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香港のレストランでデモクラシーを叫ぶ、銅鑼湾時代広場11階SML


香港の銅鑼湾(コーズウェイベイ)の時代広場(タイムズスクエア)の
11階にあるSMLというレストランです。SMLというのは洋服とかで言う
Small Medium Large(大中小)のこと。何でこういう名前なのかと言う
と、料理が大中小と三種類の量で選べるというからなんです。

彼らはこれを「食事のデモクラシー」と言っております。大食漢もいれ
ば、小食の人もいる、空腹の人もいれば、小腹が空いている程度の人も
いる、それがみんな同じ分量だとしたらそれは逆に公平ではない。とい
うわけで、すべての人のニーズに応じた分量で食を提供できるというの
がこのお店のユニークなコンセプト。公平な満足を与えられるというこ
とで、このお店では、これを「食事のデモクラシー(民主主義)」と
声を大にしてアピールしています。



この上の写真のように、前菜から、メインから、デザートまでSMLと
三種類のサイズから選べるようになっているのです。こういう発想の
お店はどっかに前例があるのかもしれないのですが、私はちょっと聞い
たことがありません。ピザとかはサイズで選べるのはあるし、定食屋で
もご飯大盛りとかは選べるところもあるのですが、こういうレストラン
でSMLのスリーサイズを導入したというのはちょっと画期的です。

この上の写真の真ん中のクラムのリングイーニ(スパゲッティボンゴレ
かと思ったのですが、このお店のメニューを見るとこういう名前でした)
が地上の看板に出ていて、それがあまりに美味しそうだったので、この
お店に誘導されてきてしまったのでした。このお店のことは全く知らず、
三つのサイズが選べるお店だということも全く知らずに、このお店に
来たのであります。



こちらがお店の入り口。高級レストランではなく、汎ヨーロッパの
カジュアルレストランという位置づけです。イタリアンもあれば、
タパスもあれば、アメリカンもあり、バーガーもれば、バーもあると
いうジャンル的には高級ファミレスといった感じです。

入り口は特に魅力的でもない雰囲気なのですが、実は内装はちょっと
トレンディー。普通のテーブル席もあるのですが、こんな感じの大学
の学食風の長テーブルがあったりもします。



ロンドンとかではこういうのがトレンディーなんだそうであります。



そしてまた屋外のテラス風のところもあります。これはちょっとした
穴場という感じですね。大都会の真ん中でビアガーデン気分を楽しむ
のもよいかもですね。

メインのエリアからは、キッチンも見えています。



そういえばこういうお店はロンドンとかでも行ったことがあるような。
ロンドンのSOHOにあったラーメン屋がこんな感じでした。

SMLのレストランのデザインをしたのは、アレクシー・ロビンソン
というオーストラリア人の女性デザイナー。この人ロンドンでレスト
ランのインテリアの仕事をしていたんだそうです。



こちらはメニューですが、一番上にSMLのデモクラシー宣言が英語で。
まあこれも一種のマニフェストなんでありましょう。食事の量を3つ
に分けるとにより、万人に等しく満足を与えられるというメッセージ。
こういうメッセージには結構感動してしまいます。

基本的にはこのお店は大人数で行くのが楽しいのでしょうが、私は
一人でこのお店に入りました。一人だと、ちょっと居心地が悪い感じ
もします。バーエリアに行けば、一人でも浮かないのでしょうが、
学食のような場所にぽつんと一人だとちょっと孤独感があります。

でも一人のメリットとしては、小さいものを頼めば、普通よりも
種類の多さを楽しめるということに気付きました。まずは、サラダ。



ロケットとパルメザンチーズにバルサミコのドレッシングです。
このサイズで(と言っても比較するものがないのでわかりにくいの
ですが)スモールです。
あまり期待していなかったのですが、味はちゃんとしたイタリアン。
黒っぽいバルサミコ酢がとてもいい味です。

普通、メニューには、「サラダ」とか「前菜」というくくりになって
いるのですが、ここのお店のカテゴリーはちょっと変っています。
こちらがメニューのカテゴリー。

FOOD / DRINK
bits 'n' bobs(これはちょっとしたおつまみの意味)
liquids (液体物、つまりスープのこと)
raw & green (サラダ類のこと、カルパッチオやサーモンも入る)
pasta or rice (パスタ、リゾット関係)
land (地上、つまり、ビーフとかチキン、ポーク、ラムなど)
sea (海のもの、つまり魚介類)
sides(料理の添え物のベジタブル、ポテト類)
happy ending(デザート関係、ハッピーエンディングというのが
ちょっと洒落ています)
ice cream(アイスクリーム、これはそのまんま)

