通勤電車に乗ろうとしても、ホームに辿りついてから二三台は電車を見送らないと乗れない状況
ならばもう、歩いてしまえという事なのでしょう
遅くなればなる程ラッシュは激化するので、
家を出るのは6時過ぎです

20年くらい前
今でいうワンオペ育児の諸問題と子供の生活リズムのキープをどうするかを模索するサークルにいたワタシ、
大人と話す機会が無くて子供にまみれる毎日にイライラしていたお母さんの
夜遅く会社から帰ってきた夫にやさしくできないと言うお悩みの吐露と
その時のゲストの先生が答えておられる言葉を
今も覚えております

「機会を作って、旦那さんが乗られている電車に乗ってみたり
電車を降りる駅へ同じ時間に一度行ってみられるといいですよ
冷たい夜風、駅の喧騒、疲れた人々の群れ、
そういったものを身を持って感じてみると
家にたどり着く旦那様のご苦労や気持ちが少し想像できて、頑張れるかもしれない」

むう・・・(￣ー￣)
ワンオペ育児中のお母さんにそんなことが出来る根性と余裕があるのなら
そもそも悩まないと思う
とは思ったものの
仰ることはわかったような気がしまして

特に私の場合
どんなに家事や子育てが大変であっても
絶対夫よりは専業主婦の自分の方が楽だと思っていたので、
この回答はいつまでも頭の中にありました


なので？
(￣▽￣)


公休日の今日
朝早くから重たいノートパソコンを担いで出てゆく夫にくっついて
主要駅まで一緒に歩いてみたのです
（まあ、本当のところは
貸出期間をギリギリまで延長した挙句、返却期限を3日過ぎた本がまだ手元にあり
おばちゃんにチクリと怒られたくない、　図書館が閉館している時間に返却ポストに入れてしまいたい・・！
と言う邪心があったからなのですが）

週末が見えて来た木曜日
夫は疲れているのか、いつもより歩くのが若干遅い気がしました


まだ6時過ぎだと言うのに
沢山の人が足早に駅を目指しておられます
この時間帯は女性も男性もビジネススタイル、なのでいい加減な格好でついてゆくと
何とも言えない決まりの悪さを感じるのは知っていましたが
私の世代でも、若い世代でも、
夫婦並んでさっそうとホームに入ってゆかれる姿が目について驚きました
なるほどさすがタワマンの谷
華麗なる
ダブルインカムの国
(￣ー￣人)


　　　　　　　　　　　　　　




七時を過ぎると行列にならばないと改札に入れないことで有名になった駅で
夫と別れました

勤続30年超
夫が自己都合で欠勤したのは
10年前に入院手術案件となった出血事件の一週間だけ
偉いなあと思います

ぜひこのまま健康でつつがなく
退職まで
勤め上げてほしいです

私のために　←　おい(￣▽￣)



帰りは本を返却ポストに投函して
一人で歩きます

昨日とは打って変わって朝から雲一つない青空
刺すような太陽の光



　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　そもそも白いところがないという・・(￣▽￣)　　




朝の七時台をこんな風に
好きに使える暮らしが始まっていたことに感慨深く

私の老後は始まっているのだなあと
ちょろっと思うのでした




今日はそんな話です




　　　　　　　　　　　～(￣▽￣)ﾉｼ










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