自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

モンゴル2日目

2024-07-02 | 海外旅行

今回の旅のハイライトは2日目、この年になって人生初の体験をして来た。

何かというと乗馬と遊牧民の家ゲルでの宿泊体験。

朝食前にホテル近くを散策、雨季なのに雨降りそうになく快晴、しかも14度とクール。   

フラワーホテルはモンゴル初の日系ホテル、大浴場ありがウリ。

なので日本人はもちろん韓国人中国人で朝食はごった返していてビックリ!

確かに散策してたら大型バスが6台駐車していたっけ。

出発の朝ガイドのガーナさんが今日は18度から27度位まで上がりますとの事。

彼女は日本に2年間語学留学していて、帰国後ガイドの仕事を始めて8年。   

とても気さくでモンゴル語のこんにちわを教えてと頼むと、センベノ~ン。

有難う バヤルンダ~、さようなら バヤルテ~。

今日の最初の観光はチンギス・ハーン騎馬像でバスでホテルから2時間。

テレルジ国立公園にあるチンギス・ハーン騎馬像。     

馬の尻尾からエレベーターに乗って上がり、さらに階段を上がると展望台。  

たてがみ(鬣)が展望台になっていて、騎馬像の大きい事と言ったら……。  

台座の上に銀製40mの騎馬像が立っていて、その大きさに度肝を抜かれた。

騎馬像の下はこんな風になっていて、韓国人がわんさかやって来て急に煩くなった。    

内部は博物館になっていて、世界で初のパスポートが展示されていた。

      

 

日本のお布施の様にブーツにモンゴル紙幣が投げ込まれていた。  

モンゴルらしいどこまでも続く大草原を感じた展望台だった。

2カ所目は遊牧民が実際に暮らしているゲルを訪問した。

途中に車窓からの景色を撮りながら。

   

ゲルに入る前ガーナさんが入口低いから頭注意、敷居を踏まない事と教えてくれた。

天窓と柱2本でできているゲル、釘を1本も使わず玄関は南向き。  

男3人で1時間半程で組み立てる事ができるとか。

年に4回位引っ越すそうだが、30年位はもつそうだ。

そんな説明を聞きながら乾燥ヨーグルト、バター、沖縄のサーターアンダギーみたいなお菓子。

それと馬乳酒のおもてなしを受けた。

ゲル内は思ってたより広く、厳冬の冬のモンゴルではストーブは必需品。

木ではなく乾燥させた牛や馬の糞を燃料にすると聞いた。

馬乳酒はアルコール度が低いから子供でも大丈夫と言っていた。

やって来ました乗馬体験、どこまでも続く草平線(勝手に名付けた)の大草原で。

実はあまり動物が得意ではないので、きっと馬の方で分かるのではないかと不安を抱えて。

鞍の上に乗っていざ動きだしたら、時々頭をブルブルさせるしヒヒ~ンと鳴いて……。

隣のSちゃんの馬とぶつかったり、振り落とされないように手に汗。

20分程の乗ったというか、係の人が手綱を持ってしゃなりしゃなりと歩いたというか。

今までタイで象、モロッコのサハラ砂漠でラクダには乗った事があったが馬は初。  

ついでに中国四川省でパンダ、オーストラリアでコアラを抱っこした事あり。

翌日太ももと股関節が凝っていて、笑えたキンチョウの夏、モンゴルの夏。

楽しみなランチのレストランまで凸凹が激しい悪路をバスで走って。

朝食はカリカリベーコンとかどれも美味しかったので、ランチも期待してたのに……。  

ショーロンポーが羊の味がモロ出ていて臭くて、一口食べてムリだった。  

揚げたモンゴル餃子(ホーショール)も同じく羊肉だった。

こっちの方がまだマシで、背に腹は代えられぬとばかりに全部食べたが。

食後はテレルジ国立公園にある、パワースポットのアリアバル寺院観光。

テレルジ国立公園はウランバートルから車で2時間、1800mの高地にある大草原。  

四国がすっぽり入る広大さ、高山植物が咲く渓谷、澄んだ清流、豊かな自然あり。   

テレルジ国立公園は日本で見るのもあったが初めての高山植物もあり、自然が豊か。  

長い160段の石段を上って中へ入ると千手観音様が。

鐘を思い切り叩いて振動を両手に感じて、するとキレイな身体に生まれ変わるとか。  

吊り橋を渡って更に岩山に近い寺院へ、いや~ホント雨でなくてラッキー。

  

