春風駘蕩 -しゅんぷう たいとう-

のんびり、気ままに送る日々の日記…だったら、いいなぁ。

ありがとう・・・。

2009-02-16 01:01:55 | 日記
2月1日に、愛犬のシンベヱが死にました。
死ぬ1、2週間前から様子がおかしかったので心配していたのですが、1月の終わり頃には自力で立てないほど弱ってしまっていました。
外犬で16年、寿命だったと思います…。

ちょうど16年前の1月の終わりごろ、捨て犬だったシンベヱを拾ったときのことは良く覚えています。
雪の降った次の日のことでした、訪問先のマンションの入り口に捨てられて震えていました。
拾ったときは、鼻水ばかり垂らしてたので「忍たま乱太郎の、シンベヱみたいだ。」
と、メスなのにシンベヱと名づけられてしまいました。
朝と夜、1日2度の散歩…季節が巡るのを一緒に楽しみました。
無芸な犬でしたが、傍に居るだけで心が和みました。

文章では語りつくせないほど、たくさんの思い出があります。
死んでから2週間、考え事をするとシンベヱを思い出してしまいます。
そんな感じだったので、ブログを書こうという気にもなりませんでした。

今日、もう昨日か…ブリーダーが20匹以上の犬を餓死させると言うニュースを見ました。
エサ代が負担になると言う理由でした。
里親を見つける気になれば、いくらでも見つかったと思います。
しかし、そのブリーダーは8万以上で売らなければ赤字だと言うことで手放すことをしなかったようです。
人間の身勝手で、たくさんの犬が死にました。
捨て犬だったシンベエも、あの時オレと出会わなければ死んでいたのでしょうか…。
そう考えると、シンベヱは幸せだったのでしょうか。
幸せだと思っていてくれたでしょうか…。

時が経てば、寂しさも薄れていくことでしょう。
でも、シンベヱが傍に居てくれた幸せは忘れずにいたいと思います。

シンベヱ、16年間一緒に居てくれてありがとう。