老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

映画「七人の侍」と、映画のインターミッション 

2020年11月24日 19時24分57秒 | その他

 最近は、ツレアイの就寝時刻が早いので、その後ウィスキーを横に置いて、TVの映画やドラマを見る機会が多くなりましたが、昨夜は映画「七人の侍」を見ました。

 ご存じの監督・黒澤明、主演・三船敏郎/志村喬の余りにも有名な1954年の東宝作品で、いまだに日本映画の代表作といえるでしょう。

丁 度私が中学生になった頃で、確か年末の正月準備に忙しい時に、掃除などを終えて一休みしている時に、親父が「台所の準備は、男は役に立たんから、邪魔にならんように映画でも行こか・・・」と連れて行ってくれたような記憶があります。

 映画館でのリバイバル上映も数回見に行きましたし、TVでも何度も放映されましたが、殆どがある程度カットされた作品でした。
今回はカットなしの放映ということで、3時間半をTVの前でウィスキーを片手に釘付けでした。

 ストーリーや素晴らしい主役や脇役陣のお陰で、全く飽きずに、初めての映画の様にひきこまれていましたが、やはり白黒映画ならではの迫力というものも改めて感じました。


 所で、今回の放映はカットなしで、しかも上映時と同じく、間に休憩時間(インターミッション)がありました。

 最近は、それ程映画館に足を運んでいる訳ではないので、最近の映画事情は良く知りませんが、昔良く見た映画には休憩時間(インターミッション)が結構ありましたね。

 私の記憶に残っているだけでも、日本映画では「人間の條件」がそうでしたし、特に洋画に多くて「風と共に去りぬ」「十戒」「ベン・ハー」「大脱走」「史上最大の作戦」や「ディア・ハンター」などを覚えています。

 久しぶりに、経験した休憩時間(インターミッション)について少し調べてみました。

 WIKIPEDIAによると
・映写の際、上映用フィルムを巻き取ったリールを映写機にセットして上映するが、リール1本に巻き取れるフィルムの長さには限界がある。このため、リールを2本以上必要とする長さの映画では、映写機にセットしたリールを交換する必要があり、当時はリール1本を上映し終わったら、途中休憩(インターミッション)を入れて、その間にリールを交換して、上映を再開していた

・その後、映画館ではフィルム映写機を2台設置するようになり、映写機を交互に使うことで、上映を途切れさせることなくリールを交換できるようになった。 

・更にその後、ノンリワインド装置が登場したり、フィルムを使わないデジタル上映が登場したため、リール交換そのものが不要になってきている。

・しかし、観客に休息を与えるためや、映画館での飲食物の売り上げを伸ばすため、インターミッションは入れられ続けていた。

・作品によっては、上映プリントにサウンドトラックのみが記述された映像の無いコマが設けてあり、インターミッション中も映写は続いており、場内には上映プリントに刻まれた音楽のみが流れる。この場合、その音楽(もしくはインターミッションそのもの)を間奏曲と呼んだりし、作品の上映分数にインターミッションの時間も含まれている

・2015年の段階ではそのような長時間の映画はほとんど制作されなくなり、作ったとしても前後編に分けて公開し、入場料を2回取ることで採算を取るようになってきている。

ということでした。

 インターミッションにも歴史ありということです。(まさ)


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