カメラを片手に

ヒガンバナで

蒸し暑い夜で午前4時前から降り出した雨、低気圧の西進で次第に本降りに。
肌寒さを覚えた午前9時に20.2℃と最低気温を示している。

50㎜ほど降った雨も、昼過ぎには上がりそう、若草山が姿を現す。 
      12時

今日で彼岸明けですね。お彼岸が近ずくと不思議と咲き出す花はといえば
ヒガンバナ・彼岸花・石蒜 』、園芸種リコリスは多彩な花色がある。
日本固有植物と思うが、中国長江流域原産の史前帰化植物とされており、
最古の史料は室町時代『続群書類従』でこの時代には貴重な植物のようだ。
「木蛇詩」に「人の曼珠沙華を恵まれしを謝す」とあり、
「山科家礼記」1491年に室町八代将軍・足利義政が茶花として用いたとも。

サンスクリット語で「天界に咲く花」を指す『曼殊沙華・マンジュシャゲ』
は別名になり、この季節によく合う言葉だが、紅色より白花彼岸花が似合う。

球根にはアルカロイド毒があり、「毒花」「痺れ花」とも呼ばれ、田の畔や
土葬の墓をモグラ等から守る目的で植えられていたとされているが・・・。

お墓で見れば「死人花」「幽霊花」「地獄花」そのものですね。
でも球根には澱粉が含まれ、水に晒すと毒性が失われ飢饉に備えていたとも。
      9/23

花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花だけが咲きますね。
仏より痩せて哀れや曼珠沙華』 夏目漱石 

                               9/24
様子から「天蓋花」「狐の松明」「狐のかんざし」「剃刀花」とも
まんじゆさげ蘭に類ひて狐啼く』 与謝蕪村 

                                9/24
開花期も一週間ほど、その前に人に折られてしまうかもしれません。

 『いつまで生きる曼珠沙華咲きだした』 種田山頭火
      9/24

「葉見ず花見ず 」と称されるように葉が出てくるのは秋の終わり頃で、
その葉も夏には枯れて・・・逆サイクルですね。

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