健康・美容・その他の悩みお役立ち情報

健康食品、サプリメント、美容、化粧品その他の悩みのお役立ち情報を発信します。

書評(そん3)しょひょう : 黄文雄『世界を感動させた日本精神』(ビジネス社)

2017-03-30 06:38:19 | 書評

書評(そん3)しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

 武士道の系譜から切腹というヤマト魂を説く熱い日本精神礼讃
  世界はなぜ武士道と切腹という儀式に瞠目したのか

 ♪
黄文雄『世界を感動させた日本精神』(ビジネス社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 最近は文明史から宗教の領域にまで手を伸ばしてきた黄文雄節の最新作である。副題は「台湾人だからわかる本当は幸福な日本人」。

 昨今の出版界は日本を再評価する作品が並ぶようになった。この方面では田中英道、渡邊昇一、日下公人各氏の力作が並ぶが、黄節は異色である。

 なにしろ、この新作で黄氏は、切腹の歴史を長々と語られ、三島由紀夫、特攻隊の生みの親、大西瀧治郎から乃木希典、白虎隊、保元平治の乱へと溯る。

 記録による切腹は日本の場合、縄文時代に遡及でき、『播磨国風土記』には、女神の切腹入水の既述がある。

『続古事談』には藤原保輔の例が、『太平記』では六波羅探題で、越後守仲時以下431名の北条武士の集団割腹が語られている。

 これら先駆たちのことはともかくとして黄氏は続ける。

 「維新以後の割腹は高貴な精神の表れとして、軍人以外の人たちにも広まりました。(中略)ハラキリは日本文化そのもの、名誉と節操を守る死に様です。

それは士農工商の階級を問わない」礼儀作法であり儀式であり、「これら日本の武士道精神、自死の精神に対して、欧米列強は別の目で日本に瞠目刮目せざるを得なくなった」

 そして近代に入っても乃木将軍夫妻の割腹があり「そのおりの作法が『十文字腹』です。?川幕府によって殉死が禁止されてから約250年、この事件は日本内外に衝撃を与えた」(97p)

 「国風が形も心も崩れ去ろうとする欧化洋風優勢の時代にあって、森鴎外は乃木の武士的な生き方と死に方を断固として称賛、『阿部一族』を頂点に一連の文学作品を世に問いました」

 日本礼讃の論客が多いからと言って、ここまで言い切った言論人はいない。

 福沢諭吉は『痩我慢の説』で書いた。
 「数百千年養ひ得たる我日本武士の気風を傷ふたる不利は、決して少々ならず、得を以て損を償ふに足らざるものと云ふ可し」。

 民族の魂を、外国人の視点から論じた労作である。
    ◎◎□▽◇○◎□▽◎◇□□◇◇

『社会』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 書評(その2)しょひょう :... | トップ | 【デヴィ】『森友学園にまつ... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

書評」カテゴリの最新記事