Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

マイクロ機 初飛行

2011年06月26日 | μ-Egret (マイクロSAL)


早朝、初飛行に臨むんだけれど、木々の梢がざわつき、50gに満たない機体には向かない風模様。
グライドテストでは、僅かなアップトリムが要るくらいで、重心位置は平均翼弦長の1/3で良いみたい。
滑空経路が少し右に取られる。これは、どこか工作を失敗したかな。

重心位置と舵の効き具合の確認が取れたので、ちょいと上空へ上げてみる。
こんなに小さな機体だから、1回転するディスカス・ランチよりも、機体を振り子のように振って投げ上げる方が、しっくりくる。

風にあおられ、すぐ降りてきてしまう状況だったけれど、心配した尾翼の小ささも何とかなりそう。
追い風になると、とたんに舵が効かなくなるのは、仕方の無いことかもしれない。

参考にさせて頂いた翼型は、とてもいい性能を持っている思う。
強めの風の中、風上に入っていこうとするし、ふと風が弱まった時に見せる、浮きが良いんですよ。

いずれの状況も、迎え角を微調整するためにエレベーター操作が必要だけれど、これがプリセットとしてセッティング出来れば、面白い機体になるんじゃないかな。

ラフランディングしても、軽量ゆえに損傷は軽微。
とは言え、そのほとんどが翼端の欠け傷で、個人的にはいやな傷です。
まぁ、バルサの素地にクリアスプレーを吹いただけなので、表面強度なんで無いに等しいです。
補修後はクリアテープでも貼って、気持ち補強としましょう。

飛ばした状況が良いとは言えない中でも、結構良い線いけたマイクロ機。
穏やかな気流の中で、調整を詰めて行きたいです。


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8 コメント

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祝:初飛行 (蛸林)
2011-06-27 16:40:55
YA翼型を参考にされたのが吉と出たようですね。
小型機でも進入性の良さは重要ですものね。

エレベーターのプリセットですが、可変キャンバーを持たない小型機で、私はエレベーターにスロットルレバーから5~10%程度ミキシングを入れています。
スイッチでも良いのでしょうが、昔のスライド式のトリムの感覚で触った感覚だけで舵の位置が判りやすいです。
また、その時の位置のまま機体を降ろしてメモしておき後にスイッチ式の舵角の参考にもできると思います。

私のしょぼいプロポだと自由にミキシングできるが1系統だけなのでラダープリセットに使ってしまっていたのですが、垂直尾翼の面積と投げ方で要らないようになってきたので勿体ないのでやってます。(笑)
想像以上でした。 (Singha)
2011-06-27 20:13:41
思いつきで作りたくなって、偶然やまめ工房さんのHPに出会い、ざっくりと作り上げました。
ですので、飛びは期待していなかったんです。実は。
YA翼型を初めて見たときは、「こんなに厚くていいのかな?」と思いましたが、やはりエキスパートさんの翼型です。すばらしいと思います。

迎え角のプリセットはスイッチで行う予定ですが、蛸林さんのようにスロットルでリニア操作も良いですね。思いつかなかったなぁ~。
早速まねさせて頂きますです。<(_ _)>
re:想像以上でした (蛸林)
2011-06-27 22:11:11
私もマイクロはあまり期待していなかった口です(笑)
翼弦を増やして翼面積は稼いだものの・・・
ここだけの話、私の実は予定を遥かにオーバーして100gもあるんです(^^;)
速度を殺さない飛ばし方にしているせいもあるかもしれないですが、想像以上に飛んでしまったのにびっくりです。
YA翼型ではありませんがFF HLGで実績のある翼型を真似しています。

以前やまめ工房さんのブログで誘導抵抗の話でアドバイスを頂いて翼端の翼弦長の小さな楕円を採用したこともあるかもと思ったりもしています。
(翼端の翼弦長の3倍は誘導渦の中に入ってしまうというやまめ工房さんの経験則からです)

次は、ちゃんと重量管理をしてもっと軽量の物を作ってみたいと思っています。

今の課題はランチ高度です。
もうすこし稼げるといいと思うのですが・・・
なにか良い策はありますか?
ランチの高度 (Singha)
2011-06-28 22:04:07
ランチ高度…悩ましいですよね。
高ければ、サーマルに出会う率が上がりますから、出来るだけ高くしたいですよね。

機体ハードの面では、テールブームは出来るだけ硬い(しならない)物。
垂直尾翼は、出来るだけ小さいもの。(ラダーもいらない)
高速時に主翼の抵抗が最小になるような、翼型、取付角、迎え角…当然、後縁の厚みは限りなく薄く。
フラッターが起きないリンケージ。
とまぁ、一般的な事しか浮かびません。

