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衆議院選挙7 強引な立憲民主党持ち上げ報道

2017-10-20 19:43:30 | 政治
※「衆議院選挙1 民進党の矜持とは」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
※「衆議院選挙2 民進党と立憲民主党」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
※「衆議院選挙3 民主党政権時と現在の経済の比較」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
※「衆議院選挙4 マスコミの立ち位置」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
※「衆議院選挙5 日本外交の復活」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
※「衆議院選挙6 憲法九条に自衛隊を明記」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。

終盤戦を迎えた10月22日投開票の衆議院選挙。
10月3日、民進党の枝野幸男氏によって立憲民主党が誕生してから、テレビ、新聞を中心としたマスコミの異様な立憲民主党持ち上げ報道が始まりました。
マスコミによると、枝野幸男氏は「筋を通した(己の信念を曲げず、希望の党には入らず新党を立ち上げた)」とのことで、そこから「立憲民主党は筋を通す良い政党だ」という形で持ち上げる報道をしています。

筋を通したとのことですが、今回の衆議院選挙において民進党の両院議員総会では、希望者全員で希望の党に入ることが「満場一致」で決まりました。
これは国民に支持されていない民進党で戦ったのでは選挙に勝てないと見て、当時勢いのあった希望の党から出馬して議席を手に入れようとしていたのは誰の目にも明らかです。
そして枝野幸男氏自身も、民進党での「憲法改正反対」「集団的自衛権反対」といった政治主張を真逆に曲げて一度は希望の党に入ろうとしていました。

この時点で筋が通っていないのは誰の目にも明らかです。
実際には希望の党に入ろうとしたものの入党を断られたため、行き場がなくなって立ち上げたのが立憲民主党です。
党代表の枝野幸男氏以外にも、最高顧問の菅直人氏や政調会長の辻本清美氏も希望の党に媚を売る発言をし、お断りされるまでは入党したい気持ちを露わにしていました。
ところがマスコミはそこには触れず、立憲民主党持ち上げ報道をしています。
これはマスコミとしては何としても自分達の政治主張とよく合う立憲民主党に勢力拡大してほしいと思っていて、そのためになりふり構わなくなっていることが見て取れます。
テレビと新聞の総力を上げた立憲民主党持ち上げで、立憲民主党に投票する国民を一人でも増やしたいということです。
普段の報道姿勢から見て、朝日新聞、毎日新聞、中日新聞(東京新聞)、NHK、TBS、テレビ朝日などのマスコミは次の政治主張を持っています。

憲法九条改正反対
自衛隊反対
在日アメリカ軍反対
集団的自衛権反対
安倍晋三首相反対
オスプレイ反対
靖国神社反対

他にマスコミの政治主張によく合う政党の筆頭に日本共産党がありますが、露骨に反日左翼政党の印象があり国民の支持を得づらいため、代わりに立憲民主党持ち上げ報道をしているものと考えられます。
2009年の衆議院選挙で民主党持ち上げ報道をした時と同じ状態です。

テレビでは「枝野幸男氏が聴衆から大人気」「枝野幸男氏はネットでも大人気」などとも言っています。
ネットを見ている人は知っていると思いますが、枝野幸男氏は極左過激派暴力集団の「革マル派(革命的共産主義者同盟マルクス主義派)」との繋がりが深く、革マル派関連団体から800万円の献金を受けていたことも明らかになっています。
革マル派は中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)や民青同(日本民主青年同盟)などと同じく、公安調査庁の監視対象であり、紛れもない反社会的勢力です。
「枝野幸男氏はネットでも大人気」は明らかな嘘であり、実際には「革マル派と繋がりの深い枝野幸男氏」として知られ、人気はないです。




また、新聞では「立憲民主党のツイッターのフォロワー(読者登録をしている人)が急増して大人気」という特集をしていました。
これもツイッターを見ている人は知っていると思いますが、急増したフォロワーの大半が、つぶやいた回数ゼロ、フォロワー数ゼロの突然作られたアカウントです。
わずか2、3日で10万人を越えたフォロワーの大半がそんな状態という異様さだったことから、一人の人間がフォロワー数を水増しするためにいくつものアカウントを急きょ作ったりしたのではと指摘されています。
フォロワー数だけ見ると今や日本の全政党で最大になりましたが、その大半が幽霊フォロワーで、中身が空っぽ状態なのが特徴です。

これらの露骨な立憲民主党や枝野幸男氏に対する持ち上げ報道は、ネットで実態を知っている人なら嘘であると気づくことができます。
ところが、中高年世代に代表されるテレビと新聞しか情報源がない層、もしくはテレビと新聞は正しいと信じ込んでいる層は、持ち上げを鵜呑みにしてしまうことがよくあります。
テレビが「立憲民主党は筋を通す人達の素晴らしい政党」と言えば「そうか、素晴らしい政党なんだな」となり、新聞が「立憲民主党のツイッターが大人気」と言えば「そうか、ツイッターでも大人気なんだな」となります。

このように、嘘でもお構いなしにテレビと新聞で毎日立憲民主党を持ち上げる報道を続けると、「そうか、立憲民主党は良い政党なんだな。よし、投票しよう」と洗脳される人が自然と出てきます。
これは問題だと思います。
特にテレビには「放送法」という法律があり、その第四条において報道について規定されています。

第四条  放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たっては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
二  政治的に公平であること。
三  報道は事実をまげないですること。
四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

四条の二に「政治的に公平であること。」とあり、立憲民主党ばかりを持ち上げて応援報道をすることはこれに違反しています。
四条の三には「報道は事実をまげないですること。」とあり、「枝野幸男氏はネットでも大人気」といった報道はこれに違反しています。
四条の四には「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。」とあり、立憲民主党や日本共産党、社民党などが主張する「憲法九条改正反対、集団的自衛権反対」の意見ばかりを取り上げることはこれに違反しています。
しかし現状ではこの放送法を無視した「偏向報道(特定の意見に偏った報道)」が行われています。
放送法違反でもお構いなしに偏向報道を繰り返しています。
最近マスコミは「フェイクニュース(虚偽の報道)」という言葉を使い始めていて、「ネットにはフェイクニュースが多いから気をつけよう」と言っています。
ところが最もフェイクニュースを流しているのが他ならぬテレビと新聞なため、自分達のことを棚に上げてよく言えるなと思います。

「21世紀は情報戦の時代」という言葉がありますが、これはそのとおりだなと思います。
ネットが発達したため昔に比べてテレビと新聞を鵜呑みにする人(世論誘導に乗る人)は減りましたが、テレビと新聞もなりふり構わない強引な世論誘導をするようになってきました。
私は「嘘でも何でも良いから持ち上げて無理やり人気にしよう」というやり方は良くないと思います。
そのような人達に世論を捏造されるのは嫌です。
マスコミのなりふり構わない立憲民主党や枝野幸男氏の持ち上げ報道に惑わされず、冷静に見られる国民が多いことを願います。


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