東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小麦の種まき

2007年11月13日 | 麦,穀類,雑穀

 昨日からの晴天で、最初は稲の脱穀をしようと思いました。しかし、稲がまだ半乾燥状態だったため脱穀はできません。代わりに遅れていた小麦の種まきをすることにしました。しかしながら、今日は雨が上がってから二日目のためまだ畑の土が湿っています。このような時に耕耘すると、土が泥土化してしまう恐れがあります。私は三日続きの晴天の三日目に耕耘をすることにしていますが、その三日目が仕事のため種を蒔けません。仕方なく雨上がりから2.5日目である今日の午後から耕耘して小麦の種を蒔くことにしました。
 午前中、バイクの調子も見るためにも久しぶりに上野原に行ってみることにしました。最初五日市を通って甲武トンネルを通って上野原に行きました。そして高速道路をバイクで走って家に戻りました。150ccバイクでは高速道路はちょっと厳しいです。250ccのバイクの時は追い越し車線も走れましたが、150ccの排気量では追い越し車線は怖くて走れません。

         甲武トンネルを抜け、野原の旧ゆずり原村に


 旧ゆずり原村は、かつて長寿村として知られていました。以前、道路事情が良くなくて、二台の車がすれ違いできないような狭い道路ばかりでした。台風がくると大水で道路が寸断されることもありました。車を持たないお年寄りは出かけるには徒歩しかありません。斜面を降りたり上ったりする生活が健康に良かったのでしょう。今日は暖かい日差しのためか、のんびりと白菜などの冬野菜を世話をしているお年寄りを多く見かけました。

          今では放置されている斜面の畑がちらほらと


 上野原から帰るとちょうど正午でした。この晴天では畑の土も乾いていることでしょう。早速耕耘機で浅く畑を耕耘してみました。すると、まだ湿った土でしたが小麦の種を蒔くにはさしさわりがないことがわかりました。次に、耕耘機の除草ロータリー幅に合わせて種を蒔く畝幅を決めます。畝幅に沿って小麦の種を直線に蒔けるように巻尺で小麦の畝を決めました。

   種をまく畝幅に石灰でライン            種を蒔く直線ライン
 

 小麦の種を直線に蒔けるように巻尺を畝幅に沿って引きました。そして、その巻尺に沿って耕耘機で種を蒔く窪みを作りました。以前は耕耘機に鋤を取り付けて窪みを作りました。鋤を使った方が早く窪みを引けるのですが、今回はロータリーの抵抗棒で窪みを作りました。

            巻尺に沿って種を蒔く窪みを耕耘機で作る


 種を蒔く窪みができると、いよいよ小麦の種まきの開始です。最初厚く種まきすると、後で蒔く種が足りなくなってしまいます。全体の種の量を考えながら、均等になるように種を蒔きました。

                 畑に麦の種を、すじ蒔きで蒔く


 種まきにはドリル蒔き、散蒔き、カブ蒔きなどいろいろな蒔き方がありますが、この畑では昔からのすじ蒔きをしています。ちなみに、現代の機械化された麦つくりではドリル蒔き、除草剤を使うのであれば散蒔き、寒くて霜柱の害が多いところではカブ蒔きをします。今日は小麦だけ種まきしましたが、種取り用の大麦と裸麦の種は後で種を蒔きます。その畝だけは空けておきました。

               小麦の種を畝に沿った窪みに均等に蒔く


 種を蒔き終わると種の上に土をかけます。クワを使って厚さ2cm程度に土をかぶせます。二週間後には発芽すると思います。今年は休日が雨ばかりだったので種まきが二週間程度遅れてしまいました。寒さで成長が遅れないか少し心配です。

             クワで麦の種の上に土をのせる

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エンドウ豆の種まき、耕耘機... | トップ | 稲の脱穀作業、サツマイモ掘り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

麦,穀類,雑穀」カテゴリの最新記事