カメラを片手に

水無瀬神宮へ

霧雨が降る朝七時、気温は13℃と11月の気候の奈良、霧の中に林が
浮かんでいます。
11時

夕方からは寒気の吹き出しで一時は寒くなるらしいが、もみじの葉
散らないで残り、今年も暖冬でほぼホワイトクリスマスは期待薄、
スキー場も年末寒波を待つしかないらしい。

九月下旬に訪れていた『水無瀬神宮』のお話を
目的は「名水百選」に選ばれた「離宮の水」を頂きに伺つたのですが、
平安時代、水無瀬の地に後鳥羽上皇の離宮・水無瀬殿があり、上皇の
死後、臣下の水無瀬信成親子が菩提を弔ったのが、水無瀬神宮の始まり
『増鏡』に、「えもいはずおもしろき院づくりして、・・・
       はるばると川にのぞめる眺望いとおもしろくなむ」と
当時の離宮の様子が描かれているそうです。

場所は大阪府三島郡島本町にあり、鎮守の森の中に続く参道があり、


50mほど進むと、薬医門形式の「神門」で桃山時代の建立です。


祀られた名刀を盗みに入ろうとした石川五右衛門、神威により門内
へ入れず、立ち去る折の残された手形が・・・といわれる。
 



門をくぐると、右側にご本殿があります。


京都御所の旧内侍所の旧材を用いて寛永年間に移築され、最初に
お参りをすると神前に塩が置かれており、いただいてまいりました。


本殿前に有名な「都忘れの菊」は、今年はダメなようです。
順徳天皇が流された佐渡の地で菊の花を好まれた父・後鳥羽上皇を
偲び、行在所に咲く野菊を『都忘れの菊』と命名されたそうで、
佐渡より移植されたものです。
『いかにして 契りおきけん白菊を 都忘れと名づくるもうし』と
 

そして主目的の『離宮の水』の汲み場へ。神門の左側になり、
ペットボトル3本まで無料でいただくことができます。
水無瀬川の伏流水でサントリーの山崎蒸留所と同じ水系になり、
硬度は平均87.0㎎/lで軟水です。


この水、神宮の神饌に用いられ、神聖な井戸水が、茶道の初期から
利用され続け、現在成人の日に 水無瀬神宮では大茶盛が催されます。
また神宮内の庭園に、 重要文化財の茶室「灯心席または灯心亭」と呼ぶ
数寄屋風書院があり、貴族好みの茶室で江戸時代初期に後水尾天皇から
下賜され、 御所から移築されたと伝えられている。
隙間からのぞきました。
 

なおこの名水で連れ合いは「名水立て」をして、
おいしく茶を頂いたようだ。

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