老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

人間の行動学(北山君遺稿) Chistes編 その⑫  ~永遠のライバル?~

2019年10月11日 19時32分47秒 | 北山君 遺稿集(人間の行動学)
 前回は永遠に続く女性と男性の話でしたが、今回は常にどちらが優れているかを競う隣国とのお話しです。
 かってのアルゼンチンでの生活を振りかえると、隣国ブラジルとの競争意識は想像以上に強かったですが、東南アジアでは、隣国同士でこのような見難い競争が無いようにしたいですね。(まさ)


 一人のアルゼンチン人が、避寒で暖かいブラジル北部の観光に行って、海岸沿いのレストランで、海を眺めながら食事をしておりました。
そこに小麦色に日焼けしたブラジル人が、口にチュウーインガムを噛みながら、腰をひねりながら、入って来てアルゼンチン人の側に・・・

 食事を邪魔されたくないアルゼンチン人、見向きもしないで・・・、それを見たブラジル人、相手にされていないのにカチン!と・・・

 ブラジル人が話し掛けました「オラ! アルゼンチンから来たんだろ・・・」
アルゼンチン人、相手にせずに海を見ながら食事を続けていると
「アルゼンチンじゃ、毎食、パンを全部食べるのかい?」とブラジル人。
『シィ~』とだけ答えたアルゼンチン人、煩わしそうな顔で食べ物を口に・・・、
(※ オラ(hola)=Hello。  シィ~(si)=Yes)

 「おお~、の~、ブラジルじゃ全部食べないよ!中身の柔かいところだけ食べて、外側の固いのは以前は捨てていたけどな、今は質の悪い小麦粉と混ぜて加工して、アルゼンチンに輸出しとるのよ」とブラジル人は早口で。
それには答えずに、もくもくと食事するアルゼンチン人・・・
クチャクチャとチューインガムを噛むブラジル人、

 更に続けて「アルゼンチンじゃ、朝食にマーマレードをパンにつけて食べるのかい?」
再び『シィ~』とだけのアルゼンチン人・・・、

 「ほぉ~、私たちは”の~”なのよ、私等は朝食にゃね、新鮮な果物を食べるの。
その果物の食べない皮や種などの残り物は、二次加工してマーマレードにし、アルゼンチンに輸出しているんだよ!」と顔を紅くし、見下す顔で・・・

 アルゼンチン人、煩わしくてたまらない顔をしながら、口をクチャクチャさせているブラジル人に
『ここじゃ、使ったコンドームはどうしてるんだい?』と。
「そりゃ~あ、ごみ箱に捨てておるに決まってるじゃないか。幾らでも有るからな」

 アルゼンチン人は即座に
『そうかい、アルゼンチンじゃな、捨てないんだよ。使ったコンドームを集めてな、加工してチューインガムにしてブラジルに輸出しておるんだ!』と。

教訓;
 スポーツにおいて、会社業務において、エキサイティングなライバル心、闘争心が欠かせない。それが存在することで、ライバル同士に向上心が生れ育まれるのである。学校においても、同じ会社内でも・・・
 このライバル心、もちろん、適正でエキサイティングな競争心が必要、大事なことであり、それが発展と進歩になることを忘れてはいけない。
そう云う心、精神を持ち合わせない人には、幸運の女神は訪れる事は無いのだ。

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