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【デヴィ】『今宵はパーティ三昧♪~1CHANELパーティ』

2016-11-28 16:51:29 | デヴィ・スカルノ

読者の皆さまごきげんよう

今日のテーマは
『今宵はパーティ三昧♪~1CHANELパーティ』        
        
アンダーズ東京52階ルーフトップ・スタジオで
CHANELの【CRUISE-COLLECTION CocoCubaParty】が
 ありました♪夜景が素晴らしい夜でした♪

ご一緒した樋口百合子さんは、
シャネル尽くしで        見事なコーディネート♪

パーティ会場は
【ココ・キューバ・パーティ】のネーム通りに常夏の国、
キューバの雰囲気がかもし出されておりました。

この真冬にです(笑)

そのためか初冬のシャネル・スーツ姿のシャネラーが
【ここかしこ】に。

 私は新しい黒のシャネル・スーツでの装いで、
 百合子さんは豪華に
 ピンクで頭のてっぺんからつま先まで総揃え。

もちろん宝石まで。
 指には最大級のピンクのクンツァイトが!!

 会場内はキューバン・ハットやバッグ、植物や家具、
 屋台であたかもキューバにいる錯覚。

 日本中から集まった美しいシャネラー方が
 たくさんいらしていました♪

百合子さんと岸野朋子さん、若きラブリーなシャネラー達は、
キューバン・バンドが奏でる陽気な音楽、
ミューバン・ダンサー達の踊りに楽し気に興じていました。

この後、萬田久子さん邸のパーティーへ
伺いました。(つづく)
 (詳しくは私のブログをご覧ください)
http://dewi-s.com/Ld31200/16541

コメントはこちら
http://dewi-s.com/Ld31200/26541

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発行元 オフィスデヴィスカルノ
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書評 しょひょう : 松本徹『三島由紀夫の時代  芸術家11人との交錯』(水声社)

2016-11-28 08:04:14 | 書評

書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW 
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 戦前も戦後も偽善的な知識人はやまのようにいたが
  晩年に訣別した三島の親友たちを冷静に描ききった傑作

  ♪
松本徹『三島由紀夫の時代  芸術家11人との交錯』(水声社)
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 三島由紀夫はいうまでもなく現代日本の文豪。
 「その卓越した才能、感受性、知識、意思をもって、一人でその営為を遂行したわけではない。昭和という時代のただ中で、さまざまな人々と出会い、学び、競い合い、反撥もすれば惹かれあい、共鳴し、影響を受け、自らを形成しながら、創作活動を展開した」として松本氏は本書執筆の動機を書く。

 作家論、文学論、伝記、そして政治思想、哲学論は夥しく書かれたが、同時代人と三島との交遊に的を絞った観点からの三島交友録論はほとんど書かれなかった。

 すでに十数冊の三島論をものにされている松本徹氏は、こんどは、そうしてテーマに挑んだ。
 「三島が浅からぬ係わりを持った、同時代の優れた人々を採り上げ、相互の係わりを見ようと思いだった」
それが本書となって結実した。

 登場する11名は川端康成、六世中村歌右衛門、大岡昇平、武田泰淳、福田恒存、蓮田善明、渋沢龍彦、橋川文三、細江英公、林房雄、そして江藤淳である。岡山典弘氏の『三島由紀夫が愛した十人の美女たち』と一対をなすかのように、登場する同時代人はすべてが男性である。

 これまで比較論として頻繁に対比されてきた石原慎太郎も、世界的音楽家の黛敏郎も入らない。親友だった村松剛も、著者によれば、或る事情を考慮して入れていない。外国人のドナルドキーン、サイデンスティッカーも撰ばれていないが、逆に松本氏が撰んだ11名のうち、三島の死後も生きた川端、大岡、武田、福田、渋沢、橋川、林とは喧嘩でもしたかのように晩年、疎遠となった。江藤に至っては三島が殆ど相手にしていなかった。その詳しい経緯を残された文献や手紙などから詳細に検証してゆく。
 松本氏は、その交遊の来歴と疎遠に至るまでの経緯を辿る。


 ▼いま、熱烈に見直される蓮田善明

 じつは少年時代の三島に、決定的なまでの影響を与えた作家は蓮田善明である。
 三島の恩師清水が蓮田らと主催した文芸誌に、三島の処女作が掲載された。蓮田が激賞したからだった。
 その蓮田をまっとうに評価した評論が少ないが、さきごろ蓮田宅で『花盛りの森』の草稿が発見され、新聞が大きくつたえた(小誌参照)。