ちょっと考えないと、逆にわかりにくいですね。英語力が必要です。

普通は、サラダを取ったら、スープとかは取らないのですが、
スモールのミネストローネも取ってみました。こういう技ができる
のもSMLのメリットです。



すごく小さなお皿にスープが入っています。これもなかなかの味。
カップスープくらいの分量ですね。でも味は本格派です。

さて、メインですが、リングイーニのクラムを注文しようと思った
ら、何と売り切れ。それが食べたいからここに来たのにショック。
悩んだ末、ウニのリングイーニにしました。こってりクリーム
ソースです。



これでミディアムです。サイズをわかりやすくするために携帯
電話を置いてみました。見た感じ、ミディアムにしてはちょっと
量が少ないという気がしました。

リングイーニはちゃんとアルデンテになっているし、きちんと
イタリアンになっています。

さて、これで〆てトータルは...
194ドルです。(2200円くらい)
量が少ないわりにちょっと高いという感じ。
サービス料の10%が含まれてはおりますが。
民主主義は結局は各自の負担も覚悟しないといけないということ
ですかね?

このレストランのサイトはこちらです。
http://www.smlrestaurants.com

最後にこのお店の名刺が、入り口のカウンターの上にありました。



洋服のタグの形をしているのが素晴らしいです。
裏面に住所が印刷されています。
こういう発想はなかなかよいですね。

よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。

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コメント
 
 
 
素敵なお店! (のりすけ)
2010-07-09 04:26:55
雰囲気のあるいいお店ですね!
LMSがあるなんてナイスアイデア(^-^)
これならちょっとだけ食べたいなと思うときや
子供さんなどにもいいな~と思います。

こんなお洒落なお店が日本にもあったらいいな!
 
 
 
発想 (南の国の会社社長)
2010-07-09 09:13:12
のりすけさん、こんにちは。
そういえば、スターバックスとかの飲み物も、
トール、グランデ、ヴェンティというふうにサイズ分けしてありますね。
マクドナルドのポテトもSMLがある。
食べ物とサイズに分けるというのは珍しくないのですが、
これをレストランの料理のすべてに応用したという発想が
ユニークだったんですね。
こういうお店は日本でもすぐ出てくるかもしれませんね。
 
 
 
でも喰うらしい (ヒサダ)
2010-07-09 12:30:44
 これは素的なことですねえ。お気づきかどうか分かりませんが、ヒサダは少食なので、たいていS程度で満足できると思います。いいなあ。
 SMLというお店ですか。早速、日本上陸もありかなと。ヒサダは当然、SM(AL)Lです。
 参考までに拙ブロ;少食・高冷化(http://hisada.blog3.fc2.com/blog-date-20050904.html)でSML待望論をお読みください。
 では、また。
 
 
 
小食の論理 (南の国の会社社長)
2010-07-09 12:52:49
ヒサダさん、世界の小食派を代表して(?)のコメント
ありがとうございます。今度選挙があったら世界小食党として
出馬するのもよいかと...でも当選しそうにないですね。(笑)
たしかに小食の人には、こういうシステムはよいですね。
一定の量だと、無理して食べると苦痛だし、体にも悪いし、
残すと罪悪感が残るし、いたずらに生ゴミの量を増やすこと
になってしまうし、また、ご飯の量を減らしてと言っても
値段を安くしてくれるわけではないですしね。
そういえば、中華料理では大小とサイズをわけているところが
多いですね。でも中華はもともと量が多いです。一人とか二人
ではいくつも注文ができません。中華のSMLもあるとよいですね。
また、高齢化人口がどんどん拡大している日本では、それほど
食べなくてもよいので美味しいものをちょっとという人も多い
はず。またダイエット中の女性の方も少なめの量のメニューが
あるのは歓迎だと思います。
日本でもSMLのニーズは十分あるようですね。
日本のレストラン経営者のみなさん、ファミレスチェーンの
経営企画のみなさん、すぐに経営会議で議論されては?


 
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