モンゴルはチベット仏教が多い。 

   

寺から更に上へ歩いて韮ばかり食べていて、緑色のミイラになったというミイラレパを見た。

派手派手仏像は寺院の上へ上がったミイラレパが安置してあった内部にあり。

    

モンゴルの人々の信仰の深さを肌で感じたアリアバル寺院。

さすがにミイラレパ老婆は気持ち悪くて写真を撮る気にならず。

4月に行ったインドでも民衆の信仰の凄さを目の当たりにしたが、モンゴルも。  

寺院の周りのマニ車を押して回しながら歩いてお祈り。

アリアバル寺院の入り口。  

岩山が迫った場所にあったアリアバル寺院。

  

カラフルな高山植物、草原の緑、岩山、ちょっと北アルプスの雰囲気に似てるかも。   

  

アリアバル寺院とミイラレパにお布施をして来た。

寺院は高い場所にあるのでメッチャ雄大な景色が見下ろせた。

  

寺院から下りて来てから、1時間程ゆっくり散策しながら花鑑賞。

  

160段の石段を下るのが惜しい位、天候に恵まれ眺望がよかった。  

それからテレルジ国立公園のホントに亀そっくりの亀岩で下車観光。  

亀岩は丘の上にある15mの大岩で、信仰の対象になっているそう。

近くに落っこちそうな大岩もあった。

 

テレルジ国立公園内にゲルに宿泊できるツーリストキャンプが幾つもあり。

それらを車窓から眺めながら今宵の宿ゲルに思いを馳せて。  

その中の一つテレルジヒルズロッジが今夜の宿。

キャンプと言えば初めてのテント泊は半世紀+数年前に遡る。

大学1年の夏合宿で北八ケ岳白駒池のほとりでの数日間。

北アルプス燕岳から上高地までテント泊で数日間の縦走をしたり。     

4年の間に多々の山に仲間と登って以来、ハマった登山が今現在も……。

ツーリストキャンプにあるゲルまでバスで走りながら、国土の80%が草原というのを実感。

私とSちゃんのゲルはNO.10、まずベット2台、シャワーもトイレもあり。  

ベット脇には裸電球、床暖房もありだったけど必要なし。

すっかり遊牧民になった気分に浸りながら、しばしゲルで二人でお喋り。

その後楽しみにしていた馬頭琴の演奏で、食事をしながら3人の演奏に耳を傾けた。   

真ん中の人の歌が物凄い声量で腹の底から響く音を出していた。

それと高音と低音の両方を一緒に出してて、これにはみんなマジック!

演奏が15分位しかなかったのが残念!  グヤーシュというシチューのような煮込み、羊の臭みはなし。

モンゴルでは野菜が採れないので、全部輸入に頼っていると聞いた。

でも毎回生野菜が出て来て、観光客が食べ尽くしているのでは……と。

民族衣装デールを着る機会に恵まれ、Sちゃんと嬉し気に記念撮影会。 

演奏と食事は別棟のレストランで。

夕食後高山植物を探しながらゲル周辺を一人散策。         

             

まだまだ明るくて寒くもなく快適な癒しのひと時、モンゴルにいる実感を味わった。        

  

子供たちの遊具はもちろんプールもあった。 

やがて日が暮れて来た~。

       

ガーナさんが腐るほどあるといったエーデルワイスがあちこちで見られた。

我らのゲルに戻ると灯りが灯っていた。

またまたビールでお疲れサマー。

裸電球のみ点けて2枚薄い掛け布団をかけて就寝。

 

 

 

 

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