 三島は蓮田を尊敬して止まなかった。
 蓮田はジョホールバルで上官(連隊長)を射殺し、その拳銃で自裁したが、その行為を、三島は「稲妻のような美しさ」と比喩した。

 後日、松本健一らの調査によって、連隊長は立派な日本人であり、可能な限り多くの将兵を無事に日本に帰そうと努力していた。ところが、それを蓮田ら徹底抗戦組は「売国的」と解釈したのだ。

 あれは「最大の『内部の敵』に対する怒りだった」と書いた三島は、論理をいきなり一般論へと転化し、知識人の偽善を嘆き、憤り、『戦後における偽善に装飾されたとき、どのような腐臭を放ち、どのように文化の本質を毒したか』を嘆いた。

 つまり三島は戦後知識人の偽善と嘘に憤怒していた。それが昂じて親友とも口を利かなくなり、林房雄、川端康成、村松剛らと距離をおき、死への疾走を開始したのである。

 松本氏は「偽善とは敗戦以降の我が国のあり方を指弾する三島のキーワードである」と指摘して、つぎのように続ける。
 「占領下において強要された民主主義を、真性の民主主義であるかのように言いつくろい、軍政局に迎合、他者の糾弾に奔走したしたのが、当時の言論弾圧の主流であり、占領が終わっても本質的な変化はなく、同じ態度を押し通し続けて、今日に及んでいる。その不真面目さは言語に絶するが、この風景は戦時中のものでもあったのだ」(55p)。

 GHQの占領政策にこびへつらい、先頭にたって協力した所謂「学者」、「知識人」の処世は、軽蔑の対象でしかない。
とくにGHQの焚書坑儒といえる発禁図書のリスト策定に多くの日本の知識人が、その選定に加わっていたことは驚きである。

 戦後、日本の書店や図書館から消え去ってしまった書籍の多くは「正しい歴史」「正しい日本哲学」「思想」だったのだから。
 そして欧米がいかに邪悪であるかを叙した歴史書が多かった。これらの存在はたしかにGHQの占領政策にとって大きな障害であった。


 ▼蓮田と西郷への挽歌が江藤淳を変えた

 数年前、西郷隆盛の戦跡を追って評者(宮崎)が熊本県の田原坂を訪れたとき、ふとそこに蓮田善明の歌碑がひっそりと建っていることを知った。評者はそのときまだ江藤淳の『南州残影』を読んでいなかった。

 江藤の西郷再評価の旅は、この田原坂の蓮田善明の歌碑(蓮田善明先生文学碑)から始まるのだ。
 いま評者の書棚にも置いてある写真パネルの一つが熊本の郷土史家が撮影し、贈ってくれた蓮田の歌碑である。

 ふるさとの 駅に降り立ち
   眺めたる かの薄紅葉
     忘らえなくに

 松本氏はこう書く。
 「三島が自決したとき、江藤は」(中略)口を極めて、三島を罵った。「自衛隊内で憲法改正を訴えた上での自決を徹底的に私的な行動だと、あざといとも思われる言い方で、強引に極め付けたのである。そればかりか小林秀雄との対談で、『病気だ』とまで言い放ち、小林に厳しくたしなめられた」(250p)

 江藤は左翼だったから、正気と狂気の区別が出来なかった。
ところが、その江藤淳に顕著な変化が現れたのだ。「それも奇怪なことに、見方を百八十度転換させたのである」

 松本氏はこれを父親の死と吉田満の『戦艦大和の最後』へ江藤の称賛評価、つまり死者への鎮魂歌を見いだした。
したがって江藤淳の『南州残影』は近代的思考の矛盾を払拭できないまま、西郷隆盛は日本の思想であると言ってのけるほどに変身したのである。

ほかにも大岡昇平との距離感の肥大化、福田とは演劇を巡っての喧嘩がすでに多くが語られたが、三島が一時期、なぜかぐいと接近した橋川文三の見当外れの書評に関して松本氏は辛辣に触れているが紙幅がなくなった。
 力作評論、三島研究家には必読本であろう。
         ◇○◇□▽◎ ◇○◇□▽◎ ◇○◇□▽◎   
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 お蔵入りだった「李克強インデックス」を急遽復活させた

