9時頃の12.9℃に。東の春日奥山を見れば水蒸気が立ち上り、芝そして木々
からも一段と萌黄色が溢れ出し「山笑う」ですね。
でも大気の不安定さは続いており、時折雨も・・・。
10時
この目に優しい山笑うは中国北宋時代の山水画家「郭熙」が画論「臥遊録」で
春山淡冶而如笑
夏山蒼翠而如滴
秋山明淨而如粧
冬山慘淡而如眠
「春山淡冶にして笑うが如く」と擬人化したことが俳句の季語に。
若草山
若草山ハイキング④若草山二重目からの眺望は
経路図
三重目から下ると、鹿さんが物欲しそうに顔を出す。
料金所は二重目と三重目の境の細い稜線上に置かれており、
この稜線上からは二重目の頂上を避け、二股に分かれる。
ここを抜けると、
一気に景色が広がる。
東大寺大仏殿も見えてきました。
下から鹿が寄ってきた。カメラ目線をとお願いすると、御蓋山を背景に
そして若草山頂上をも背景に入ってくれました。
遠く高円山を望遠で・・・火床がはっきりと
夕陽を浴び気持ちの良い下り、
一重目の茶屋の傍の桜、その後ろに大仏殿も大きくなってきました。
この下山路に埋設された消化栓があるあたり、ドライブエーから
消防車が入れる道との合流地点が、冬の若草山の山焼きの打ち上げ
花火の場所になり、防火帯やフェンスで芝と区分けされている。
市内が一望なのに設置されたベンチには誰も・・・。前回は左の
南ゲートへの降り口で芝の急な下り坂、今回は右の北ゲートへの
降り口を選択、一重目茶屋の傍から木々に囲まれた階段の降り口だった。
抜けると
芝の斜面に面した階段を下ります。ど真ん中にお二人が・・・
斜面の下では鹿さんが草を食む。
ここまでくれば、市内を見渡せるのは最後に。
遠くの生駒の山々も・・・
『逆光に山笑ひつつ暮れなづむ』 佐藤春夫
二月堂から暮れなずむ奈良市内を見にいきましょう。
(次回に続く)
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