ランチ等のソフト面は、個人の感覚があるので一概には言えませんが…
リリース時に機体速度が最大になるよう加速させる。(3/4回転したところで、加速が止まる方、結構いらっしゃいます)
けして力まない(力むと肘が曲がり機体を引き込んでウィングオーバー気味になる)
事を念頭に置いています。

上手な方はリリース時のダメ押しに、指でランチバーを弾き出す(機体の進行方向を強制的に修正してテールの振りを無くす)そうですが、私には難しくて無理でした。

個人的な体験でオカルトに近いかもしれませんが…
リリースの直後、腕が引き戻るような感覚があると、ランチ高度が上がったことがあります。
腕を引き戻すといっても、実際には真上に上がる事が多いです。
鞭の先端が最高速に達するのは、先端が翻る瞬間。そのために鞭を引き戻す。
この動きに近かったのかもしれません。
今でもランチ高度が高いときは、意図せず腕がフォロースルーしていません。
ヒジョ~に「妖しい」お話です。笑って流してください(^^;
re:ランチ (蛸林)
2011-07-02 23:08:04
Singhaさん アドバイスありがとうございました。

力むと肘が曲がってウイングオーバーはよくあります(^^;)

リリースの時の指?手首?のスナップは肘と同じになるのではと思っていたのですが・・・
意識してやってみると真直ぐにあがるし高度も少し稼げるようです。
もちろん軌道修正とかそんな難しいレベルではありませんが(^^;)

鞭の感覚はよく判りませんでした・・・
ただ指に機体の遠心力が強くかかる時は発航時の速度がある感覚はあるのですが、これではないですよね?

ステップとか関係ありますか?
海外のビデオをみているとランチ前にジャンプして半回転するものがありますが真似してみると腰のひねりが素早くできるように感じました。
足の運び (Singha)
2011-07-03 10:08:55
鞭の話は、私本人にもオカルトな話なので、スルーでお願いします(^^)

ジャンプすると、腰の回転が先行するので初速アップに寄与すると考えられますね。
でも疲れてくると、ジャンプできずに手投げ引っ掛けランチになりそうです。

私の場合ジャンプは苦手(上記の理由で)なので、特には跳ねないで、最後の左足の着地位置を、出来るだけ左回転方向にしています。
一回転して左足が着地しそうなところを、少しこらえて左回転方向側に着地するよう意識しています。

回転速度は若干落ちますが、リリース時に体が開き、機体を引っ張る(加速させる)感覚が分かりやすく、若干初速が上がった感があります。
手投げ防止にもなっていそうです。
Unknown (ウエノ@岡山)
2011-07-06 00:44:37
はじめまして。
素晴らしい機体を作っておいでですね。
マイクロ機は回転しなくてもボウリングのようなアンダースローで投げることが可能ですね。翼端を地面にぶつける心配もありませんし、とても楽です。
ただしどうやらラダー機だけにしておいたほうがよさそうです。

Shinghaさんのランチに関する考察は私も同感です。
フルサイズ機では完全に腕を真横で止めてしまってフォロースルーをまったくしなくてもかなりの高度まで上がります(もちろんこれは実際の体の回転に逆らう不自然な実験動作ですので、実際には自然なフォロースルーをした方が高く上がります)。
むしろリリース時に無理にペグを押すと、ペグを軸にした機体の回転を阻害して上がらなくなるとすら思っています。

私はキーホルダーを指で素早く回転させて飛ばすたとえを使いますが、鞭のたとえでおっしゃることとまったく同じです。
リリースの瞬間は飛ばすのと逆方向に引いて、はじくように離すはずです。飛ばす方向に押し出したりはしないはずです。

マイクロ機は無風の夜明けに70秒以上飛ぶものが可能です。
翼端はペグとバランスを取る意味も込めて、マイクログラスで固めておくとよいですよ。
ランチのお話 (Singha)
2011-07-06 22:56:15
ウエノ@岡山さん、はじめまして。
マイクロ機製作にあたり、ウエノさんのブログを教科書にさせて頂きました。
改めて、お礼申し上げます<(_ _)>

ランチに関するご意見ただきまして、ありがとうございます。
鞭の話は、私の感覚的なものでしたので、表現するのに勇気が要りました。
この趣味を楽しんで8年程になりますが、ずっと独学ゆえに、自分の向かっている方向が正しいのか疑問に思うことしきりです。
ですので、上級者の方から同じ感覚のお話をお伺いできると、向かっている先に間違い無さそうだと安心しますです。

70秒飛ぶマイクロ機ですか~。私の機体の倍以上飛ぶんですね。
非常に高い目標ですが、その高みへ私も向かってみようと思います。

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