2016-11-26 07:20:33 | 宮崎正弘

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)11月25日(金曜日)参
         通算第5109号   
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 お蔵入りだった「李克強インデックス」を急遽復活させた
   「これは都合が良い」とばかり第三四半期の統計に適用
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 ウィキリークスがすっぱ抜いた「李克強インデックス」って何だったっけ?
 李首相が遼寧省書記のころ、面談した米国大使との会話で語った内容とは「私たちは政府発表の経済統計を信用していない。(あれは作文である)」

 驚いた米大使が訪ねた。
「それならあなた方が信用している経済統計とは何か?」
 李曰く。「電力消費量、鉄道貨物輸送量、そして銀行の融資残高です」

 この李克強インデックスを用いると、2015年の経済指標は電力消費が横ばい、ややマイナス。鉄道貨物輸送量がマイナス11%だったから、「中国経済のGDP成長率はおかしい。天地の乖離現象がある」と世界のエコノミストが中国政府国家統計局発表の数字を疑ってきた。

 「李克強インデックス」は「チト、まずい」ということになり、お蔵入りしていた。
とくに習近平政権となって李克強首相との間にはビュービューと「すきま風」が吹き荒れ、李インデックスなぞ使うわけがなかった。

 11月23日、突如、思い出したのだ。「李克強インデックスを、今期の統計発表では『適切である』から使おうぜ」と。中国はことしのGDP成長率を6・6%から6・7%へと上方修正した。
第一に電力消費量が伸びた。上半期の伸びは2・7%でしかなかったが、第三四半期は7%のアップを示した。
 第二に鉄道貨物輸送量が2016年10月に11・2%伸びた。「よっしゃ、これも使おう」

 現実は季節的要因と一時的に電力需要が集中したためで、電力の家庭消費量に限って言えば横ばいである。
 鉄道貨物輸送は輸出入ばかりか軍の移動に使われる。部隊の移動が十月に集中した所為か、どうかの具体的内容の開示がない。輸出入貿易は港湾のコンテナ取扱量でわかるが、その発表はまだない。

 そして『李克強インデックス』のもう一つ、「銀行の融資残高k」の開示がない。それは発表するには『不都合なデータ』であるからだ。

 権力闘争のあおりで、お蔵入りしていた李克強インデックスを、第三四半期の統計では『成長に見せかけるに都合がよい』とばかりに持ち出して適当なところだけを切り取って利用する。
共産党の常套手段とはいえ、機会便乗主義のそしりは免れないだろう。

 11月24日の為替レートは一段の人民元安を示した
 同日、江西省の発電所建設現場で組み立て中の足場が崩壊し、80名近くが死ぬという痛ましい事故が起きた。
   □◇▽◎み□◇▽◎や□◇▽□ざ○◎□○き◎□▽▽ 
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(休刊のお知らせ)小誌、11月26日(土曜)、27日(日曜)を休刊します 
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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   ♪
(読者の声1)12月4日、中野にて「決戦の大空へ」上映会やります。御興味のある方は是非おいでください。
http://miura.trycomp.net/?p=4021
   (三浦生)



  ♪
(読者の声2)トランプ勝利の世界各国の反応は中東諸国が喜び、ロシアは大喜び、西側諸国は憂慮と、きれいに二つに割れた反応でした。興味深いことです。
 中国は表面的に喜んでいると貴誌の分析でもわかりましたが、インドのトランプ評価はどのようなものなのでしょうか。
日本のメディアは殆ど伝えておりませんので。
  (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)ニッキー・ヘイリー(ノウスカロライナ州知事)がトランプ次期大統領によって国連大使に任命され、インドは湧いていますよ。

 ヘイリーは女性アジア人で初めて知事になった、きっすいのインド系であり、しかも共和党内の鷹派、予備選ではルビオ、クルーズを支援し、トランプに批判的でした。

 彼女の両親はインドのパンジャブ州出身。シーク教徒です。米国へ移民して彼女がノウスカロライナ州で誕生、インド系アメリカ人として、すくすくと成長。2011年に知事選に挑戦、いまは二期目です。

 インドが米国傾斜を強めてきたのは言うまでもありませんが、モディ首相は訪米の度に歓迎を受け、とりわけインドからの米国移民コミュニティでは、訪米時に7万人がシリコンバレーのスタジアムにあつまったほど(同時期に習近平も訪米中でしたが、ローマ法王の訪米が重なり、冷遇されていました)。

