四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

ごみ処理新施設建設費安くするため行田市所有の場所と比較検討せよという市民の請願否決。これで協議がすんなりと進むのか。いや混迷が続くのか・・・

2019-11-18 07:14:17 | 日記
●15日(金曜日)は、鴻巣行田北本環境資源組合の議会(議長:工藤日出夫)は、令和元年第3回(11月)定例会を開き、閉会したのが午後6時半でした。朝9時から休憩をはさんで、9時間半というロングランでした。特に鴻巣行田北本3市の市民2221名が署名した「行田市所有のクリーンセンター隣接地と現建設候補地とを、比較検討することを求める」請願が審議されることから、たくさんの傍聴者が来ました。組合議会初めての記名投票になりました。結果は、賛成6人、反対7人で「不採択」になりました。(議長は投票しません)新聞記事参照(2019.11.16読売新聞)


●記名投票でした。賛成(白票)者:鴻巣市議会選出/坂本晃・阿部慎也。行田市議会選出/小林修・高橋弘行・吉田豊彦。北本市議会選出/湯沢美恵。反対(青票)者:鴻巣市議会選出/加藤秀樹・川崎葉子・田中克己。行田市議会選出/町田光・江川直一。北本市議会選出/桜井卓・黒澤健一。(敬称略)

●請願の主たる趣旨は、平成26年から鴻巣市・行田市・北本市の3市で進めているごみ処理新施設の計画を、「建設事業費を安くし、安定的に運営する」ために、石井行田市長(組合副管理者)が選挙で公約した行田市所有(小針地区・ごみ処理建設地)地を使った場合と現在建設地予定の鴻巣市安養寺の建設費(611億円)を比較検討していただきたいという市民の要望(請願)でした。市民は、現在の予定地は「低湿地(軟弱地)で浸水(鴻巣市のハザートマップ2~5m)する可能性があるので、多額の造成費が必要になる」と指摘しています。

●10月28日に議会に示された概算費用を見ると、施設建設費331億7,000万円+周辺整備費45億3,000万円=合計376億円のうち、粗造成(土壌の入れ替え・盛土)
・土木工事費46億円、水路・温浴施設・売電鉄塔等約40億円位を加算すると、900億円近い費用が考えられます。そういう意味で鴻巣市安養寺の建設事業費には、地質地形からの課題があります。それに対し、行田市に建設の場合は、単純比較で約65億円少ないという試算を行田市は出しています。市民は、これらを比較し、建設費の縮減を図ってくださいという請願でした。(納税者なら普通の感覚でしょうか・・・?)

●賛成された鴻巣市議会選出の議員と北本市議会選出の議員は「建設地は軟弱地で水害も懸念され、土木工事等の付帯工事費がかかり過ぎる。小針の場所と比較検討し総事業費の縮減を図るべきである」と討論されました。反対された鴻巣市議会選出者の議員は、「地元は「迷惑施設」を受け入れた。ここまで積み上げてきた」からという趣旨の討論でした(611億円の事業費を容認か?)。またある議員は、「現在示された建設費は高額(611億円?)で縮減すべきだが、これまでの経緯と理解した地元住民への配慮、現建設予定地における総事業費の圧縮に最大限の努力をする」と反対討論されていました。(ぜひ、圧縮していただきたい)

●議会は決議機関ですから、討論で何を言うかはそれぞれです(言論の府)。しかし、議員個々の賛否で「議決」の結果が出れば、それがすべてです。それは議員の判断ではなく、議会(機関)の判断(意思)です。今回の議案(請願)は、事業費を安くしたい(土木工事を少なくしたい)。安定的に運営したい(地質・地形が自然災害にも強い?)。そのためには現計画地の事業費と行田市小針のごみ処理施設建設可能な土地と比較検討してくださいということです。それに議会は、その必要はないという結論を出しました。「安くしたい」と討論し請願を否決(反対)した議員がいますが、議会は検討しないと意思決定しましたから、安くできる可能性(落札減は別)はかなり難しいと思いますが・・・。

●私は議長ですから賛否に参与していません。個人的な意見は申し上げにくいですが、新聞報道(添付;読売新聞)にあるように、「約束(選挙公約)を守るために今後も説得する」と石井行田市長がコメントしています。ということは、正副管理者会議での協議は続くのでしょう。仮に私が行田市長の立場なら、基本的な対応は同じでしょう。6年間協議し、迷惑施設ということではあるが、このような軟弱地盤を知りながら、土木工事費の概算費用提示をここまで引っ張り、可動期限(令和6年)のぎりぎりに提出(公表)するやり方には、3市の共同事業という誠意が感じられない。建設用地がないなら黙ってついて来い。「はい。ついて行きます下駄の雪」とばかりではないでしょう。

●特にこの請願は行田市長が提出したわけではありませんから、議会の意思とは別に執行部(正副管理者会議)や3市市長会議での協議は難航するでしょう。石井副管理者は協議で一時凍結も提案しています。また、建設費等の負担の予算に同意しなければ、予算措置はできず混迷は続きます(原口管理者は、予算提出は3市の同意が前提)。現実的に、行田市が抱える課題は、611億円に対する負担金140億円(補助金抜き:私の試算)に現在の小針の施設の解体費用(約5億円とも)と最終分の残土の整理(約30億円とも)といわれ、深刻なのはよくわかります。北本市も120億円程度の負担です。これに行田・北本市長が、いつ同意するのかが、今後の焦点と見ています。現在の中部環境センターの長寿命化について、客観的かつ合理的な結論を出し、戦略的な立て直しの上対応することも必要ではないでしょうか。道に迷ったら元に戻る。急がば回れ・・・
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