モディ首相の唯一の心配事は「移民排斥」の暴走です。
インドから米国への移民は中国人には叶わずとも、ハイテクとくにシリコンバレーに多く、英語が公用語であるため、電話のバックセンターをインドにおいている米企業も多い。そのうえ、インドのコンピュータソフトの輸出の60%が対米向けです。
インドは基本的に米国とは安全保障面で絆を強め、中国との軍事バランスを重視する政策が継続されますが、トランプの南アジア政策は、まだ不透明。

しかしムンバイの東200キロのプネという瞑想とヨガで有名な都市があり、ここに「トランプ・マンション」があります。
プネは緑豊か、じつに落ち着いた綺麗な町で、世界中から瞑想修行にくる所でもあり、同時にハイテク工業団地が蝟集しています。日本企業もちらほら。小生も二泊したことがありますが、マハラジャの古城などが残っていました。
つまりトランプは実業方面ではインドとも接触があり、無知ではありません。
      ◇▽□○◎□○◇◎▽□□◇▽◎□○◎▽□ 

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書評 しょひょう :馬渕睦夫『2017年 世界最終戦争の正体』(宝島社)

2016-11-24 09:23:02 | 書評

書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW 
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 中国は「国家」ではなく「個人と家族と親戚が帰属する集団」
  だからグローバリズムの「巨大市場」とはなりえても、「国家」たり得ず

   ♪
馬渕睦夫『2017年 世界最終戦争の正体』(宝島社)
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 なにしろ「ハルマゲドン」を迎えた世界を救えるのは「プーチンと安倍首相だ」と、日本の誰も主張していないことを正々堂々と馬渕大使が言われるのだから、腰がひける読者が多いかも知れない。

 じつは評者(宮崎)と馬渕大使との対談でも同様なことを馬渕氏は言われている。(『世界戦争を仕掛ける市場の正体』、ビジネス社)
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%82%92%E4%BB%95%E6%8E%9B%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%81%AE%E6%AD%A3%E4%BD%93-~%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%82%92%E6%93%8D%E3%82%8B%E8%A3%8F%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%80-%E5%AE%AE%E5%B4%8E-%E6%AD%A3%E5%BC%98/dp/4828418709

 本書の骨格をなす世界情勢の分析は「世界統一政府」、つまりグローバリズムは左翼の隠れ蓑だが、それを目指している国際金融資本が世界的規模で戦争を引き起こすプロットが深化しているというのが氏の分析である。
 さて、そのことは本書に当たっていただくにしくはなく、評者(宮崎)は、以下の中国分析を瞠目しつつ読んだ。
 
 最初に日本のマスコミは中国を正確に報道していないという馬渕大使の指摘だが、日本どころか世界の先進国もそうであり、いや中国のマスコミは情報操作の塊で、真実を一切伝えない特色がある。

「中国の実像を正確に理解することを妨げているのは、中国の利益を代弁しているメディアの洗脳(中略)。中国の宣伝機関と言われてもおかしくないくらい偏向報道が著しい」というメディアの病的な体質を俎上に載せる。

 ついで馬渕大使は、「実態以上に中国の力が誇張されたかといいますと、中国の脅威を感じさせることによって、日本国民の間に中国に従うことはやむを得ないとの諦めの雰囲気を醸成することが目的だった」と論理付けられるのだ。

 そしてマスコミの悪質な情報操作に煽られて多くの日本企業が中国へ進出し、いまごろべそをかいているわけだが、評者も二十年以上前から言ってきたように「進出そのものが間違い」だったのである。

  しかるに米国は、この軍事大国の中国をなぜ重宝してきたのか?
 この根本の疑問について氏の解析は闇夜に煌々と照らし出された一条の月明かりのごとく明快である。

 「中華人民共和国をつくったのは(コミンテルンではなく)アメリカ」だという箇所は、少数の歴史家が提示してきたが、まだ歴史学の常識にはなっていない。

 「歴史教科書は、アメリカがぼんやりしていたとか、毛沢東の実力を過小評価していたなどと書くだけで、アメリカが(背後で)毛沢東を支援した事実をどういうわけか教えません。これでは、現在なぜアメリカが中国に対して融和的態度をとっているのかさっぱり理解できなくなっていまいます」

 アメリカが第二次大戦でソ連を支援し、中国の共産主義政権の誕生を支援した理由も、昨今のアメリカが中国の経済大国化を熱心に支援したのも、舞台裏で謀られたアメリカの企みであって、グローバリズムの市場であった

 つまり『中国共産党の支配は終了しても、中国という巨大市場は存続する』のだ。
 重ねて氏が指摘されているのは『中国は国家ではなくて、市場である』という事実である。
       ◇○◇□○ ◇□○◎○□   

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 TPPは去った。が、次は「アールセップ」と「エフタープ」

2016-11-24 08:56:17 | 宮崎正弘

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)11月24日(木曜日)
         通算第5105号  <前日発行>
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 TPPは去った。が、次は「アールセップ」と「エフタープ」
  中国の喜びも束の間の幻覚に終わりそう。多国間交渉は必ず長引く
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 TPPが去って、つぎは「アールセップ」(RCEP)と「エフタープ」(FTAAP)ですか。
 トランプ次期大統領は「ホワイトハウスへ入った初日にTPPからの撤退する」とホームページに掲載した。
エネルギー政策を最優先課題とするための規制撤廃(パリ協定からの撤退)、外国ロビィストへの規制強化も優先課題にあげるとした。

 TPPからの撤退をトランプ次期大統領が鮮明にしたことを中国が熱烈歓迎したのは「中国を除外したTPPは中国包囲網」であり、これを米国が自ら破るのだから、欣快に思えたのだろう。
 つまりTPPによる中国排除は「日本の幻想」だったと分析して、溜飲を下げているのである。

 米国の庶民感覚では「自由貿易」ではなく「公平な貿易(Fair Trade)を求めるスローガンが並んでいることをお忘れなく。
トランプは中国の貿易慣行が「不公平」と言っているのである。模倣、ダンピング、為替操作、企業買収の一方通行が不公平だと主張しているのであって、中国の分析とは百八十度異なる。

 中国の風刺漫画にはTPPの「T」と「P」を分断し、その間に「RUM」を挿入している。つまり「TrumP P]というわけである。
もう一枚の諷刺漫画は荷物一杯のリックサック(TPP交渉の成果)を背負って、ようやく中華門にきたオバマを、扉を堅く閉めて追い返す構図となっていた。

 そのうえで、中国は、主導権が握れそうな次の貿易交渉「RCEP」に重点を置くとしている。

 RCEP(東アジア地域包括的経済連携)とはアセアン十ヶ国に六カ国(日本、中国、韓国、豪、ニュージーランド、印度)を加えた十六ヶ国の広域経済圏を目指そうとするもので、中国が主唱してきたEAFTA(東アジア自由貿易圏)を併存する。EAFTAは明らかにNAFTA(北米自由貿易協定)をもじっている。

 NAFTAは発効してすでに二十年。いまさらトランプが撤廃を獅子吼しても、これは条約の改正にあたり、議会の承認が必要。とても撤廃は無理である。

 RCEPの最初の構想は2011年のアセアン首脳会議での合意だった。翌年2012年に具体的な討議が開始され、13年5月、ブルネイで初回交渉が開始されてきた。
 多国間交渉であるためいきなりの合意はのぞむべくもなく、しかしうたい文句は参加の16ヶ国で人口が34億人、GDPは20兆ドルに達し、広域なFTAが実現すれば、貿易、投資、サービルが向上するというもの。
 このRCEPが将来のFTAAPの実現に繋がるとしている。

 しからばETAAPとは何か。
 これは「アジア太平洋自由貿易圏」で、アジア太平洋地域での関税や貿易を制限した措置、規則などを排除して、幅広い分野での連携強化を謳う構想だ。

 2006年のAPEC首脳会議では「FTAAP構想に関しての研究開始」が合意され、この米国を除外した構想に着目した米国が、いきなりTPP構想を打ち上げて、言ってみればFTAAPを拡大しようとして別角度から参入してきたということである。

 日本はさきにTPPを成立させることに米国と協調し、このFTAAPを後回しにする戦略をとった。
ところが二階にあがっているうちに梯子を外され、日本の狙ったTPPが不発におわって、日本としてはFTAAP交渉のテーブルに再度つくのか、どうか。

 中国は明らかに米国を排除した自由貿易圏の成立を急ぎ、俄然、主導権を握ろうと乗り出したという現状である。
 
――嗚呼、一難去って、また一難。

   □◇▽◎み□◇▽◎や□◇▽□ざ○◎□○き◎□▽▽ 

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